高校生レストランで食中毒が発生

藤井武美が出演する日本テレビ系ドラマ「高校生レストラン」の第4話「まご茶漬」の感想です。


第4話のあらすじは「高校生レストラ-第4話のあらすじ」をご覧下さい。
高校生レストランで食中毒が発生した。しかし、食中毒は高校生レストランで花御膳を食べた犯人・高科悠平(織本順吉)の仮病だった。
腹痛を訴えて病院へ運ばれた高科悠平(織本順吉)は、検査を拒否して帰っていた。それに、高科悠平は、これまでに何度も救急車を呼んでいたことも判明した。
高科悠平(織本順吉)は高校生レストランの評判を落とすための実行犯であり、黒幕が存在して欲しかったのだが、やはり、黒幕は存在しなかった。
高科悠平(織本順吉)は娘も都会に嫁ぎ、6年前に妻に先立たれた独居老人だった。
おそらく、高科悠平は誰かにかまって欲しくて、高校生レストラン食中毒事件を起こしたのだろうが、その動機が私には理解できなかった。
相河町には約5000人の老人がおり、老人会もあるし、ゲートボールもしている。だから、高科悠平(織本順吉)は寂しいのであれば、老人会へ参加すれば良い。
「まごの店」がオープンしたので問題が解決したように思えるが、元々、相河町には老人会があるので、「まごの店」の必要性は感じなかった。ストリー的には無理があった。
それに、老人のための新メニューが「松阪牛のすき焼き茶漬け」というのも理解が出来ない。なんとなく、「松阪牛のすき焼き茶漬け」はコッテリしていて、老人の体に悪そうだ。
「松阪牛のすき焼き茶漬け」は800円と値段が高いので、年金暮らしの老人には高いのではないか。身寄りのない老人を喜ばすのが目的なので、安価な料理の方が良いのではないか。
高校生レストランは人件費を考慮しないので、原価率は推定40%から50%である。なぜ「松阪牛のすき焼き茶漬け」は800円もするのだろうか。
料理クラブの米本真衣(川島海荷)は本当に食べる側(老人)の気持ちを考えて、「松阪牛のすき焼き茶漬け」を発案したのかも疑問である。
私が老人なら、「松阪牛のすき焼き茶漬け」よりも、新香を乗せた水茶漬けを食べたい。
水茶漬けとは、洗ってヌメリを取ったご飯に水を注ぐだけの料理である。作り方は簡単だが、高級料亭のメニューにもある一品で、非常に旨い。しかも、安い。
一方、別の視点から見ると、お茶漬けは腰の軽い食べ物なので、あまり老人の交流には向かないと思う。
「腰が軽い」とは、客が席に着いている時間が短い(客の回転率が良い)という意味で、例えば牛丼で有名な吉野家は、腰が軽い店である。
反対に、客が席に着いている時間が長い(回転率が悪い)ことを、「腰が重い」と言う。お好み焼き屋は、腰が重い店の代表である。
お茶漬けは、作るのも食べるのも時間がかからないので、客の回転率を上げるのには良いが、老人の交流には適していない料理だと思う。
老人の交流をテーマにするのなら、作るのにも食べるのにも、それなりの時間が必要とする料理の方が適していると思った。
もっとも、老人会などを改善したり、充実したりする方が、老人の交流に望ましいことは、明らかである。
さて、「高校生レストラン」は、混雑したら年寄りが入ってこられないとの理由から次の土曜日だけ、年寄り限定とする「まごの店」としてオープンすることになった。
ドラマ内では、別嬪さんの川瀬真奈美(三吉彩花)が老人と話していて思いついたと言い、店名を「まごの店」にすることを提案した。調査に出た川瀬真奈美らは、老人に「孫みたい」と言われたことが理由のようである。
しかし、実際にはモデルとなっている「まごの店」は、産地直売施設「おばあちゃんの店」の隣にオープンしたから「まごの店」と命名している。
さて、第4話は「まごの店」をオープンしたため、花御膳200食のノルマ(目標)はどうなったのかが、分からなかった。花御膳200食のノルマは高校生レストランのノルマで、孫の店では関係ないのだろうか。
ドラマ「高校生レストラン」は面白いのだけど、底が浅い。もう少し深く掘り下げて、調理クラブ員の坂本陽介(神木隆之介)側をメーンにすれば、面白くなると思う。次回に期待したい。「高校生レストラン第5話のあらすじ」へ続く。
ドラマ「高校生レストラン」の原作と主題歌は、「高校生レストランの原作と主題歌」をご覧ください。

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コメント欄

あこれが今流行の
人のこと中傷して無責任発言のサイトですか?
呟きならまだしもサイト上で文字残すなら頭使え
食中毒とか見出しにしたらビックリするやん

  • 投稿者-
  • 無礼者

コメントありがとうございます。ドラマの感想を書いているだけで、人を中傷する意図はありません。

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  • 管理人