半沢直樹-平山一正と平山美幸(南野陽子)のモデルは落合善美

堺雅人が主演するTBSの倍返しドラマ「半沢直樹」に登場する電脳雑伎集団の社長・平山一正(土田英生)と副社長・平山美幸(南野陽子)のモデルの紹介です。

■平山一正と平山美幸のモデルは実在した

電脳雑伎集団の社長・平山一正(土田英生)は、商社を辞めて、妻・平山美幸(南野陽子)とIT企業「電脳雑伎集団」を設立しています。

商社出身のIT企業の社長といえば、IT企業「インデックス」の社長・落合正美(男)が有名なので、モデルは落合正美だと考えられます。

ということは、妻・平山美幸(南野陽子)のモデルは、「可愛すぎるIT社長」の落合善美(旧姓は小川善美)ということになります。

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■モデルと実話のネタバレ

平山一正(土田英生)のモデル・落合正美(男)は、昭和34年(1959年)生まれの東京都出身。慶應義塾大学を卒業して大手商社の「日商岩井(双日)」に入社しました。

その後、日商岩井の子会社「POVアソシエイツ」の社長に就任して、パソコン通信の「ニフティサーブ」に関連する事業を手がけていたのですが、閥争いに巻き込まれて会社を去りました。

その後、落合正美は「ジェットツアー」のオーナに頼まれて、赤字の広告代理店「ノザークBNS」の社長に就任すると、社名を「インデックス」に変更し、業容もIT関連へと変更します。

そのようななか、親会社の「ジェットツアー」が倒産。泥船から逃げ出すように社員は辞めていきました。

しかし、「インデックス」などという無名の会社が求人を出しても社員が集まらないので、落合正美は古巣「POVアソシエイツ」から、平山美幸(南野陽子)のモデルとなった落合善美を呼び寄せます。

落合善美は、昭和40年生まれ、東京都出身。一橋大学を卒業後、大手商社「日商岩井(双日)」に就職しました。

やがて、落合善美は経営企画部から広報部へと配属されます。これは出世コースだったのですが、営業希望だった小川善美は辞表を出しました。

上司の説得により、辞表を撤回したのですが、辞表を出したという噂が広まっており、職場には居づらくなってしまいます。

そのようななか、子会社「POVアソシエイツ」への出向を命じられ、「POVアソシエイツ」へと出向し、上司・落合正美と出会います。

「POVアソシエイツ」時代に、落合善美は上司・落合正美と不倫関係に発展したと言われています。

それから4年後、落合善美は、そろそろ本社に戻れるだろうと思っていたのですが、日商岩井の社長陣陣を巡る派閥争いから、落合善美の先輩などが飛ばされ、本社には戻れなくなってしまいました。

そのようななか、落合善美は、元上司・落合正美に誘われたので、潰れかけのIT企業「インデックス」に入社します。

「インデックス」はポケベルに情報を発信する事業を手がけていたのですが、女子高生はポケベルから、PHPや携帯電話の時代へと移行し始めていました。

そこで、落合善美は、女子高生に目を付け、iモードで恋愛運の占いに特化した「恋愛の神様」を開始します。

iモードが普及していなかった時代で、初めは全く売り上げが無かったのですが、次第に売り上げが増えていき、これはヒットするという確信が生まれました。

やがて、携帯電話(Iモード)の普及にともない、「恋愛の神様」は爆発的にヒットします。

そして、落合善美は2000年にインデックスの副社長に就任し、2002年には37歳で社長に就任。2004年にはジャスダックに上場を果たしました。

こうして落合善美は、「可愛すぎる女社長」「天才カリスマ美人IT社長」となったのです。

そして、インデックスは積極的なM&Aで業容を拡大し、日本を代償するIT企業へと発展します。

2007年には落合善美は不倫を実らせ、会長の落合正美と結婚したのですが、積極的なM&Aが裏目となって赤字を計上するようになり、このころから循環取引を使った粉飾決算を始めたようです。

しかし、2010年に取引先の日本振興銀行が破綻した煽りを受けて資金繰りが悪化し、2013年に民事再生法の適用を申請し、一時代を築いた「インデックス」は倒産していまいました。

このように、インデックスの社長・落合正美と副社長・落合善美は、商社「日商岩井(双日)」出身のIT社長なので、平山一正(土田英生)と平山美幸(南野陽子)のモデルと考えられます。

ただし、平山一正(土田英生)が経営するIT企業「電脳雑伎集団」のモデルは、「インデックス」ではありません。

「電脳雑伎集団」のモデルはライブドアなので、解説は「半沢直樹-電脳雑伎集団のモデルはライブドア」をご覧ください。

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