半沢直樹-進政党の箕部啓治(みのべ・けいじ/柄本明)のモデル
堺雅人が主演するTBSのドラマ「半沢直樹」の原作「銀翼のイカロス」に登場する進政党の政治家・箕部啓治(柄本明)の実在のモデルとネタバレです。
■箕部啓治(柄本明)のモデルとネタバレ
原作に登場する箕部啓治(柄本明)は、舞橋市出身の政治家で、進政党の結党の立役者となった進政党の重鎮である。
帝国航空の再建は地元・舞橋市の経済に大きく影響するため、蜜月の関係にある東京中央銀行を通じて、帝国航空再建問題にも口を出している。
さて、箕部啓治(柄本明)のモデルについては、数人の候補がいます。
しかし、ネットニュースが、箕部啓治のモデルは民主党の小沢一郎だと紹介していたので、政治家としてのモデルは民主党の小沢一郎でしょう。
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■舞橋ステートのモデル
箕部啓治は、東京中央銀行から20億円を借り、甥が経営する不動産会社「舞橋ステート」に貸していた。
そして、舞橋ステートが、舞橋空港の建設予定地の土地を二束三文で買い集め、舞橋空港の建設が決まると土地を売却して大儲けした。
さて、舞橋ステートと舞橋空港はモデルが実在しており、モデルは特定できたのですが、このエピソードの実話は疑惑に終わっており、資料が無いため、詳しいエピソードは紹介できません。
■東京中央銀行の問題貸し出しのモデル
東京中央銀行が、東京第一銀行時代に箕部啓治に20億円を貸し出していた「問題貸し出し」のモデルは、住友銀行の「問題債権」です。
三井住友銀行が誕生する前の住友銀行に「融資第三部」がありました。融資第三部は「重病棟」と呼ばれ、不良債権が持ち込まれていました。
その後、黒崎駿一(片岡愛之助)のモデルとなった金融庁の検査官・目黒謙一が、2005年に三井住友銀行に検査に入り、住友銀行時代の問題債権2兆円を処理させました。
このため、三井住友銀行は1兆円の赤字に転落し、三井住友銀行の頭取・西川善文が引責辞任して、特別顧問に退きました。
「半沢直樹」の原作「銀翼のイカロス」で、東京中央銀行の頭取・中野渡謙(北大路欣也)が「問題貸し出し」の処理をして引責辞任しています。
この中野渡謙(北大路欣也)のモデルが、「債権と寝た男」「最後のバンカー」と呼ばれた伝説の頭取・西川善文なのです。
なお、黒崎駿一(片岡愛之助)のモデルについては「黒崎駿一(片岡愛之助)のモデルと経歴のネタバレ」をご覧ください。
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