「おちょやん」の史実-万太郎とチャップリンの実話とネタバレ
NHKの朝ドラ「おちょやん」で喜劇王チャップリンが来日する実話とネタバレです。
■おちょやん-チャップリン事件のネタバレ
世界的に有名な喜劇俳優のチャップリンが来日することになった。
そこで、鶴亀の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)は、須賀廼家万太郎(板尾創路)と須賀廼家千之助(ほっしゃん)を競わせ、勝った方の一座にチャップリンを招待することにした。
こうして、須賀廼家万太郎(板尾創路)と須賀廼家千之助(ほっしゃん)の勝負が始まり、2人の勝負に巻き込まれて翻弄される竹井千代(杉咲花)と天海一平(成田凌)。
そして、勝負の行方は・・・
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■おちょやん-史実と実話のネタバレ
史実ではチャーリー・チャップリンは4回、来日しており、朝ドラ「おちょやん」で描かれるのは、昭和7年(1932年)5月14日に初来日したときのエピソードである。
このとき、須賀廼家万太郎(板尾創路)のモデル曽我廼家五郎は、松竹からチャップリンを訪問するように勧められたが、訪問を断った。
チャップリンは世界的に有名な喜劇俳優だが、曽我廼家五郎の方が芸歴が長く、芸人としては先輩であり、日本の喜劇王という自負もある。
それに、向こうが自分の事を知っていて、会いたいというのなら、会いに行っても構わないが、自分を知らない相手に、自分の事を説明して、会いに行くのは日本の喜劇王のすることではないと考えたのである。
曽我廼家五郎が断ったので、2人の会談は実現しないと思われていたのだが、昭和7年5月20日に、チャップリンが、曽我廼家五郎の楽屋を訪問し、2人の会談が実現した。
曽我廼家五郎は訪問を断ったものの、世界のチャップリンに会わずに帰す事を迷っていたので、向こうから会いに来てくれたので安堵した。
これは私の推測だが、チャップリンは5月14日夜に、松竹の大谷竹次郎宅で歓迎を受けているので、松竹の案内もあったのだと考えられる。
■浪花千栄子との関係ネタバレ
竹井千代(杉咲花)のモデル浪花千栄子は、ラジオで成功すると、旅館「竹生(ちくぶ)」を建てて旅館業や飲食店を開始した。従業員も多く、手広く商売をしていた。
それで、浪花千栄子が旅館「竹生」を始めた切っ掛けが、チャップリンの映画だったのである。
何の映画だったか、正確には覚えていないのだが、映画「モダン・タイムズ」だったように思う。
浪花千栄子は映画を観て、女優業は体が資本だと思い、年を取って女優が出来なくなったときのために、旅館「竹生」を始めたのである。
そして、旅館の名前を決めるとき、色々と考えた末に「竹生」に決めると、ラジオドラマで共演している花菱アチャコに「竹生」と書いた紙を差し出した。
すると、花菱アチャコは「なるほど、『ちくしょう』でんな」と言ったので、流石の浪花千栄子も言い返す言葉が無く、苦笑したというエピソードが残っている。
なお、万太郎と千之助の勝負の結果は「おちょやん-第14週のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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