半沢直樹(堺雅人)と大和田暁(香川照之)の最終回の結末
堺雅人が主演するTBSの倍返しドラマ「半沢直樹2(2020年)」の最終回のあらすじと結末ネタバレ後半です。
最終回の前編は「半沢直樹2-最終回のあらすじと結末ネタバレ」をご覧ください。
■半沢直樹2-最終回の結末ネタバレ後編
翌日、タスクフォースの乃原正太(筒井道隆)が記者会見を開いた。中野渡頭取(北大路欣也)がマスコミの前で債権放棄を宣言する予定だった。
しかし、記者会見に現われたのは半沢直樹だった。半沢直樹は、中野渡頭取(北大路欣也)の命令により、再び帝国航空の担当となったのだ。
箕部幹事長(柄本明)は激怒して半沢直樹を追い出そうとするが、白井亜希子(江口のりこ)が助け船を出し、とにかく半沢直樹の話を聞くことになった。
そこで、半沢直樹は、東京中央銀行の代表として、債権放棄の拒否を宣言した。
すると、白井亜希子(江口のりこ)はタスクフォースの再建案は、東京中銀行の再建案の丸パクリだと言い、気に入らない乃原正太(筒井道隆)を批判した。
箕部幹事長(柄本明)は、裏切った白井亜希子(江口のりこ)に激怒し、帰ろうとするが、半沢直樹は「おまちください。まだ話しは終わっていません」と呼び止めた。
そして、半沢直樹は、「白井大臣がタスクフォースの再建案は東京中銀行の再建案の丸パクリだと言いったが、違う点が1つある。それは、伊勢志摩空港です。撤退予定だった赤字路線の伊勢志摩空港を、外している、どういうことでしょうか」と尋ねた。
箕部幹事長(柄本明)が「私に聞かれてもね」とシラを切ると、半沢直樹が「では私から説明させていただきます」と言い、立ち上がった。
箕部幹事長(柄本明)が「この会見は全国民が注目している。軽率な事を言えば、御行の名に傷が付く。分ってるんだろうね」と圧力をかけるが、半沢直樹は「もちろん承知の上です」と言い、箕部幹事長の不正について話し始めた。
15年前、箕部幹事長は東京第一銀行から20億円を借り、親族が経営するIS社(伊勢志摩ステート)を通じて、土地を購入した。
数年後、その土地に伊勢志摩空港の建設予定地となり、IS社は巨額の利益を得た。
そして、IS社は13年前から定期的に数億円の現金を口座から引き出し、そのうちの1000万円を口止め料として、毎回、銀行の幹部に配られ、残りの金は箕部幹事長に支払われていたというのだ。
箕部幹事長は「名誉毀損だ。発言を取り消せ。証拠を見せてみろ」と激怒すると、半沢直樹は「分りました。お見せします」と言い、大和田暁(香川照之)を会場に呼び入れた。
実は、IT企業「スパイラル」の瀬名洋介(尾上松也)の協力を得て、秘書の笠松茂樹(児嶋一哉)が箕部幹事長(柄本明)のパソコンを操作し、消去されていた履歴を復元し、隠し口座を突き止めた。
そして、黒崎駿一(片岡愛之助)が銀行に監査に入り、箕部幹事長の隠し口座のデータを入手し、隠し口座のデータを大和田暁(香川照之)に送ったのだ。
このとき、白井亜希子(江口のりこ)は、箕部幹事長(柄本明)が大切にしていた盆栽を床にたたきつけて壊し、箕部幹事長への復讐を果たしていた。
さて、半沢直樹は大和田暁(香川照之)からデータを受け取ると、マスコミの前で隠し口座のデータを公開すると、箕部幹事長の隠し口座には総額100億円の金が振り込まれていた。
半沢直樹が「どういうことですか。国民に説明してください」と説明を求めると、箕部幹事長は「記憶に無いな」と言って逃げようとしたが、白井亜希子(江口のりこ)が行く手を阻み、「誰も助けてくれませんよ。説明できないのなら、謝罪するべきです。それが政治家として、人として最低限度の義務じゃないですか」と告げた。
そして、白井亜希子が謝罪しろと言い、箕部幹事長をマスコミの前に突き出すと、箕部幹事長はマスコミの前で速攻で土下座し、直ぐに立ち上がって逃げていった。
その後、東京中央銀行は、東京第一銀行時代に13件で1500億円に上る問題融資があった事を発表し、頭取・中野渡謙(北大路欣也)が謝罪した。
箕部幹事長(柄本明)は、政治資金規正法の他に、収賄と脱税の容疑で逮捕された。
乃原正太(筒井道隆)は、白井亜希子(江口のりこ)の告発により、強要罪で弁護士会を退会処分となった。
帝国航空の再建はメーンバンクの開発投資銀行の主導で行われることとなり、谷川幸代(西田尚美)が半沢直樹の意思を引き継いで、帝国航空の再建にあたった。
白井亜希子(江口のりこ)は離党届を提出して大臣を辞任し、無所属議員として1から出直すことにした。
秘書の笠松茂樹(児嶋一哉)も白井亜希子に付いていった。
さて、頭取・中野渡謙(北大路欣也)は役員会議で辞任を承認されると、半沢直樹を呼び、「君はピカイチのバンカーだった。最後に君のようなバンカーと仕事が出来て良かった」と礼を言った。
半沢直樹は「私も辞めます」と言ったが、中野渡謙は「半沢!全ての責任は私が取ると言っただろ。さらばだ」と一喝して銀行を去った。
その後、大和田暁(香川照之)は半沢直樹を会議室に呼ぶと、「中野渡さんから君に返すように言われてね」と言い、預かっていた辞表を返そうとしたが、半沢直樹は「お納めください。お世話になりました」と頼んだ。
すると、大和田暁は「辞めるんだ。じゃー私からも最後にひとつ。箕部の土下座を見て、嫌な記憶が読みがえってね。私もここで屈辱的な目に遭わされた。元はと言えば、私と君のオヤジさんとの事が原因だった。あのことについては、私も悪かったと思っている。あの当時の私は目先の利益を上げることに精一杯だった。そのせいで、優秀な職人の未来を潰してしまった。だがな、半沢。私は間違った事はしていない。あのネジ工場の経営状況は、まっとうなバンカーなら、誰がどう見ても融資を打ち切って当然のものだった」と告げた。
すると、半沢直樹が「貴方が父のネジに込められた革新的技術を見抜けなかっただけでしょう。実際、内海信用金庫の担当者は、それを見抜き半沢ネジは飛躍を遂げた」と指摘した。
しかし、大和田暁は「それは偶然だろう。技術があっても金になるかどうかは別の話で、そんなものに融資を続けるのは博打ですよ、博打。あの決断は、バンカーとしての私の正義だ」と答えた。
半沢直樹は「貴方と私はまるで違う。貴方のようにゼロか100かではなく、工場が立ちゆかないのなら、資本提携や技術提供など、別の手だてがあったはずです。この国の優れた技術を守るために、自分にできる最大限のことをする。それがバンカーとしての私の正義です」と告げた。
大和田暁は「何を青臭いことを言っているんだ。その正義を貫いたから、頭取が辞めることになったんだろ」と激怒すると、半沢直樹は「ですから、私も責任を取って辞めると」と答えた。
大和田暁は「ふざけるな。1人だけ逃げようったってそうはいかないぞ。お前にだけ教えてやる。俺はこの銀行を辞める。こんな銀行はもう終わりだ。沈没だ」と告げた。
しかし、半沢直樹が「そんな事はありません。必ず立て直します」と告げると、その言葉を待っていた大和田暁は「じゃー立て直してみろ。言っておくが、お前の正義を貫くには、上に立つしかない。頭取になるしかないぞ」と告げた。
そして、大和田暁は「中野渡さんと私は、お前の代わりに辞めるんだ。お前もケジメを付けろ。勝負だ半沢!もし、頭取になれなかったら、お前はここで土下座しろ。もし、お前が頭取になったら、私がここで土下座する。受けて立て」と告げた。
半沢直樹は「分りました。受けて立ちましょう。だが、今度こそ容赦しない。完膚なきまで貴方を叩き潰す」と宣言した。
すると、大和田暁は「上等だ。やれるもんなら、やってみろ」と受けて立つと、「あばよ」と言い残して立ち去ったのだった。
なお、次に始まるドラマ「危険なビーナス」のネタバレは「危険なビーナス-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
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