半沢直樹が伊佐山泰二(市川猿之助)に倍返しだ
堺雅人が主演するTBSの倍返しドラマ「半沢直樹2」(東京セントラル証券)のあらすじとネタバレです。
このページは「半沢直樹2(東京セントラル証券)-あらすじとネタバレ」からの続きです。
■横取りの犯人
半沢直樹(堺雅人)は新たな買収案を作り、電脳雑技集団を訪れるが、社長・平山一正(土田英生)は買収案を見ることなく、断った。
不審に思った半沢直樹が契約相手について尋ね、「2重契約は出来ない契約だったはず」と指摘すると、副社長・平山美幸(南野陽子)が「アレは向こうから契約を持ちかけてきた」と口を滑らせた。
電脳雑技集団を出た半沢直樹は、電脳雑技集団のメーンバンクが東京中央銀行だったことに気付き、渡真利忍(及川光博)に電話して、東京中央銀行で1500億円の買収案件の予定はないか尋ねると、渡真利忍が「証券部の方で1500億円の稟議をかける予定になっている」と教えた。
渡真利忍(及川光博)が「何の話しだよ」と尋ねると、半沢直樹(堺雅人)は「前に内から奪った案件の相手は、東京中央銀行だ」と教えた。
電脳雑技集団は東京セントラル証券に買収アドバイザーを依頼する予定だったが、東京中央銀行は電脳雑技集団に買収アドバイザーの契約切り替えを持ちかけた。
電脳雑技集団は数年に海外進出したとき、東京中央銀行から数百億円を借りており、東京中央銀行からごり押しされれば断れない。
しかし、問題なのは、東京中央銀行がどうやって、買収アドバイザーの話しを知ったのかということだ。
副社長・平山美幸(南野陽子)が「アレは向こうから契約を持ちかけてきた」と口を滑らせたので、情報の出所は東京セントラル証券しかない。
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■伊佐山泰二の謀反
一方、東京中央銀行の役員会議では、証券営業部長の伊佐山泰二(市川猿之助)が電脳雑技集団の買収案の稟議を議題にあげた。
三笠洋一郎(古田新太)の助力を得て既に根回しは終わっており、他の役員は事前に稟議書に目を通していた。
大和田暁(香川照之)は全く知らなかったので、「どういうことだ」と驚くが、伊佐山泰二(市川猿之助)は大和田暁を無視して話を進めた。いとも簡単に1500億円の稟議が通った。
こうして、伊佐山泰二は、大和田暁を裏切って、副頭取・三笠洋一郎に乗り換えたのである。
■奇襲攻撃
ある日、半沢直樹(堺雅人)は、渡真利忍(及川光博)から「証券広報部が記者発表の準備をしている」という知らせを受ける。
半沢直樹は、いよいよ敵対的買収が始まると考え、株価をモニタリングしていたが、株価に変化は無く、その日の取引時間は終わった。
半沢直樹が渡真利忍に「今日は何も無かったようだが」と尋ねると、渡真利忍は「動きはあった。予定通り、記者会がある。電脳のサイトで発表される」と答えた。
半沢直樹が電脳雑技集団のHPで記者会見のネット中継を見ると、社長・平山一正(土田英生)はIT企業「スパイラル」の株式の30%を取得したことを発表した。
残りの20%は株式公開買い付けによって取得し、スパイラルを買収を目指すのだという。
それを聞いた半沢直樹(堺雅人)は、「時間外取引か」と驚いた。
電脳雑技集団は、証券取引の時間外に、900億円を使ってスパイラルの発行株式30%を一気に買い集めたのである。
まさに、奇襲攻撃であり、ニュースでは「パールハーバー」と呼ばれた。
しかし、時間外取引で30%の株を購入すると言っても、売る者が居なければ取引は成立しない。
いったい、誰がスパイラルの株を売ったのか・・・。
森山雅弘(賀来賢人)は、スパイラルの創業メンバーで、社長の瀬名洋介(尾上松也)と喧嘩別れて会社を辞めた、清田正伸(加藤啓)と加納一成(井上芳雄)が株を売ったのではないかと言った。
清田正伸と加納一成は、スパイラルを辞めた後、デクラークという会社に投資をしていたのだが、デクラークは業績が悪化し、2人は金に困っていたのだ。
森山雅弘(賀来賢人)の予想は当たっていた。
伊佐山泰二(市川猿之助)は、清田正伸と加納一成から株を買い取ったのだ。
清田正伸らは、最初は株を売り渋っていたのだが、副頭取・三笠洋一郎(古田新太)が土下座をして頼み、買い取り価格を大幅に上乗せしたうえで、「ご不満なら、無かったことに」と言い、取引を中止しようとすると、清田正伸らの方から頭を下げ、株を買い取って欲しいと懇願したのである。
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■森山雅弘の苦悩
さて、森山雅弘(賀来賢人)は、瀬名洋介(尾上松也)に電話する事を迷っていたが、半沢直樹(堺雅人)に背中を押されて電話し、久しぶりに食事をした。
しかし、森山雅弘は東京中央銀行の子会社で働いているため、親友の瀬名洋介から信用してもらえなかった。
東京セントラル証券に戻った森山雅弘は、苦悩を打ち明けると、半沢直樹は「いいたいことはそれだけか?不平不満を愚痴って終わりか?何をしても無駄だと、全部諦めるのか?」と告げた。
森山雅弘が「俺は何をすればいいのですか?」と尋ねると、半沢直樹は「それを考えろ」と答えた。
■リークした犯人
さて、半沢直樹は、出向組の諸田祥一(池田成志)と三木重行(角田晃広)が東京中央銀行に呼び戻される事を知り、情報をリークした見返りの人事ではないかと考えた。
そこで、三木重行に「半沢直樹が全員のメールをチェックする」という嘘の情報を流し、三木重行がメールを削除しにきたところを取り押さえ、情報をリークした証拠のメールを発見した。
メールの宛先は東京中央銀行の伊佐山泰二(市川猿之助)だった。
半沢直樹が三木重行を追求すると、三木重行は全てを話した。
諸田祥一(池田成志)は、三木重行らが考えた買収案は成功しないと考え、親会社の伊佐山泰二(市川猿之助)に情報を流し、その見返りとして東京中央銀行に戻ることにした。
三木重行も口止めで、東京中央銀行へと戻ることになっていたのだ。
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■伊佐山泰二との対決
さて、証拠を押えた半沢直樹は、諸田祥一(池田成志)と伊佐山泰二(市川猿之助)を不正を追及すると、諸田祥一は落ちたが、伊佐山泰二は余裕の表情だった。
なんと、伊佐山泰二は一足先に、会社のメールサーバーからメール受診歴を全て削除しており、メールなど受け取っていないと言い、半沢直樹が示した証拠のメールも偽装メールだと言って相手にしなかった。
そして、伊佐山泰二が「むしろ、俺達に感謝してもらいたいくらいだ。こっちは親会社として、てめえ達の、お粗末な対応の尻拭いをしてやったんだ」と吐き捨てた。
すると、半沢直樹は「対応の遅れで破棄されたのと、横取りされたのでは意味が違う。貴方は親会社の立場を利用して、強引に顧客を奪った。我々、子会社に何の断りもなく、仕事を横取りしたんです。筋を全く通していない。天下の東京中央銀行が、これではまるで、ヤクザの手口だ」と吐き捨てた。
伊佐山泰二が「どのみち、お前はセントラルからも追い出される。銀行員は人事には逆らえねえ。お前はもう終わりなんだよ」と呆れた。
半沢直樹は「何かあれば、人事、人事と、先生に言いつける小学生のようだ。証券営業部の部長が、そんなことしか言えないとは、情けない」と呆れた。
そして、半沢直樹は「人事だろうと、何だろうと、好きにすればいい。私はこのまま終わらせるつもりはありません。この借りは必ず返します。やられたらやり返す。倍返しだ。それが私のモットーなんでね」と宣戦布告した。
翌日、大和田暁(香川照之)は何者かから、電話で、半沢直樹(堺雅人)が動き出したという報告を受けたのだった。
「半沢直樹2-第2話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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