危険なビーナス-矢神禎子(やがみ・ていこ/斉藤由貴)の犯人ネタバレ

妻夫木聡が主演するTBSの遺産相続ドラマ「危険なビーナス」の矢神禎子(やがみ・ていこ/斉藤由貴)を殺害した犯人の原作ネタバレです。

不倫のネタバレは「恋する母たち-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■原作の犯人ネタバレ

矢神禎子(斉藤由貴)は、手島伯朗(妻夫木聡)の母親で、16年前に実家・小泉家の風呂場で死に、事故死として処理されていたが、本当は事故死では無く、犯人に殺されていた。

犯人の動機には、矢神禎子が相続した「価値のある物」が関係しているのだが、少し経緯が複雑なので、ドラマが理解できるように解説しておく。

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■矢神禎子が相続した価値のある物

矢神禎子の夫・矢神一清は、売れない画家で、脳腫瘍が原因で発作を起こして暴れるようになったため、矢神康之介(栗田芳宏)の電気治療を受けるようになった。

すると、夫・矢神一清は症状が改善され、あるイメージが浮かぶようになったのだが、そのイメージを表現できなかった。

そのようななか、夫・矢神一清は、兼岩憲三が持ってきた「ウラムの螺旋」を見て刺激を受け、これまでとは違った画風の絵「寛恕の網」を描き始めた。

「ウラムの螺旋」は、数学の素数を配置して可視化した図形で、「寛恕の網」は「ウラムの螺旋」をさらに進化させた絵で、数学だけでなく、人類にとって価値のある絵だった。

しかし、矢神一清は素数について調べ、自分が踏み入れてはいけない領域に足を踏み入れている事に気付き、途中で「寛恕の網」を描くのを止めてしまった。

その後、矢神一清が死んだときに「寛恕の網」が無くなっていたので、矢神一清が「寛恕の網」を処分したのだと考えられていた。

しかし、「寛恕の網」は処分されておらず、妻の矢神禎子が持っていた。

矢神禎子が相続した価値のある物というのは、夫・矢神一清が描いた絵「寛恕の網」だったのである。

■犯人の動機と犯行

16年前に矢神禎子を殺害した犯人は、妹の夫・兼岩憲三(小日向文世)だった。

数学の教授だった兼岩憲三は、「寛恕の網」の絵の価値に気づき、絵の完成を待っていたのだが、矢神一清が死んだときに「寛恕の網」が無くなっていたので、矢神一清が絵を処分したのだと考えていた。

しかし、その後、「寛恕の網」を写した絵の写真の日付が、矢神一清の死後だったことから、「寛恕の網」は処分されていなかったことが判明した。

そこで、兼岩憲三は、「寛恕の網」は矢神禎子の実家・小泉家にあると考え、小泉家に忍び込んで「寛恕の網」を探していた。

しかし、矢神禎子に見つかってしまい、矢神禎子が妻の兼岩順子(坂井真紀)に言いつけると言ったので、兼岩憲三は逆上して矢神禎子に殺害し、お風呂に沈めたのだった。
なお、原作の結末ネタバレは「危険なビーナス-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

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