おちょやん-カフェー「キネマ」のモデルは「オリエンタル」

NHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する京都のカフェー「キネマ」の実在のモデルをネタバレまします。

アドリブ王・須賀廼家千之助(ほっしゃん)のモデルは「おちょやん-須賀廼家千之助(ほっしゃん)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■カフェー「キネマ」のモデルのネタバレ

竹井千代(杉咲花)が働くカフェー「キネマ」の実在のモデルは、京都の師団前にあったカフェー「オリエンタル」です。軍人を相手にしたカフェーです。

さて、奉公先を逃げ出して京都に来た浪花千栄子は、口入れ屋(私設の職業紹介所)で、屋敷奉公の仕事を探したのですが、親の証明書が無いので、直ぐには見つかりませんでした。

そこで、口入れ屋のおじさんが、ひとまずの働き口として、カフェー「オリエンタル」を紹介してくれました。

浪花千栄子は女中の仕事だと思って働き始めるのですが、店主から「厨房にはコックが居る。女中は要らないから、女給をしてくれ」と言われてしまいます。

女給とは、今で言うキャバクラのホステスです。化粧もした事も無い浪花千栄子は、女給を拒否します。

しかし、お金も無いし、その日の寝る場所も無い浪花千栄子は、行く当ても無いので、カフェー「オリエンタル」の厨房で無理矢理、洗い物の仕事をしていました。

すると、先輩女給のユリちゃんが、「屋敷奉公は探してあげる。貰ったチップで生活しなければならないのだから、貴女もホールに出なさい」と言い、身の回りの世話をしてくれ、「アナタは栗島すみ子に似ているから、スミちゃんにしなさい」と源氏名を付けてくれたので、「スミちゃん」という名前で、女給として働き始めました。

ところが、このカフェー「オリエンタル」は、「転ぶ」「転び」のあるカフェーだったのです。

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■転ぶの解説

「転ぶ」というのは、本職以外の女性が、お金を貰って客と寝る事です。

元々は花街の言葉で、遊女は職業としてお金を取って客に春(体)を売るのですが、芸者は芸を売る職業なので、表向きには春を売らない事になっていました。

しかし、実際は芸者も、お金を取って客に春を売っており、これを「転ぶ」とか「転び」と言いました。

客を選ぶ芸者も居れば、客を選ばない芸者も居り、客を選ばずに誰とでも寝るような芸者は「不見転芸者(みずてんげいしゃ)」と呼ばれて嫌われてしました。

遊女は職業なので、仕事上のルールがあるのですが、芸者は表向きには春を売らないことになっているので、ルールが無く、何でも有りだったそうです。

例えるなら遊女がルールの有る「ボクシング」で、芸者はルールの無い「喧嘩」という感じです。

■浪花千栄子の女給の結末

先輩女給のユリちゃんは、女優志望だったので、浪花千栄子にも女優になるように勧めていました。

当時の映画は無声映画なので、台詞を言う必要が無く、見た目が綺麗だったら映画女優になれました。実際にカフェーの女給やダンサーが女優として映画で活躍していました。

しかし、浪花千栄子は「私は屋敷奉公がしたいの」と言い、女優になることを拒否していました。

そのようななか、浪花千栄子は、客が付き、いよいよ「転ぶ」ことになりました。

ところが、「転ぶ」日の当日、女優志望のユリちゃんが、浪花千栄子の荷物を持ってカフェー「オリエンタル」を辞めて出て行ってしまいます。

浪花千栄子は、京都に誰も知り合いが居らず、ユリちゃん以外に頼れる人が居なかったので、カフェー「オリエンタル」を辞めて、ユリちゃんを追いかけました。

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■プロダクションに合格

カフェーを辞めた浪花千栄子は、ユリちゃんと一緒に無名のプロダクションを受けると、監督らに大歓迎され、試験も無く、合格し、いきなり女優のトップになり、「三笠澄子」という芸名を貰いました。

ユリちゃんも合格して、このプロダクションに入ったのですが、女優の一番下でした。

しかし、このプロダクションは、撮影する振りをして出資者を集める詐欺のような会社で、1本の映画も撮ることなく、倒産してしまいました。

このとき、監督が再就職先を斡旋してくれたので、浪花千栄子は屋敷奉公の仕事を希望したのですが、監督が「貴女には女優になってもらいたい」と言い、京都の三友劇場を拠点にしている村田栄子一座を紹介してくれました。

こうして浪花千栄子は村田栄子一座に入り、女優としての道を歩んでいくのでした。

おちょやん-「正ちゃんの冒険」のモデルとネタバレ」へ続く。

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