おちょちゃん-竹井テルヲ(トータス松本)ロス!死因と実話のネタバレ

朝ドラ史上最悪の毒親と言われる「おちょやん」の竹井テルヲ(トータス松本)の死因と実話のネタバレです。

■竹井テルヲロスのネタバレ

竹井テルヲ(トータス松本)は後妻・竹井栗子(宮澤エマ)が妊娠したので、竹井千代(杉咲花)を追い出して奉公へ出した。

さらに、竹井千代(杉咲花)の奉公している芝居茶屋「岡安」や「鶴亀撮影所」に現われ、竹井千代(杉咲花)を売り飛ばして借金を返済しようとした。

さらには、竹井千代(杉咲花)の通帳と印鑑を盗んで、借金を返済した。

こうした数々の所業から竹井テルヲ(トータス松本)は、朝ドラ史上最悪の毒親として炎上した。

そして、朝ドラ出演者が「あさいち」にゲスト出演すると、出演終了という慣例があり、トータス松本は2021年1月29日放送の「あさいち」に出演したことから、もう出番が無いと思われていた。

しかし、「おちょやん」の第15週で竹井テルヲ(トータス松本)が復活する。

またもや毒親で炎上かと思われたが、今度は一転して、これまでの悪事を謝罪し、竹井千代(杉咲花)のために奔走し、警察に逮捕されるときも竹井千代を庇って他人のフリをした。

その後、竹井テルヲ(トータス松本)と竹井千代(杉咲花)は親子の絆を取り戻すのだが、竹井テルヲは余命宣告を受けており、留置場で死んでしまうのだった。

朝ドラ史上最悪の父親と呼ばれる竹井テルヲ(トータス松本)は、最後に親子の愛を示して、日本中に愛と感動を与え、「倍返し」を成功したのだが、そんな竹井テルヲのモデルはどうだったのか。

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■竹井テルヲのモデルの実話

竹井テルヲ(トータス松本)のモデルは、浪花千栄子の父・南口卯太郎である。

南口家は南北朝時代から続く武士の家系で、浪花千栄子の祖父の時に明治維新を迎え、大阪府南河内郡で帰農したようだ。

南口卯太郎は、鶏を育てる名人で、賞を取った事もあるのだが、鶏の行商を生業としており、わずかな田畑も持っていなかったので、かなり貧乏な家庭だった。

南口卯太郎はかなり躾に厳しかったようで、直ぐに手が出るのだが、妻キクが浪花千栄子を自分の体の後ろに隠して庇っていたようだ。

そんな妻キクは、病気だったらしく、浪花千栄子とその弟を両脇に抱えて放さず、「死んでも死にきれん」と泣きながら死んでいった。浪花千栄子が4歳のことだった。

その後、南口卯太郎は後妻を連れてきて再婚するのだが、この後妻は悪妻の見本のような女で、妻らしいことも、母親らしい事も何一つしなかった。

そして、後妻は度々、家出をするので、南口卯太郎は後妻を連れ戻す度に家を出て、しばらく戻らないという事が何度かあった。

浪花千栄子は父親について「かなりのイケメンで女には不自由していなかったが、いつも女のケツばかり追い回しており、その被害を子供が被った」と話している。

さて、朝ドラ「おちょやん」では、後妻・竹井栗子(宮澤エマ)の妊娠を切っ掛けに、竹井千代(杉咲花)は奉公に出される。

実話では、家出をした後妻が連れ子を連れて帰ってきて、「弟はいいけど、あの子(浪花千栄子)は嫌や」ということで、浪花千栄子は母方の祖母に預けられた。

浪花千栄子は、祖母の家で嫌われないように頑張っていたのだが、弟も祖母の家に預けられた。

このため、祖母の家は2人も子供が増えて困ったため、浪花千栄子を道頓堀の仕出し料理屋「浪花料理」へと奉公に出したのである。

■南口卯太郎の来襲

祖母らは、浪花千栄子の奉公先を南口卯太郎に秘密にしていたのだが、浪花千栄子が16歳の時に南口卯太郎が仕出し料理屋「浪花料理」に現われた。

南口卯太郎は浪花千栄子の貯金を目立てにしていたのだが、浪花千栄子は「給料は要りません。食事と着る物だけ面倒見てください」という約束で働いていたので、給料など貰っていなかった。

これに怒った南口卯太郎は、「浪花料理」の主人に談判して、退職金代わりに15円を受け取ると、浪花千栄子を連れて帰ると、2年間の給料を先払いで受け取り、浪花千栄子を木材屋へ奉公に出したのである。

給料先払いの事など知らない浪花千栄子は、給料が貰えないので、奉公先の主人が貯金してくれており、結婚するときに花嫁道具を持たせてくれるのだろうと思っていた。

しかし、奉公から2年が過ぎたとき、南口卯太郎が給料を先払いで受け取っていた事を知り、奉公先を逃げ出して京都へと向かう。

そして、浪花千栄子は京都のカフェー「オリエンタル」で働き始めるのだった。

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■南口卯太郎の死因とネタバレ

竹井テルヲ(トータス松本)のモデルは、父・南口卯太郎については、浪花千栄子が奉公先を逃げ出して京都へ出て以降の事は分らない。

ただ、浪花千栄子の実話をベースにした「大阪のお母さん・浪花千栄子の生涯」という小説に、父親の死因が出てくる。

この小説によると、浪花千栄子は弟・南口正春からの手紙で父親の死を知るのだが、父親は昭和30年代に交通事故で死んでいる。父親は浪花千栄子が自分の娘だと知らずに死んだようだ。

あくまでも小説なので、どこまで実話かどうかは不明だが、かなりの取材をして書かれている小説なので、興味を持った人は読んでみるとよいだろう。

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