高校生レストランはつまらない

堀本雪詠が出演する日本テレビ系のドラマ「高校生レストラン」の第5話「遠足VSコース料理」のつまらない感想です。


第5話のあらすじは「高校生レストラン第5話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
ドラマ「高校生レストラン」をそれなりに楽しんで観ているのだが、感想文を書くとなると、「つららない」という感想に達してしまう。高校生レストランは、料理にもストリーにも隠し味が足りないのではないか。
さて、遠足に参加した調理部員らは、高校生レストランで視察団に出す料理の仕込みをしている村木新吾(松岡昌宏)を手伝うかどうかで対立した。
米本真衣(川島海荷)は村木新吾を手伝おうと提案するが、「遠足を抜け出すと内申書に響く」「休みが潰れる」「もう予定を入れている」などの反対意見が挙る。
料理の道に進もうと考える料理派と、就職や進学を考えている派とが対する構図となった。
調理クラブの部員は多数決を取った結果、米本真衣(川島海荷)らは負け、手伝いたい者だけが村木新吾(松岡昌宏)を手伝うことになった。
相河高校の設定がよく分からないのだが、調理クラブの部員が全員同じ遠足先だったので、相河高校は全学年が一緒に遠足に出かけているようである。相河高校は過疎地の高校なのかもしれない。
高校生レストランへ向かったのは、米本真衣(川島海荷)ら13名なのだが、べっぴんさんの川瀬真奈美(三吉彩花)や長江彩那(村上友梨)らのホール係も混じっていた。
ホール係は、キュウリの切り方から選出したので、料理が下手な生徒だと解釈できる。だから、ホール係の川瀬真奈美(三吉彩花)らが手伝いに行っても戦力にならないのではないか、と疑問に思った。
高校生レストラン初のコース料理は、視察団の好評を得たが、コース料理の成功には疑問が残った。
つい最近まで満足に出汁巻玉子も作れなかった生徒たちが、たった1日(数時間)で初めて作るコース料理をマスターできるとは考えにくい。料理の大半は村木新吾(松岡昌宏)が作ったのだろうが、しっくりと来ない。
食中毒騒動を切っ掛けに作った「松阪牛のお茶漬け」の時も感じたことだが、ドラマ「高校生レストラン」のストリーには、先に料理が決まっており、後から強引にエピソードを当てはめたような不自然さがある。
おそらく、この不自然さが、ドラマ「高校生レストラン」がつまらないと感じる原因ではないだろうか。出演者も良いし、ドラマの雰囲気は良いのに、もったいない。
さて、相河高校の吉崎文香(板谷由夏)は調理師免許を取得していないことが明らかとなった。吉崎文香が調理師免許を取得しない理由は「お魚が触れない」からだった。
脈略もなく、調理師免許の話しになったので意味が分からないうえ、30歳を超えた吉崎文香(板谷由夏)が「お魚が触れない」などと言っても可愛いとも思えない。
「魚や虫が触れない」と言って可愛いのは、せいぜい中学生か高校生までである。40を目前にした女性が魚に触れないのでは、家庭料理も作れないだろうと連想するので、逆に欠点になる。
調理師免許の話しは恋愛に発展する伏線かもしれないが、村木新吾(松岡昌宏)と吉崎文香(板谷由夏)の恋愛など興味がわかない。
他人の恋愛を見るのなら、まだ若い方がマシである。ここはひとつ、坂本陽介(神木隆之介)と川瀬真奈美(三吉彩花)と長江彩那(村上友梨)とのフレッシュな3角関係を描いて欲しい。
さて、坂本陽介(神木隆之介)の実家の定食屋は経営不振に陥っているようである。
米本真衣(川島海荷)は第1話で、坂本陽介(神木隆之介)のカレーが好きだと言っていた。第1話では、よく分からなかったが、カレーは坂本陽介(神木隆之介)の実家の定食屋のメニューらしい。
高校生レストランのモデルとなった「まごの店」は、野菜の産地直売店「おばあちゃんの店」の隣でオープンしたから「まごの店」という名前になった。
ドラマ「高校生レストラン」では、「おばあちゃんの店」というキーワードを坂本陽介(神木隆之介)の実家の定食屋で表しているのかもしれない。
現在、おばあちゃんの定食屋は客が来ずに、カレーが全く売れないようなので、定食屋の経営を立て直さなければならない。
ここは、第1話で発生した鯖節混入事件にヒントを得て、カレーに鯖節の出汁を加えて、カレーうどんを作ってはどうだろうか。
うどんなら、既に高校生レストランで作っているし、既にあるカレーにうどんを加えるだけだから、メニューを変えたくない祖母も納得すると思う。
そういえば、坂本陽介(神木隆之介)は完璧に右手を使いこなしているのだが、もう利き腕を矯正する伏線はもう改修したのだろうか?謎である。
ドラマ「高校生レストラン」の原作と主題歌は、「高校生レストランの原作と主題歌」をご覧ください。

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