天国と地獄-サイコな2人-犯人と原作「太陽と月」の考察と疑義

TBSのドラマ「天国と地獄-サイコな2人」の連続殺人犯と原作「太陽と月」の考察と疑義です。

■「天国と地獄」と「太陽と月」

「天国と地獄」の第1話で、「デンデン」の社長・田所仁志(56歳)が自宅で殺害された。手には謎のマーク「Φ(ふぁい)」が記されており、3年前に神奈川県で起きた法務省官僚殺人事件と同一犯による犯行という可能性が出てきた。

つまり、田所仁志殺人事件には、連続殺人事件の可能性があるということだ。

「天国と地獄」は、奄美大島の喜界島に伝わる伝承「太陽と月」が原作である。

「太陽と月」は、月になるはずだった太陽がシヤカナローの花を盗んで太陽となり、太陽になるはずだった月が月になってしまったという話しである。

この「太陽と月」には結末がある。それは、太陽は太陽になったが、盗みを働いたので、お昼に昇っても誰も見ることが出来ず、月は夜でも誰もが見られる存在となった、という結末である。

さて、「太陽と月」の伝承を考えると、犯人は日高陽斗(高橋一生)で、犯人の日高陽斗が歩道橋の上から月を見つめるシーンがあることから、事件には「月」が関連しているのではないかと考える。

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■犯人と月

第1話で発生した田所仁志殺人事件の発生日は2021年1月13日だった。そこで、1月13日の月の様子を調べてみると、新月(朔)だ判明した。

新月は、満月の反対で、月が全く見えない状態である。

太陽は自ら発光しているが、月は発光していない。

にもかかわらず、夜でも月が見えるのは、太陽の光が月に当たっているからだ。

このため、月は太陽との位置関係が原因で、満ち欠けするのだ。

■犯行の動機

さて、田所仁志殺人事件の夜が新月だったことから、犯人は新月の日に犯行に及んでいるのではないかと考え、3年前に起きた法務書官僚殺人事件について調べてみたが、第1話の時点では事件発生日が特定できなかった。

しかし、日高陽斗(高橋一生)が会社「コ・アース」を設立したのが3年前なので、法務省官僚殺人事件と「コ・アース」の設立には、何らかの関係はありそうだ。

また、第1話で殺害された田所仁志は、パチンコ店などを経営しており、口の中に大量のパチンコ玉が詰め込まれていた。

3年前に殺害された官僚は、法務省の官僚だったので、破られた六法全書が口の中に詰め込まれていた。

被害者は自分の職業に関する物が口の中に詰め込まれていることから考えると、犯人の動機は仕事上の報復ではないかと考える。

また、犯人は月のない日(新月)に犯行に及んでいることから考えると、自分を月の化身と考えている可能性がある。

犯人の日高陽斗(高橋一生)は、月に代わって、お仕置きをするセーラムーン症候群なのかもしれない。

なお、原作とあらすじとネタバレは「天国と地獄-サイコな2人-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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