おちょやん-高峰ルリ子(たかみね・るりこ/明日海りお)のモデル

NHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する高峰ルリ子(明日海りお)の実在のモデルとネタバレです。

■高峰ルリ子(明日海りお)のネタバレ

朝ドラ「おちょやん」に登場する高峰ルリ子(明日海りお)は、新派の名門「花菱団」の女優で、かつては東京で主役を張る程の人気女優だったが、鶴亀の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)に頼まれて鶴亀家庭劇のメンバーに加わった。

高峰ルリ子(明日海りお)は元トップスターでプライドが高く、「映画?あんな物はお芝居と違いますわな」と言い、映画出身の竹井千代(杉咲花)を馬鹿にして見下している。

しかし、高峰ルリ子(明日海りお)には、自分から主役を奪った女優の首を絞めて殺そうとした
ため、花菱団を追い出されており、もう女優としては後が無く、鶴亀家庭劇が最後のチャンスだと考えていた。

鶴亀家庭劇の須賀廼家千之助(ほっしゃん)は、アドリブを連発し、台本を軽視した芝居をするので、高峰ルリ子(明日海りお)は須賀廼家千之助と対立した。

須賀廼家千之助(ほっしゃん)が「台本が無いと芝居をできないのは3流、いや5流だ」と吐き捨てると、高峰ルリ子(明日海りお)は鶴亀新喜劇を辞めて女優から引退することにした。

竹井千代(杉咲花)は高峰ルリ子を心配して連れ戻しに行くと、高峰ルリ子は自分の噂についての真相を語る。

高峰ルリ子は花菱団の主催者と婚約者していたのだが、映画から来た若い女優が高峰ルリ子の悪い噂を流して、高峰ルリ子から主役の座と婚約者まで奪い取った。

そこで、高峰ルリ子が女優の顔をひっぱたいたら、女優の首を絞めて殺そうとしたという噂を流されてしまった。

高峰ルリ子は婚約者に噂は嘘だと説明したが、みんな口の上手い女優に騙されて誰も信じてくれず、花菱団から追い出されてしまった。

その女優は竹井千代(杉咲花)に似ていることから、高峰ルリ子は竹井千代が嫌いで敵視していたのだ。

竹井千代(杉咲花)が「それは私の事を嫌いでも仕方が無い」と笑うと、高峰ルリ子は「貴女の、そういう所に腹が立つ」と言いながらも笑い、鶴亀新喜劇に復帰し、再び芝居と向き合うのだった。

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■高峰ルリ子(明日海りお)の実在モデル

高峰ルリ子(明日海りお)のモデルを紹介します。

まず、第1候補としてあげていた九重京子について報告します。

九重京子は元宝塚出身で「松竹新喜劇」に入団した女優で、2代目・渋谷天外の不倫相手となり、浪花千栄子と渋谷天外の離婚の原因となった女性です。

高峰ルリ子が登場するのは「おちょやん」の第41話で、昭和3年になります。

2代目・渋谷天外が九重京子と不倫をして離婚するのは昭和25年なので、昭和25年の高峰ルリ子は50歳近い年齢になります。

したがって、年齢的に九重京子の可能性はありません。

次の候補は、「鶴亀家庭劇」のモデル「松竹家庭劇」に参加していた石河薫・米津佐喜子・東愛子の3人です。

この3人のうち関東で活躍していたのは、神奈川出身の石河薫だけで、石河薫は栗島すみ子と共に関東の舞台で活躍していました。

高峰ルリ子は「映画?あんな物はお芝居と違いますわな」と映画を馬鹿にしているのですが、石河薫は映画に出演していたので、可能性は低いです。

それに、石河薫は昭和3年には、既に結婚していたと思います。

石河薫は太平洋戦争の時に子供を戦争に取られたので、藤山寛美にレインコートとオーバーをあげるエピソードがあります。

また、米津佐喜子と東愛子についてもプロフィールを確認したのですが、2人とも違うと考えられます。

スキャンダルということで言えば、当時のスキャンダル女優・香川良子が候補に挙がります。顔も似ている気がします。

高峰ルリ子と香川良子

女優の香川良子は、東亜キネマの女優で、不倫をしており、邪魔になった夫を殺害するため、京都の五条橋から夫を突き落として逮捕されたというお騒がせ女優です。

しかし、高峰ルリ子は映画を馬鹿にしているので、香川良子がモデルという可能性も低いです。

引き続き調査を続けますが、現時点では高峰ルリ子(明日海りお)は朝ドラ「おちょやん」のオリジナルキャラクターという可能性が大きいです。

■ルリ子は千栄子のアンチ

竹井千代(杉咲花)のモデル浪花千栄子は、自己主張をしてグイグイと前に出るタイプではありませんでした。

無声映画時代の浪花千栄子については、「当時は女優が20人ほど居たが、浪花千栄子は際だって口数の少ない、どことなく暗い感じのする女優で、大役が回ってきても、全然、嬉しそうな顔もしなかった」という証言が残っています。

また、浪花千栄子は舞台でも前に出て主張することが苦手で、それが功を奏し、戦後の映画時代に監督から「カメラを見る女優さんが多いのに、浪花さんはカメラを見ない」と褒められています。

こうした実話を考慮すると、カメラ目線をしたり、芝居でもグイグイと前に出て主張する高峰ルリ子(明日海りお)は、浪花千栄子のアンチテーゼとして描かれたキャラクターとしたオリジナルキャラクターと解釈できます。

なお、朝ドラ「おちょやん」の実話や解説は「朝ドラ「おちょやん」のあらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

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