危険なビーナス-矢神明人(やがみ・あきと/染谷将太)の犯人ネタバレ
TBSのドラマ「危険なビーナス」に登場する矢神明人(やがみ・あきと/染谷将太)を誘拐した犯人の原作ネタバレです。
矢神楓の秘密については「危険なビーナス-矢神楓(吉高由里子)の原作ネタバレ」をご覧ください。
■矢神明人(染谷将太)の犯人ネタバレ
矢神明人は、矢神禎子(斉藤由貴)と矢神家の当主・矢神康治(栗原英雄)との間に生まれた子供で、矢神家の次期当主である。
兄の手島伯朗(妻夫木聡)とは異父兄弟で、16年前に母・矢神禎子が死んでいるため、接点が無く、疎遠になっていた。
また、兄・手島伯朗は養子縁組を拒否したので、戸籍上は矢神家と関係が無く、矢神家の遺産に関する相続権が無い。
さて、アメリカで働いていた矢神明人は、父・矢神康治が死にかけており、相続について話し合うため、矢神家の親族会議が開かれることになったので、妻・矢神楓(吉高由里子)と共に帰国した。
ところが、矢神明人は「ちょっとしたミッションがあるので出かけます。もしかするとしばらく戻らないかもしれない。でも心配しなくていいです」という書き置きを残して居なくなり、3日たっても戻ってこなかった。
このため、妻・矢神楓が代わりに矢神家の親族会議に出席するのだが、結婚したことは矢神家には報告していないので、見ず知らずの妻・矢神楓が行っても誰にも相手にされるはずが無い。
そこで、妻・矢神楓は、兄・手島伯朗に付き添って欲しいと頼み、親族会議に出席したのである。
兄・手島伯朗は、書き置きがあるので、事件とは思っていなかったのだが、妻・矢神楓が矢神家の人に監禁されている可能性もあると言うので、事件の可能性を疑うようになるのだった。
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■矢神明人の犯人ネタバレ
矢神明人は、祖父・矢神康之介(栗田芳宏)の遺言書により、莫大な遺産を相続していたので、遺産相続問題のトラブルに巻き込まれたのかと思われたが、違った。
そもそも、妻・矢神楓は嫁ではなく、警察の潜入捜査官だったので、矢神明人は警察の協力要請に応じて身を隠していたのである。
実は、警察に、「誘拐を依頼する書き込みがある」という通報があり、警察が書き込みの主にコンタクトを取ると、冗談ではなく、本当に誘拐の依頼だと判明した。
しかし、この時点では犯人が分らないので、警察は犯人を逮捕するために誘拐を引き受けた。
その誘拐のターゲットが矢神明人で、警察は帰国する矢神明人にコンタクトを取り、誘拐された振りをするように協力を要請した。
矢神明人は、16年前に死んだ母・矢神禎子(斉藤由貴)が事故死扱いになっていたのだが、事故死とは思っていなかったので、母・矢神禎子の死の再捜査を条件に協力し、身を隠していたのである。
■矢神明人と犯人の感想
私はてっきり、矢神明人は記憶喪失になってキャビンアテンダントと暮らしているのかと予想していたのだが、警察に協力して隠れていたという結末だった。
タイトルが「危険なビーナス」だったので、妻・矢神楓と手島伯朗が不倫関係になるのかと思っていたが、妻・矢神楓と矢神明人は結婚していなかったという点は完全に騙された。
ところで、矢神明人を誘拐しようとした犯人は、叔父(母親の妹の夫)の兼岩憲三(小日向文世)だった。
犯人・兼岩憲三は、手島一清が描いた「寛恕の網」という絵を探していたのだが、発見する事ができなかったので、矢神家にあると考えた。
そこで、犯人・兼岩憲三は、このままでは矢神明人が「寛恕の網」を相続することになると考え、兄の手島伯朗に「寛恕の網」を相続させるため、インターネットで人を雇い、矢神明人の誘拐を計画した。
手島家の絵は、犯人・兼岩憲三が預かっていたので、兄の手島伯朗が「寛恕の網」を相続すれば、「寛恕の網」が犯人・兼岩憲三の元に転がり込んでくるという寸法だったのである。
しかし、結局、「寛恕の網」は火事で燃えてしまい、無くなってしまった。
そういえば、矢神明人を演じる染谷将太は、朝ドラ「なつぞら」で、宮崎駿をモデルとした神地航也という役を演じていたので、神地航也に「寛恕の網」を描かせれば良いのではないかと思った。
なお、「危険なビーナス」の原作のネタバレは「危険なビーナス-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
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