JIN-仁-2(完結編)の最終回の感想とネタバレ
TBSドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の最終回(第11話)が終わった。文句なしの名作だった。最終回が終わったので、最終回のネタバレをまとめながら、感想を書く。
最終回のあらすじは「JIN-仁-2(完結編)の最終回のあらすじ」をご覧下さい。原作や主題歌については、JIN-仁-2(完結編)の原作や主題歌をご覧ください。
さて、JINの世界はパラレルワールドで構成されていた。パラレルワールドとは、同じような複数の世界が同時に並行して存在している世界のことである。
JINでは、世界Aに存在する医師・南方仁(大沢たかお)は、世界Aの江戸時代へタイムスリップしていると思っていたが、本当は世界Aの南方仁が世界Bの江戸時代へタイムスリップしていた。
だから、1つの世界に2人の南方仁が存在しており、世界Bの現代に戻った南方仁(包帯の男)は、病院の外階段で医師・南方仁と遭遇している。これでJIN2の最終回とJINの第1回がつながった。
タイムトラベルの話しになると、パラレルワールドやパラドックスの問題になる。
JIN2のようにループするタイムトラベルになると、「卵が先か鶏が先か」という問題と同じで、どこが起点かという問題が生じる。
ただ、JIN2はタイムトラベルがメーンの話しではないので、タイムトラベルの解説は省略する。
さて、胎児様腫瘍を抱えて病院の外階段を登っていた包帯の男の正体は、江戸時代から現代に戻ってきた南方仁だった。
現代に戻った南方仁(包帯の男)の目的は、橘咲(綾瀬はるか)の命を救うために、緑膿菌の治療薬「ホスミシン」を持って江戸時代へ戻ることだった。
流れ弾に当たった橘咲は緑膿菌(りょくのうきん)に感染してしまい、命を落とす危険があった。南方仁(包帯の男)が持ち出したホスミシンは、緑膿菌による感染症の治療薬だったのである。
一方、南方仁(包帯の男)が胎児様腫瘍を抱えていた理由は、包帯の男が病院の外階段を上っていた時と同じ状況を再現するためだった。
南方仁(包帯の男)は、自分が江戸時代へ戻ろうとしたのか、医師の南方仁を江戸時代に送ろうとしたのか、という疑問もあるが、南方仁が江戸時代へ戻ろうとしたと解釈するべきである。
なぜなら、ホルマリン漬けの胎児様腫瘍を手に持った南方仁(包帯の男)は、胎児様奇形腫に「頼むぞ1868年5月20日、戻してくれよ」と頼んでいたからである。
1868年5月20日とは、南方仁(大沢たかお)が現代にタイムスリップした日なので、南方仁(包帯の男)が生死をさまよう橘咲(綾瀬はるか)の元に戻ろうとしていたことが分かる。
ちなみに、彰義隊(しょうぎたい)が官軍と戦った上野戦争が発生した日は、1868年5月15日(旧暦)なので、南方仁のタイムススリップは上野戦争から5日後のことである。「JIN2-仁2(完結編)の最終回の感想-中編」へ続く。
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