おちょやん-「手違い噺(ばなし)」のモデルと実話

NHKの朝ドラ「おちょやん」で鶴亀家庭劇が上演した芝居「手違い噺」のモデルとネタバレです。

■「手違い噺」のモデル

「手違い噺」のモデルは、和老亭当郎(曽我廼家十郎のペンネーム)の原作で、茂林寺文福(曾我廼家十吾)が脚色した「手」という芝居です。

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■「手」のあらすじ

斉藤源治郎(曽我廼家十吾)の家に忍び込んだ泥棒は、家の人に見つかってしまったので、慌てふためき、斉藤源治郎と下人(渋谷天外)の手を切り落として逃走した。

驚いた斉藤夫人(浪花千栄子)は、急いで知り合いの医師の元に駆けつけ、斉藤源治郎と下人の治療を頼み、手術によって2人の手は繋がった。

しかし、よく見ると、斉藤源治郎の手が下人に付いており、下人の手が斉藤源治郎に付いていた。
手だけが入れ違ってしまったのである。

しかも、手の神経は元の体と繋がっており・・・。

■感想

朝ドラ「おちょやん」では、天海一平(成田凌)が「手違い噺」の脚本を書いていたのですが、実際は日本喜劇の父・曽我廼家十郎の作品でした。

内容的には落語で聞いたことがあるので、落語がモデルかと思ったのですが、どうやら先に喜劇が先のようです。

ただ、松竹家庭劇でも「らくだ」などの古典落語を芝居にしているので、曽我廼家十郎が落語を元ネタにして脚本を書いたという可能性もあります。

この「手」は、現在も松竹新喜劇で「手違い噺」というタイトルで上演されているようです。

なお、曽我廼家十郎については「曽我廼家十郎(そがのや・じゅうろう)の生涯」をご覧ください。

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