半沢直樹の原作「銀翼のイカロス」-最終回と結末のネタバレ
堺雅人が主演するTBSのドラマ「半沢直樹」の原作「銀翼のイカロス」のあらすじとネタバレです。
前編は「半沢直樹-原作「銀翼のイカロス」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■及原正太の脅迫
帝国航空再生タスクフォースのリーダー及原正太は、過去に舞橋交通で顧問弁護士をしており、「舞橋ステート」と箕部啓治の20億円融資問題の事を知っていた。
そこで、及原正太は、箕部啓治への不正融資を持ち出して、東京中央銀行の頭取・中野渡謙に帝国航空の債権放棄を求めた。
中野渡謙は頭取の椅子にしがみつく気は無いと言い、債権放棄を拒否したが、及原正太は「残される行員の事を考えろ」と言い、再検討を促した。
他方、東京第一銀行時代の「問題貸し出し」の資料「荻窪西支店」が無くなっている事が判明し、灰谷英介は紀本平八から資料を取り戻すように厳命される。
資料を持ち出した犯人は、審査部の富岡義則だと判明したので、灰谷英介は罠を仕掛けて資料を取り戻そうとしたが、逆に罠にはめられてしまい、資料の隠し場所を白状した。
こうして、半沢直樹は、灰谷英介から、常務・紀本平八が東京第一銀行時代の「問題貸し出し」に関与していた証拠を押えたのだった。
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■半沢直樹の倍返し
帝国航空再生タスクフォースのリーダー及原正太は、頭取・中野渡謙との会見にマスコミを準備しており、マスコミの前で頭取・中野渡謙に債権放棄を発表させようとしていた。
しかし、会見に現われたのは半沢直樹だった。
しかも、半沢直樹は、銀行の債権は世論に左右されるものではなく、債権回収ができる会社の債権は放棄しないとして、債権放棄の拒否を宣言した。
怒った及原正太は、「舞橋ステート」への融資問題をチラつかせて脅すが、半沢直樹は自ら進んで、箕部啓治と「舞橋ステート」の関係を公表した。
会見に出席していた進政党の箕部啓治は、驚いて不当な利益は受け取っていないと釈明するが、半沢直樹にお金の流れを示す証拠を突きつけられるのだった。
■銀翼のイカロスの結末
箕部啓治はマスコミの前で、半沢直樹に「舞橋ステート」の問題を暴露され、マスコミからお金の問題を追及され、進政党を離党した。
国土交通大臣の白井亜希子は、総理大臣・的場一郎から辞任を勧告され、電撃辞任した。
帝国航空再生タスクフォースは、白井亜希子の私設機関だったので、空中分解し、及原正太や三国宏は消えた。
東京中央銀行の頭取・中野渡謙は、東京第一銀行時代の「問題貸し出し」を金融庁に報告して、調査を開始した。
常務・紀本平八は、頭取・中野渡謙に全ての証拠を掴まれ、調査に協力したが、紀本平八を始め、関係者の処分は免れないだろう。
半沢直樹は、金融庁の黒崎駿一に、箕部啓治と舞橋ステートの関係を知っていたのかと尋ねたが、黒崎駿一はシラを切り、企業再生支援機構が帝国航空の救済に動くことを教えた。
その後、東京中央銀行は金融庁から業務改善命令を受けることになり、頭取・中野渡謙は引責辞任した。
頭取・中野渡謙の特命を受けて東京第一銀行時代の「問題貸し出し」を調査していた審査部の富岡義則は、役目を終え、東京中央クレジットの審査部長へと出向した。
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