呪いシートの正体はノイロシート

桐谷健太が出演するTBSドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の第8話「歴史に逆う命の誕生…」の視聴率と感想です。第8話の視聴率は18.8%でした。


第8話のあらすじは「JIN2(完結編)第8話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
JIN2の第8話にノイロシートが登場した。ノイロシートとは、脱脂綿を圧縮加工した手術用のコットンシートのことで、赤十字(株)の商品である。
江戸時代にノイロシートが存在したかは不明だが、発売元の赤十字(株)は、1968年(昭和43年)9月に「ノイロシート」で商標登録を行っている。
企業は人気商品の類似する商標名を押さえることがあるので、「呪いシート」「ノロイシート」の商標も調べてみたが、いずれも商標登録はされていなかった。
さて、JIN2の第8話では、仁友堂の医師らがノイロシートのことを「呪いシート」と言い、南方仁(大沢たかお)がいちいち「ノイロシートです」と訂正する面白い一幕があった。
佐分利祐輔(桐谷健太)らはノイロシートのことを「呪いシート」と呼んでいたが、もちろんノイロシートで呪いがかかることはない。ただし、ノイロシートを体内に残したままにしておくと、ガーゼオーマになる可能性はある。
ガーゼオーマとは、体内に残ったガーゼが臓器と癒着する症状のことである。自然にガーゼが体内に入ることは無いので、ガーゼオーマの原因は手術ミスである。
一方、江戸時代の人々は神社に通って呪いをかけていた。神社に神木にわら人形を打ち付ける「丑の刻参り」は、江戸時代に現代に伝わる「丑の刻参り」の形式が確立されたとされている。
呪いは、科学的には立証されていないが、心理学的には「ノセボ効果(ノーシーボ効果)」であるとされている。
ノセボ効果とは自己暗示の一種で、暗示がプラスに作用する効果を「プラシーボ効果(偽薬効果)」と呼び、暗示がマイナスに作用する効果を「ノセボ効果」と呼ぶ。
江戸時代の神社は社交場の1つだったため、神社で相手の名前を書いて呪いをかければ、呪いの噂は人伝えに呪われた人間にまで伝わる。
このため、呪われた人間は自己暗示により、不幸になるというのが、呪いの原理とされている。つまり、簡単に言えば呪いの正体は、「病は気から」ということだ。
そういえば、南方仁(大沢たかお)が歴史を変えようとすると、呪われたように謎の頭痛に襲われている。謎の頭痛の原因は、ノイロシートを頭部に置き残したことによるガーゼオーマなのかもしれない。
さて、JIN2の第8話で大政奉還が成立した。勝海舟(小日向文世)が南方仁(大沢たかお)に見せた手紙には、坂本龍馬(内野聖陽)が建白した船中八策(せんちゅうはっさく)ならぬ船中九策が記されていた。
船中八策とは、次の政府(明治政府)が執る8つの基本方針(憲法)を記した書である。
JIN2に登場した手紙(船中九策)には、この船中八策に、南方仁(大沢たかお)が坂本龍馬(内野聖陽)に教えた保険制度を追加した9つの基本方針が記されていた。
この船中八策を記した書は実存していないため、船中八策の逸話が事実かどうかは不明である。創作という説もある。
JIN2の第8話では登場していないが、船中八策よりも興味深いのは、「新政府綱領八策」である。
新政府綱領八策とは、坂本龍馬が18667年(慶応3年)11月に書いた直筆の書である。新政府綱領八策は博物館に実存しているので史実である。
「新政府綱領八策」には、船中八策の基本方針の他に、次期政権の総理の名前が伏せ字で記されている。
新政府綱領八策には、8策の後に「○○○自ラ盟主ト為リ 此ヲ以テ 朝廷ニ奉リ 始テ天下万民ニ 公布云々」(原文ママ)という一文がある。
これを簡単に訳すと、「○○○が次の総理大臣とする」という意味である。「JIN-仁-2(完結編)の感想の後半」へ続く。

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