エール-多田良介(ただ・りょうすけ)のモデルは加賀大介
NHKの朝ドラ「エール」に登場する多田良介の実在のモデルとネタバレです。
次に始まる朝ドラ「おちょやん」のあらすじとネタバレは「朝ドラ「おちょやん」のあらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。
■エール-多田良介のモデルとネタバレ
戦後、新聞社が全国高等学校野球選手権大会の新しい大会歌を制作することにして、歌詞を募集した。
多田良介は甲子園を目指して野球をしていたが、足を怪我して断念しており、その思いを込めて「栄冠は君に輝く」という歌詞を書いて大会歌に応募し、大会歌に選ばれた。
そして、古山裕一(窪田正孝)が「栄冠は君に輝く」に歌詞を付け、「栄冠は君に輝く」が甲子園で歌われるようになった、
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■実在のモデルとネタバレ
多田良介のモデルは、「栄冠は君に輝く」を作詞した加賀大介です。
加賀大介は大正3年(1914年)10月1日生まれ、石川県能美郡根上町(能美市)の出身。16歳の時に野球で怪我をしたことが原因で骨髄炎を発症して右膝から下を切断し、文学の道へと進んだ。
戦後の昭和23年に学制改革により、新制高等学校が誕生したことに伴い、甲子園大会も「全国中等学校優勝野球大会」から「全国高等学校野球選手権大会」へと名称を変更した。
既に山田耕筰の大会歌があったが、朝日新聞は新しい大会歌を作る事にして、歌詞を募集した。
そこで、加賀大介は、「栄冠は君に輝く」を作詞したのだが、賞金目当てと思われるのが嫌だったため、婚約者・高橋道子の名前で応募し、5252通の中から「栄冠は君に輝く」が最優秀賞に選ばれた。
そして、朝日新聞の社内で、作曲家は若手に頼もうと言うことで、若手の古関裕而に作曲を依頼することになり、インパール作戦で一緒だった野呂信次郎が古関裕而に作曲を依頼した。
こうして、古関裕而が「栄冠は君に輝く」を作曲し、昭和23年の甲子園大会で「栄冠は君に輝く」が歌われた。
コロムビアは売れないと判断したようで、レコードを発売しなかったが、紆余曲折の末、翌年の昭和24年に伊藤久男の歌でレコードを発売した。
しかし、結局、レコードは売れずに赤字に終わった。
■ネタバレの補足
少し複雑になるのだが、エールの第8週で、早稲田大学応援部の団長・田中隆(三浦貴大)が、古山裕一(窪田正孝)に早稲田大学応援歌「紺碧の空」を作曲した。
このとき、田中隆(三浦貴大)は、団長・田中隆のせいで、子園を目指していた親友・清水誠二が怪我をしてしまい、野球を断念したエピソードを語っている。
実は、この清水誠二のモデルも、「栄冠は君に輝く」を作詞した加賀大介なのである。
つまり、朝ドラ「エール」は、加賀大介をモデルにしたキャラクターを、清水誠二と多田良介の2人も登場させている
なお、朝ドラ「エール」の第20週のあらすじとネタバレは「朝ドラ「エール」-第20週「夜更けの街」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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