キワドい2人(K2)神崎隆一と黒木賢司の黒幕ネタバレ感想文
TBSのドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課」の原作のネタバレ感想文です。
■キワドい2人-原作ネタバレ感想文
ドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課」の原作を読んだ。池袋署の刑事・神崎隆一と黒木賢司が事件を解決していくストーリーだった。
1冊に1話完結の短編が8話入っていたので、刑事物の小説としては、1話がかなり短いのだが、隙間時間で読めるし、テンポ良く話が進んでいくので、長編よりも、このぐらいの短編の方が読みやすかった。
原作者の横関大は、深田恭子が主演していたドラマ「ルパンの娘」の原作も書いているのだが、「ルパンの娘」よりも今作の方が分りやすかった。
今作は、理論派の神崎隆一と型破りな黒木賢司とのコンビが、テンポ良く事件を解決していくので、一気に読めた。
第6話の「祝儀」では、黒木賢司が結婚する神崎隆一の為に犯人の逮捕を譲って手柄を立てさせるというエピソードが描かれていた。
このエピソードは実話で、史実の警察官も結婚前に手柄を立てさせてくれるというシステムになっている。
警察官の結婚相手は、警察によって、結婚相手の家族に犯罪者が居ないか、変な思想の持ち主が居ないかなど、チェックされるので、自然と警察官同士の結婚が増えるようだ。
警察官の平均年収は700万円なので、警察官同士が結婚すれば、世帯収入は1400万円に成るというわけだ。
黒木賢司が毎晩、飲み歩いているいうのも、公務員だから、なせる技なのだろう。
そして、毎晩のように飲み歩いている経験を生かし、黒木賢司が事件解決に導くというエピソードもあり、なかなか面白い原作だった。
ラーメンの伏線もあって、原作の最終回の結末も、悪くは無いのだが、黒幕が登場するような事件はなかったのが残念だった。
「キワドい2人-K2-池袋署刑事課-原作の最終回と結末のネタバレ」へ続く。
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