おちょやん-天海一平(成田凌)が2代目・天海を襲名する実話

朝ドラ「おちょやん」に登場する天海一平(成田凌)が父親の芸名「天海天海」(あまみ・てんかい)を襲名するので、その実話を紹介します。

■2代目・天海天海を襲名する実話

天海一平(成田凌)のモデル2代目・渋谷天外は、本名を渋谷一雄と言い、本名の渋谷一雄やペンネームで活動しており、父親の名前を継ぐ気はなかった。

しかし、旗揚げした松竹家庭劇は客が入らずに困っていたので、松竹が客集めのイベントとして、渋谷一雄に父親の「渋谷天外」という芸名を継ぐように命じた。

ところが、渋谷一雄が父親の芸名について調べてみると、「渋谷天外」という芸名には莫大な借金が付いている事が判明したのである。

「渋谷天外」を襲名すると、莫大な借金まで背負うことになるので、渋谷一雄は、これは溜まらんと思って逃げ回っていたが、松竹の命令で仕方なく、「渋谷天外」を襲名したのである。

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■後日談

こうして2代目・渋谷天外を襲名した渋谷一雄は、莫大な借金を背負ってしまうのだが、名前を継いだことで「相当なうま味」もあったようで、歌舞伎界が世襲制になっている理由を悟った。

渋谷一雄は、役者は自分の実力で勝負するものだと考え、子供が出来ても、子供に「渋谷天外」の名前を継がせる気は無かったのだが、結局、九重京子との間に出来て2次男の渋谷喜作が3代目・渋谷天外を継いでいる。

なお、朝ドラ「おちょやん」のモデルや実話の解説は「朝ドラ「おちょやん」のあらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

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