朝ドラ「エール」の史実-「夜更けの街」の実話とネタバレ

NHKの朝ドラ「エール」に登場する「夜更けの街」の実話とモデルのネタバレです。

朝ドラ「おちょやん」のあらすじとネタバレは「朝ドラ「おちょやん」のあらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

■エール-夜更けの街のネタバレ

戦後、佐藤久志(山崎育三郎)は戦時歌謡を歌った責任を感じ、酒とギャンブルに溺れて廃人になっていたところを、藤丸(井上希美)に保護されていた。

古山裕一(窪田正孝)は、佐藤久志(山崎育三郎)を戦時歌謡の世界に引きずり込んだ事に責任を感じ、佐藤久志を再起させようと説得するが、佐藤久志の闇は深かった。

そこで、古山裕一は佐藤久志のために、池田二郎(北村有起哉)に「エール-夜更け」の歌詞を書いてもらうと、曲を付け、なんとか佐藤久志に歌わせ、歌手に復帰させた。

しかし、佐藤久志は借金返済のために歌っただけだと言い、古山裕一が作曲した「栄冠は君に輝く」を歌おうとしなかった。

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■「夜更けの街」の実話

佐藤久志(山崎育三郎)のモデル伊藤久男は戦後、軍歌を歌ったことに責任を感じ、酒に溺れて廃人となっていた。

戦後、古関裕而が疎開先を引き払って東京に戻るとき、飯坂小学校の校歌を頼まれたので、歌詞を野村俊夫に頼み、古関裕而が作曲した。

このとき、校歌の発表を兼ねた音楽会を開き、歌を伊藤久男に頼んで、福島三羽ガラスを復活させようとしたのだが、伊藤久男は廃人になってダメだったので、代わりに中目徹と古関金子が歌った。

その後、伊藤久男は福島県に引きこもっていたのだが、昭和22年に上京し、古関裕而が作曲した「夜更けの街」で歌手として復帰した。

「夜更けの街」は、菊田一夫の舞台「長崎」を映画化した映画「地獄の顔」のために作られた曲で、作詞は菊田一夫、作曲は古関裕而だった。

映画「地獄の顔」では、「夜更けの街」の他に、「雨のオランダ坂」「夜霧のブルース」「長崎エレジー」の3曲が作られ、全てヒットしたという珍しい現象が起きた。

このうち、「夜霧のブルース」「長崎エレジー」を歌ったのがディック・ミネで、ディック・ミネによると、伊藤久男は高所恐怖症だったので、絶対にエレベーターに乗らず、階段を上っていたそうだ。

なお、朝ドラ「エール」のモデルやネタバレは「朝ドラ「エール」のモデルとあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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