伊佐山泰二(市川猿之助)が半沢直樹に土下座

2020年放送のTBSの倍返しドラマ「半沢直樹2」の第4話のあらすじとネタバレ後編です。

このページは「半沢直樹2-第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■半沢直樹2-第4話のあらすじとネタバレ後編

翌日、東京中央銀行で役員会議が開かれ、伊佐山泰二(市川猿之助)が電脳雑技集団への500億円の追加融資についての採決を求めた。

既に大和田暁(香川照之)が役員に根回しをしていたので、反対する意見は無く、追加融資は認証されようとした。

しかし、大和田暁(香川照之)が「この買収には大きなリスクがある。私より詳しい者が居るので、その者から説明させたい」と言い、半沢直樹(堺雅人)を呼び入れた。

実は昨夜、大和田暁(香川照之)は半沢直樹(堺雅人)への協力を拒否して立ち去ったのだが、直ぐに戻って半沢直樹と手を組んでいたのだ。

伊佐山泰二(市川猿之助)は半沢直樹(堺雅人)を見て驚き、頭取・中野渡謙(北大路欣也)に社外の人間を役員会議に入れるのは問題があると抗議した。

しかし、大和田暁(香川照之)は、半沢直樹の籍は東京中央銀行にあり、人事権も東京中央銀行にあるので問題はないと反論した。

すると、頭取・中野渡謙(北大路欣也)は「買収にリスクがあるというのであれば、聞くべきだ」と言い、半沢直樹に説明を求めた。

そこで、半沢直樹は、伊佐山泰二の稟議書はゼネラル電設(電脳電設)について触れられていない事を指摘し、この稟議書はゴミだと吐き捨てた。

伊佐山泰二(市川猿之助)はゴミだと言われて激怒するが、ゼネラル電設(電脳電設)については何も知らないようだった。

そこで、半沢直樹は電脳雑技集団の秘密のネタバレを開始した。

電脳雑技集団は、ゼネラル産業から300億円で子会社「ゼネラル電設」を購入し、「電脳電設」を設立した。

しかし、ゼネラル電設の価値は100億円で、とても300億円の価値はない。

実は、赤字に陥っていた電脳雑技集団は、差額の200億円とゼネラル産業を利用し、粉飾決算をして業績をよく見せていたのである。

そして、電脳雑技集団は粉飾決算を隠蔽するため、スパイラルを買収しようとしていたのだ。

さらに、半沢直樹(堺雅人)は大和田暁(香川照之)の協力を得て、浜畑電子から出資の約束を取り付け、電脳雑技集団から特許「次世代スイッチング電源」を買い戻す手はずを整え、玉置克夫(今井朋彦)を味方に付けていた。

そして、玉置克夫(今井朋彦)から電脳雑技集団の裏帳簿を入手しており、役員会議で裏帳簿を公開した。

半沢直樹(堺雅人)は証拠を突きつけて、伊佐山泰二(市川猿之助)に「どう責任を取るんだ」と詰め寄る。

すると、副頭取・三笠洋一郎(古田新太)は「半沢君のおかげで、当行は最悪の事態を免れた。それに引き換え伊佐山は粉飾の1つも気付かない。責任は君にある。半沢君にわびろ」と言い、伊佐山泰二を見捨て、伊佐山泰二に土下座を強要した。

伊佐山泰二(市川猿之助)は副頭取・三笠洋一郎(古田新太)に押さえつけられ、片膝を突いたが、あくまでも土下座には抵抗して立ち上がり、言葉をかみ殺しながら「まことに、あいすいませんでした」と謝罪した。

大和田暁(香川照之)は、その様子を涙ぐみながら見ていた。

さて、頭取・中野渡謙(北大路欣也)は「もういい」と言い、次の議題へ移ろうとするが、半沢直樹(堺雅人)は「まだあります」と待ったをかけ、説明を始めた。

半沢直樹(堺雅人)は、追加融資を止めるため、伊佐山泰二(市川猿之助)に伝言のメモを書き、諸田祥一(池田成志)に渡していたのだが、証券部はメモを無視して追加融資を通そうとしたと指摘した。

それを聞いた、大和田暁(香川照之)は、わざとらしく、「証券部は電脳の不正を知っていて、もみ消そうとした。そういうことなのかな」と驚いた。

すると、諸田祥一(池田成志)が逃げようとしたので、半沢直樹(堺雅人)は諸田祥一に「お前はちゃんと、伊佐山部長にメモを渡したのか?」と追求すると、諸田祥一はメモを副頭取・三笠洋一郎(古田新太)に渡した事を明かした。

こうして、副頭取・三笠洋一郎(古田新太)の責任問題に発展するが、副頭取・三笠洋一郎(古田新太)は「私は知らない。メモを受け取っていたとしても中を見ずに捨てた」と言い逃れをした。

しかし、半沢直樹(堺雅人)は、「私の部下が電脳雑技集団の平山夫妻から証言を得た」と言い、音声を再生すると、副社長・平山一正(土田英生)が買収の見返りとして、副頭取・三笠洋一郎(古田新太)に裏金を渡していた事を証言していた。

それを聞いた頭取・中野渡謙(北大路欣也)は、「半沢、ご苦労だった。東京中央銀行が子会社に、見事にたたきのめされたな」と言った。

その後、半沢直樹(堺雅人)は、東京セントラル証券に諸田祥一(池田成志)を連れて行き、「仲間を裏切った事は許せない。謝れ」と言い、諸田祥一に謝罪をさせた。

さて、東京中央銀行は既に融資している1200億円を回収するため、電脳雑技集団に優秀な人材を送ることになった。

半沢直樹(堺雅人)は自分が電脳雑技集団に出向になると覚悟していたが、大和田暁(香川照之)の差し金により、三笠洋一郎(古田新太)、伊佐山泰二(市川猿之助)、諸田祥一(池田成志)の3人が出向になった。

銀行を敵視していた東京セントラル証券の社長・岡光秀(益岡徹)は、その人事を聞いて大喜びした。

森山雅弘(賀来賢人)はスパイラルの瀬名洋介(尾上松也)から、財務担当役員としてヘットハンティングされていたが、半沢直樹(堺雅人)の演説を聴いて今の仕事を頑張ろうと思い、ヘッドハンティングを断り、東京セントラル証券の社員としてスパイラルをサポートすることにした。

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■帝国航空を再建せよ

さて、半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行の営業第2部第1グループの次長として、東京中央銀行に復帰すると、頭取・中野渡謙(北大路欣也)から「大和田君からの推薦があった」として、帝国航空の再建を任された。

半沢直樹(堺雅人)が頭取室を出ると、大和田暁(香川照之)が半沢直樹の復帰を歓迎し、フレンドリーに話しかけてきたので、半沢直樹は警戒し、「貴方も帝国航空の再建を担当するのですか?」と尋ねた。

すると、大和田暁(香川照之)は「当行には私よりも適任が居る」と言い、債権管理常務に就任した紀本平八を紹介した。

さて、半沢直樹(堺雅人)は帝国航空と経営再建について話し合うが、帝国航空の首脳陣は「公共機関としての責任がある。赤字だからと言って切り捨てるわけにはいかない」と言い、赤字を悪びれてもいなかった。

半沢直樹(堺雅人)は「帝国航空は民間企業です。世の中のためになっているから赤字でも言いというのは間違いです。御社の修正再建案作りに我々にも手伝わせていただきたい。ハッキリ言います。御社にとって今がラストチャンスです」と告げた。

さて、支持率が急降下中の的場内閣が、支持率回復のため、内閣改造を計画していた。内閣改造の目玉は国土交通大臣で、サプライズ人事があると噂されていた。

そして、内閣改造が発表されると、問題の国土交通大臣に当選2期目の新人・白井亜希子(江口のりこ)が抜擢された。異例の抜擢だった。

その日の夜、白井亜希子(江口のりこ)は記者会見を開き、経営危機に陥っている帝国航空を再建するために、帝国航空再生タスクフォースを立ち上げ、金融機関に一律7割の債権放棄を要請する事を発表した。

東京中央銀行は帝国航空に700億円以上の債権があるので、7割の放棄となると、500億円の損害になる。

テレビで記者会見を見た大和田暁(香川照之)は、半沢直樹(堺雅人)に「大変なことになりましたね。確かに破綻寸前の帝国航空を救えば、支持率は上昇するでしょうな。その手っ取り早い解決方法として、帝国航空の借金を帳消しにしてしまえということですか。もし、実行されれば700億円を回収するどころか、500億円をドブに捨てることになる」と、楽しそうに告げた。

半沢直樹(堺雅人)が「そこまで、見越して、私を推薦したのですか」と尋ねると、大和田暁(香川照之)は「何を言ってるんだ。君が真に優秀な人材だからだよ。大臣のプランが実行される前に、なんとしても帝国航空を立て直してくれたまえ。でなければ、政府を、この国全体を相手にすることになるかもしれないぞ。全ては君の肩に掛かっている」と告げたのだった。

なお、原作のあらすじとネタバレは「半沢直樹-原作「銀翼のイカロス」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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