下町マスク-原作のあらすじとネタバレ
ドラマ「下町マスク」の原作のあらすじとネタバレです。
■下町マスク-原作のあらすじとネタバレ
日本は東京オリンピックで好景気に沸くはずだったが、世界的に大流行した病気により、東京オリンピックは延期となってしまい、日本は大不況に見舞われた。
世界的なマスク争奪戦が起き、マスクを海外からの輸入に頼っていた日本は急激なマスク不足に陥った。
ドラックストアにはマスクを求める長蛇の列ができ、インターネットではマスクが高値で売買された。マスクを奪い合う殺人事件まで発生した。
やがて、色々なメーカーがマスクの製造に参入してマスクの製造を始め、マスク不足は解消され始めたが、マスクの質は悪く、快適とは程遠かった。
そのようななか、下町の弱小下着メーカーの社長は、マスクの形がブラジャーに似ている事に気付き、AカップからFカップまで幅広いサイズに対応するブラジャーの技術を応用すれば、もっと快適で、1人1人にフィットするマスクが作れるのではないかと考えた。
まさに、下着メーカーならではの発想だった。
社長は日夜努力して、ブラジャーの技術を応用し、付けていないような付け心地の「天使のマスク」を販売すると、付け心地の良さから、「天使のマスク」は爆発的にヒットするのだった。
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■着物マスクの開発
社長は「天使のマスク」を爆発的にヒットさせたが、娘から「地味でダサい」と言われてしまう。
社長は「下着は清潔感が一番だ」と力説するが、娘から「マスクは下着じゃねーから」と反論されて撃沈する。
そこで、社長はカラフルな着物をリメイクしてマスクにすると、娘は「マジやばい」と大喜びし、SNSに投稿した。
すると、海外のアーティストの目にとまり、着物マスクは爆発的な話題となって、海外からも注文が殺到するのだった。
■ヒモの無いマスク
ある日、娘が「マスクを1日中付けていると耳が痛くなる。なんとかして」と注文した。
社長は、ブラジャーのようにヒモを太くしてみたが、耳にかけるには太すぎて違和感が残る。
色々と試行錯誤した社長は、いっそのこと、ヒモを無くしてしまえば良いのではないかと考えた。
昔にヒモの無いブラジャー「ヌーブラ」が大流行した事があるので、ヌーブラの技術を応用してヒモの無いマスクを完成させた。
すると、これまた大ヒットするのだが、ヌーブラメーカーから特許侵害で訴えられたため、会社は倒産。妻は不倫に走り、娘は家出し、一家は離散してしまうのだった。
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■下町マスク-最終回のあらすじとネタバレ
会社は倒産し、社長は全てを失ってしまったが、妻と娘の笑顔を取り戻すため、新たな商品の開発を始めた。
そのようななか、社長はマスクが普及しても病気の流行が一向に減らないことに疑問を感じ、市販されているマスクを調べてみると、ただの布ではウイルスはもとより、花粉すら防げないことが判明した。
今販売されているマスクは、マスクの形をしたタダの布にしか過ぎず、感染の予防には全く効果が無いというのだ。
そこで、社長は、何も通さない完璧な生地の開発に着手し、完璧なマスクを完成させた。
しかも、あまりにも付け心地が良いので、付けていることを忘れるほどだったので、何日も徹夜続きだった社長は、完成したマスクを付けたまま眠りに就いていた。
すると、翌日、社長は死体で発見された。死因は窒息死だった。
社長は何も通さない完璧なマスクを作ったのだが、空気すらも通さなかったので、窒息死してしまったのである。
社長の妻は、マスクが爆発歴に売れたときに、節税対策として社長に多額の保険をかけていたので、社長が死ぬと莫大な保険金が下り、娘と共に幸せに生活するのだった。
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