霧に棲む悪魔-第50話のあらすじ-御田園陽一のジャケット
鶴田忍が出演する昼ドラマ最大のミステリードラマ「霧に棲む悪魔」の第50話のあらすじとネタバレです。
第49話のあらすじは「霧に棲む悪魔-第49話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。原作や主題歌については、「霧に棲む悪魔の原作や主題歌」をご覧ください。
龍村礼司の3回忌に現れた龍村圭以(入山法子)は、龍村礼司に手向けて、最後尾へと下がる。会場は龍村圭以の登場で騒然とする。弁護士の木島誠吾(鶴田忍)も目を見開いて驚いた。
木島誠吾(鶴田忍)は龍村玄洋(榎木孝明)の部屋へ行き、龍村圭以にソックリな女性が現れたことを報告し、龍村礼司の3回忌に顔を出すように促して、部屋を出た。
龍村玄洋(榎木孝明)は龍村礼司の写真に、「お前の娘が地獄から戻ったようだ。しかし、今頃はDNA鑑定の結果に慌てふためいているだろう」と語りかけ、高笑いした。
一方、会場では、ワインを手に持った北川弓月(姜暢雄)が、龍村家の当主としての挨拶を終えた御田園陽一(戸次重幸)に近づいていた。
北川弓月(姜暢雄)は本当のことを告白するように迫るが、御田園陽一(戸次重幸)は取り合わない。すると、北川弓月が御田園陽一にワインをかけた。
北川弓月(姜暢雄)は「失礼しました」と言い、新しいジャケットをを手渡す。御田園陽一はジャケットを着用するが、ジャケットはブカブカだった。
御田園陽一は「なんだこれは」と問うと、北川弓月(姜暢雄)は「16年前に御田園陽一氏ご本人がオーダーしたジャケットと伺っております。」と答えた。
御田園陽一(戸次重幸)は「16年前なら、あの火事で何もかも焼けたはずだ」と言うと、日浦晴香(京野ことみ)が老紳士・岡村を会場へ招き入れた。
老紳士・岡村は洋服屋だった。御田園陽一は16年前にコンサート用の衣装を岡村に注文していたが、火事以降は連絡が途絶えたため、岡村がジャケットを預かったままになっていたのだった。
会場が騒然とするなか、安原浅子(岡まゆみ)は「その男は偽物よ。本物の御田園陽一がどうなったかは、その男(戸次重幸)が知ってるわ」と告げる。
すると、蓮見依子(中田喜子)は「さすがは陽一さんね。いたずら好きの礼司さんも喜ぶわ」と言って近寄ると、御田園陽一(戸次重幸)に車のキーを渡した。
御田園陽一(戸次重幸)は「楽しんでいただけましたか。今度こそ自分の上着に着替えてきます」と言って、会場を逃げ出した。
その後、来賓は帰り、会場には関係者だけが残っていた。宮下時彦(矢島健一)や木島誠吾(鶴田忍)が質問をすると、安原浅子(岡まゆみ)は話し始めた。
安原浅子(岡まゆみ)は、御田園家で家政婦をしていたが、その後、東京へ移ったため、御田園陽一がウイーンへ旅立って以降は会っていなかった。
ところが、ある日偶然、安原浅子(岡まゆみ)は働いていた料亭の名簿で御田園陽一の名前を見つけた。安原浅子は挨拶に行ったが、まるっきりの別人だった。
しかし、話しを聞いてみると、御田園陽一は関西出身でチェロ奏者を目指して留学していたこともあった。さらに、両親を火事で亡くしており、本物の御田園陽一と経歴が同じだった。
そこで、蓮見依子(中田喜子)は安原浅子(岡まゆみ)に、「証拠はあるの?御田園陽一が偽物だという科学的な証拠はあるの?」と尋ね、影山仁(大沢樹生)に意見を求める。
影山仁(大沢樹生)も「DNA鑑定をしようにも、御田園陽一の両親は死んでいます。それに本物の御田園陽一はどうなったのか」と援護した。
蓮見依子(中田喜子)は「あの男(戸次重幸)は『ゴーシュは死んだ』と言いました。ゴーシュは陽一ぼっちゃまのあだ名です。あの男に聞けばわかるはず。私の話しを信じるか、はそっちのかって」と言って会場を出た。
荻野克次(逢坂じゅん)は廊下で、帰ろうとする蓮見依子(中田喜子)を呼び止めた。
一方、荻野美知子(広岡由里子)は「お嬢様ですよね」と言って、玄関ホールにいた龍村圭以(入山法子)に駈け寄っていた。
そこへ、龍村玄洋(榎木孝明)が階段から下りてくる。そして、龍村玄洋は「その女は圭以にはあらず。まっかな偽物だ」と言い放ったのであった。「霧に棲む悪魔-第50話の感想」へ続く。