逃亡弁護士が柏田事件(カシワダケース)の真相に迫る
上地雄輔の主演ドラマ「逃亡弁護士」第10話「真相・陰謀暴く…真相へ」のあらすじとネタバレの後編です。このページは「逃亡弁護士・第10話のあらすじ」からの続きです。
黒川(鈴木亮平)は携帯電話で何者かから指示を受けた。黒川は路上に立っていた成田誠に近づいていき、ポケットに隠し持ったナイフで刺そうとしたが、携帯電話に着信が入ったため、成田を刺さずに通過した。黒川が携帯電話に出だ。計画は中止になったという指示だった。
二ノ宮絵美(石原さとみ)は父親の遺品のなかから出てきたメモを成田誠に渡す。メモは、裏取引で不起訴なったと噂されている事件について書かれていた。
成田誠はメモを見て推理する。二宮弁護士は柏田事件(カシワダケース)も同じように検察と柏田大臣との間に癒着があったと疑っていたのだろう。裏取引とはいえ、直接、接触すると警察の捜査が入る。そこで仲介者が必要だった。その仲介者がフクナガ(五十嵐事務長)だったのではないか。二ノ宮弁護士はフクナガの裏取引に気づいたため、殺されたのかもしれない。五十嵐事務長も殺された。柏田ケースの全てを抹消したい人間が検察の中に居るに違いない。
東京地検のトップ・長谷部秀一検察正(光石研)は、三枝亮子(矢田亜希子)を呼び出し、「我々、検察は最大の危機にある。司法の健全を保つため調べてくれ」と言い、真船丈(北村一輝)を内々に調査するように命じた。部屋を出た三枝亮子は微笑んだ。
真船丈(北村一輝)は廊下ですれ違う三枝亮子に「検察の正義を信じるか」と質問する。三枝亮子は「当然です」と答える。真船丈は「(死んだ警察官の)南も同じことを言った。だから殺された。検察に正義なんて無い」と言って去っていく。三枝亮子は呆然と見送る。
成田誠は、再審請求を勧めた大沢敏雄(田中哲司)から、「お前らを尾行している男が居た。刑務所で見た男だ。指に蛇のタトゥー(刺青)がある。」と忠告を受けて、蛇のタトゥー絵を受け取った。
成田誠は連光寺巧(豊原功補)に連絡する。連光寺巧は「柏田ケースまでたどり着いたか。お前の考えている通りだ。二ノ宮弁護士と同じようにカシワダケースを追っていた警視庁の南管理官(東根作寿英)も何者かに殺されている。(南管理官は)真船検事の親友だ」と言った。
成田誠は、「五十嵐事務長・二ノ宮弁護士・南管理官の3人が同じ人物に殺されていたのなら、実行犯にたどり着けるかもしれない。力を貸してください」と頼んだ。
連光寺巧は「無理をするな。検察すらお前の見方ではない。気をつけるんだ」と回答を濁して電話を切った。連光寺巧は苦悩する。
成田誠と二ノ宮絵美の2人は南管理監の娘で入院している南優希(高月彩良)を尋ねた。南優希に蛇のタトゥーの絵を見せると、南優希は父親が殺害されるシーンを思い出し、混乱して泣き叫んだ。スタッフが集まってきたため成田誠は逃げ出した。
病院から出ると真船丈と鉢合わせた。成田誠は逃げようとするが、真船丈は「成田。お前は冤罪だ。誰も殺していない。真犯人は別に居る」と言って呼び止めた。「逃亡弁護士の最終回」へつづく。
さて、原作では実行犯だった黒川も登場しました。柏田事件でかなり話が広がています。最終回で逃亡弁護士の成田誠が逮捕されるのですが、伏線を回収出来るのでしょうか?
柏田事件の裏取引から、真犯人(黒幕)は検察関係者のような演出になっていますが、東京地検トップの長谷部秀一(光石研)は主要キャストに入っていないので真犯人ではないでしょう。三枝亮子(矢田亜希子)は押尾学の覚醒剤裁判があるので、犯人役を引き受けるとは考えられません。
地検で残るのは真船丈(北村一輝)ですが、真船丈が黒幕なら成田誠を逃がす必要がありません。
やはり、真犯人の本命はアクサル法律事務所の連光寺巧(豊原功補)です。