おちょやん-第4週「父・テルヲと借金」の感想
浪花千栄子をモデルとするNHKの朝ドラ「おちょやん」の第4週「父・テルヲと借金」の感想です。
■おちょやん-第4週の感想
竹井千代(杉咲花)が奉公している芝居茶屋に、父・竹井テルヲ(トータス松本)が現われた。
父・竹井テルヲ(トータス松本)は自分の借金を返済するために、竹井千代(杉咲花)を売り飛ばそうと考えたのだ。
どうして借金を作ったのかは不明だが、父・竹井テルヲ(トータス松本)は2000円の借金を抱えていた。
1000円で家が建つと言われた時代なので、2000円は現在の価値で、2~3000万円というところだろう。
竹井千代(杉咲花)を売り飛ばして、借金が完済できるのなら、100歩譲って、許せるような気もするが、父・竹井テルヲの場合は竹井千代を売り飛ばしても、借金を半分にして貰えるだけだった。
この借金問題は、岡田シズ(篠原涼子)が竹井千代(杉咲花)を道頓堀から逃がした上で、2000円は暴利で、本当の借金は200円だと言い、借金取りに200円を返済して解決した。
つまり、父・竹井テルヲは竹井千代を売り飛ばしても、1000万円の借金が残り、結局は金利で借金が増えるだけなのである。
つくづく馬鹿な父親だと思った。
しかし、父・竹井テルヲ(トータス松本)が船に乗って道頓堀から逃げていく竹井千代(杉咲花)を見つめるシーンでは、父・竹井テルヲは本当は竹井千代の事を心配しているような気がした。
悪いのは借金と暴利をむさぼる借金取りなのではないか。
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■視聴率は低迷
ネタバレになるので、詳しい事は書かないが、岡田みつえ(東野絢香)が富川福助(井上拓哉)のトランペットを道頓堀に投げ捨てるシーンは良く出来ていると思った。
朝ドラは伏線を回収しない事が多いのだが、「おちょやん」は、コントとしても成立させているうえで、伏線も回収しており、脚本は良く出来ていると思う。
気になるのは、須賀廼家千之助(ほっしゃん)の絵が汚いということくらいで、このメンバー、この脚本なら、視聴率20%を超えてくると思ったが、視聴率20%を切っている。本当に視聴率というのは不思議なもんだ。
なお、朝ドラ「おちょやん」のモデルや実話の解説は「おちょやん-あらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。
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