田中久重は実在していた

浅野和之が出演するTBSドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の第6話「坂本龍馬の闇」についての解説と感想の後編です。


このページは「JIN-仁-2(完結編)-南方仁は秘密結社「フリーメイソン」だった?」からの続きです。
南方仁(大沢たかお)が長崎にある精得館(長崎養生所)で講義を行ったとき、講義を熱心に聞いていた岡田(浅野和之)という人物が居た。
実は岡田というのは偽名で、本名は田中久重(たなか・ひさしげ)だった。田中久重は有名だから、混乱を避けるため、岡田という偽名で講義を受けていた。
これはJIN2第6話のプレゼントクイズになっているので、ついでに答えをネタバレしておく。
第6話の問題は、『偽名を使って仁の講義を聞きにきていた「岡田」の本名は?フルネームでお答えください。』で、答えは「田中久重」である。
さて、JIN2(完結編)に登場した田中久重は、江戸時代に実在した人物で、東芝の基礎となる会社を設立した人物である。
南方仁(大沢たかお)が田中久重(浅野和之)に豆電球を渡したので、豆電球のエピソードが現在の東芝につながって行くのだろう。
なお、豆電球は、JIN1の第1話で南方仁(大沢たかお)が江戸時代へワープしてきた時に所持していた物である。
南方仁は、橘恭太郎(小出恵介)を手術する前に、ペンライトを使用している。おそらく、電池が切れたので、ペンライトを分解して、豆電球を渡したのだろう。
さて、田中久重は、からくり人形や万年自鳴鐘(万年時計)や蒸気機関などを製造したことで有名で、「東洋のエジソン」「からくり儀右衛門」などと呼ばれている。
トーマス・グラバーを知らない歴史音痴の南方仁(大沢たかお)が、田中久重(たなか・ひさしげ)の名前を知っていることには違和を感じたが、田中久重は医療器具も作っていたようなので、医療器具関係で名前を知っていたのだろうと解釈した。
南方仁(大沢たかお)が田中久重(浅野和之)に、「先生は医療器具を作ってらっしゃるんですよね。他には何を?」と言っていた。
田中久重(浅野和之)がどのような医療器具を作ったのかは不明だが、南方仁(大沢たかお)は無尽灯を知っていたし、田中久重が医療器具を開発したのであれば、南方仁が田中久重の名前を知っていたとしても不思議ではない。
なお、南方仁(大沢たかお)が第6話で「むじんとう」と言っていたが、この「むじんとう」は「無人島」ではなく、田中久重が発明した「無尽灯(無人灯ではない)」のことである。
ちなみに、アニメ「名探偵コナン」に、「カラクリ吉右衛門(きちえもん)」と呼ばれる天才カラクリ人形師の三水吉右衛門(しみずきちえもん)が登場する。
おそらく、名探偵コナンに登場する三水吉右衛門のモデルは、「からくり儀右衛門」と呼ばれた田中久重である。「JIN2-仁(完結編)第7話のあらすじ」へ続く。
ドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の原作や主題歌については、JIN-仁-2(完結編)の原作や主題歌をご覧ください。

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