エール-大倉憲三(おおくら・けんぞう/片桐仁)のモデルとネタバレ

古関裕而をモデルとするNHKの朝ドラ「エール」に登場する大倉憲三(片桐仁)のモデルとネタバレです。

朝ドラ「エール」のモデルやネタバレは「エール-モデルやあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■大倉憲三(片桐仁)のあらすじとネタバレ

大倉憲三(片桐仁)は従軍記者で、戦地で古山裕一(窪田正孝)と出会い、戦後、全国高校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」の誕生に関わることになるという役どころある。

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■実在のモデル

大倉憲三(片桐仁)のモデルは、朝日新聞の野呂信次郎です。

古関裕而は福島の母親が病気だったうえ、子供も居るので、従軍を辞退したが、軍部にはそのような理屈は通らず、インパール作戦の特別報道班員派遣に選ばれ、インパール作戦に参加することになった。

このとき、古関裕而に同行したのが、朝日新聞の野呂信次郎や石山慶二郎である。

インパール作戦は大きな被害を出し、史上最悪の作戦とも呼ばれているが、古関裕而は戦闘に参加するわけではなく、インパール作戦の成果を華々しく日本へ伝える仕事だったようである。

それで、古関裕而らは、作戦は成功しているので、急がないと間に合わないと言われ、飛行機でミャンマーの首都ラングーンへと向かった。

しかし、ラングーンに着くと、インパールの攻略まで時間があると言われ、ラングーンに滞在することになった。

古関裕而はラングーンで、歌を作ったりしていたが、そのうち、大本営がインパール作戦の失敗を認め、作戦中止を発令した。

このため、古関裕而らは帰国することにしたのだが、仏印派遣軍司令部からサイゴンまで来て欲しいという要請があり、サイゴンへと向かっている。

■「栄冠は君に輝く」の実話のネタバレ

甲子園大会(全国中等学校野球大会)の歌は、山田耕筰が作った歌があったのだが、学校制度の改変にともない、甲子園大会は「全国高校野球選手権大会」となった。

そこで、甲子園大会を主催する朝日新聞は、若手に依頼しようと言うことで、歌詞を募集して高橋道子(加賀大介)の詩に決めると、古関裕而に依頼することにした。

そして、実際に古関裕而に依頼したのが、インパール作戦で一緒だった朝日新聞学芸部の野呂信次郎で、古関裕而は依頼を受けて、昭和23年(1948年)に「栄冠は君に輝く」を作曲し、福島三羽ガラスの伊藤久男がレコードに吹き込んだ。

以上のような経緯を考えると、大倉憲三(片桐仁)のモデルは、朝日新聞の野呂信次郎だと考えられる。

なお、次に始まる朝ドラ「おちょやん」のモデルやネタバレは「おちょやん-あらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

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