桜の塔-原作と黒幕と犯人と最終回ネタバレ
玉木宏が主演するテレビ朝日の刑事ドラマ「桜の塔」の原作とあらすじと犯人と最終回のネタバレです。
■桜の塔-原作と主題歌
主題歌 | 宮本浩次の「sha・la・la・la」 |
原作 | 武藤将吾のオリジナル脚本 |
放送局 | テレビ朝日 |
放送時間 | 木曜日9時 |
放送開始日 | 2021年4月 |
出演者 | 玉木宏・広末涼子・仲里依紗 |
「桜の塔」に原作はありません。「家族ゲーム」「3年A組-今から皆さんは、人質です」「ニッポンノワール-刑事Yの反乱」など手がけた武藤将吾のオリジナル脚本です。このページでは最終回までをネタバレしています。
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■桜の塔-目次
- 第1話「光友銀行で強盗事件」のネタバレ
- 第2話「警視正を賭けたホーガン事件」
- 第3話「押収品を横流し事件」
- 第4話「父親は警察に殺されていた」
- 第5話「父を殺した犯人との対決」
- 第6話「革新派の旗揚げ」
- 第7話「矢上警視総監(尾見としのり)の黒歴史」
- 第8話「刈谷銀次郎(橋本じゅん)は裏切り者だった」
- 最終回(第9話)「サッチョウの悪魔が死す」
- 桜の塔-最終回と黒幕の予想
- サッチョウの悪魔の意味ネタバレ
- 狙撃犯と黒幕のネタバレ
- 広末涼子の実家と父親と母親のネタバレ
■桜の塔-第1話のあらすじとネタバレ
2016年、光友銀行で強盗事件が発生するが、警視庁の上層部は「東大派」「薩摩派」「外様派」に別れて派閥争いをしており、お互いにけん制して、SATを派遣しなかったため、負傷者が出てしまう。
捜査の指揮をとっていた外様派の佐久間義孝(少路勇介)は、捜査会議で現場の刑事からミスを追求されてピンチに陥る。
しかし、外様派の上條漣(玉木宏)が理路整然と答え、逆に現場のミスにしてしまい、騒動を治めると、的確に捜査の指示を出し、捜査を開始させた。
捜査で指揮を執っている佐久間義孝(少路勇介)は、外様派のトップ千堂大善(椎名桔平)の娘(仲里依紗)と婚約していたので、千堂大善は上條漣(玉木宏)に「手柄を上げさせてやりたい」と言い、サポートを頼んだ。
ところが、千堂優愛(仲里依紗)は上條漣(玉木宏)に興味を引かれるのだった。
そのようななか、佐久間義孝(少路勇介)が女子高生に手を出して懲戒解雇されたので、激怒した千堂大善は、上條漣に捜査の指揮を任せるのだった。
上條漣は、プロファイリングで蒲生兼人(森崎ウィン)が犯人だと確信すると、幼なじみの刑事・水樹爽(広末涼子)と共に捜査を開始し、証拠の拳銃を捏造して、蒲生兼人を逮捕した。
水樹爽は証拠が捏造された可能性を指摘して、上條漣に反発するが、蒲生兼人(森崎ウィン)が銀行強盗について認めたので事件は解決した。
しかし、蒲生兼人(森崎ウィン)は証拠の拳銃については「知らない」と言い張り、元々は、ある人物から拳銃の大きな取引の話を持ちかけられたのだが、その証拠金が無いので、その人物から金が手に入る方法があると言われ、第1話の冒頭で起きた光友銀行強盗事件の計画を教えられたのだという。
つまり、事件には黒幕がいたのだが、その黒幕とは上條漣(玉木宏)だった。
上條漣(玉木宏)が電話で拳銃の取引を持ちかけ、お金の無い蒲生兼人(森崎ウィン)に銀行強盗の計画を教え、銀行強盗を起こさせていた。
つまり、上條漣は、初めから銀行強盗の犯人は蒲生兼人だと知っていたのだ。
さらに、外様派の佐久間義孝(少路勇介)が女子高生に手を出して懲戒解雇されたのも、上條漣の仕業だった。
上條漣には、元警察官でクラブ「S」のママをしている小宮志歩(高岡早紀)と、元警察官の刈谷銀次郎(橋本じゅん)という仲間が居り、佐久間義孝(少路勇介)がクラブ「S」に飲みに来たとき、小宮志歩の協力でハニートラップを仕掛けていたのだだった。
兎にも角にも、こうして銀行強盗を解決した上條漣(玉木宏)は、外様派のトップ千堂大善(椎名桔平)から信頼を得るのだった。
第1話の詳しいネタバレは「桜の塔-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
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■桜の塔-第2話のあらすじとネタバレ
外様派の上條漣(玉木宏)、薩摩派の新垣広海(馬場徹)、東大派の馳道忠(渡辺大知)の3人の中から2名を警視正に推薦することになった。
しかし、警視庁の上層部は派閥争いをして、自分たちの派閥を推薦するので、話し合いが終わらないため、警視総監の荒牧雄彦(段田安則)が投票で決めることを提案する。
このままでは負けると考えた外様派の上條漣(玉木宏)は、担当している連続通り魔事件が世間から注目を集めるような事件になれば、投票でも勝てると考えた。
上條漣(玉木宏)は、優秀なプロファイラーで、既に犯人を突き止めており、犯人が北斗七星を描くように犯行を繰り替えている事まで突き止めていた。
そして、上條漣(玉木宏)は、けが人が出ていないことから、犯人は憂さ晴らしでボーバンの矢を撃っているだけで、犯人に殺意は無いと確信していた。
そこで、上條漣は、YouTuberのミスター予言者に、次の犯行時間や場所を教え、ミスター予言者にYouTubeで生放送させると、生放送中に事件が起きたので、ミスター予言者は評判となり、マスコミも詰めかけた。
しかし、次の事件で、犯人の放ったボーガンの矢が飛び出してきた子供にあたり、初めての負傷者が出てしまう。
上條漣は、自分が出世のために犯人を利用したため、けが人が出てしまったことに苦悩するが、連続通り魔事件は世間から大きな注目を集めるようになったので、予定通りに犯人を逮捕した。
その結果、外様派の上條漣(玉木宏)、薩摩派の新垣広海(馬場徹)の2人が警視正に推薦され、東大派の馳道忠(渡辺大知)が落選したのだった。
第2話の詳しいネタバレは「桜の塔-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■桜の塔-第3話のあらすじとネタバレ
警視正に出世した外様派の上條漣(玉木宏)は、東大派トップの吉永晴樹(光石研)が部長を務める警務部へ異動し、吉永晴樹から監察官に任命された。
監察官は「警察の警察」と呼ばれており、警察内部の不正を取り締まるのが仕事で、上條漣は押収した拳銃の横流しの捜査を命じられた。
上條漣(玉木宏)は罠を仕掛けて、押収品を横流しする刑事・高杉賢剛(長谷川朝晴)を逮捕した。
一方、出世競争で負けた同期の東大派の馳道忠(渡辺大知)は、吉永晴樹(光石研)から裏金作りの不正経理を任され、心を病んでおり、上條漣(玉木宏)に証拠を送って自殺未遂を起こした。
怒った上條漣(玉木宏)は吉永晴樹(光石研)の元を訪れて、馳道忠に不正経理をさせていた件を追求するが、吉永晴樹は「もう遅い。お前達は終わりだ。逮捕は取り消せない」と勝ち誇った。
実は、押収した拳銃を横流ししていた犯人・高杉賢剛(長谷川朝晴)は、警視総監・荒牧雄彦(段田安則)の甥だったのである。
吉永晴樹は、上條漣に高杉賢剛を逮捕させることで、警視総監・荒牧雄彦の顔に泥を塗り、外様派を失脚させるのが狙いだったのだ。
しかし、高杉賢剛を逮捕したというのは嘘で、上條漣(玉木宏)は、警視総監の甥だと気付いていたので、高杉賢剛を逮捕させずに、依願退職として処理をしていた。
形勢が逆転した上條漣(玉木宏)は、吉永晴樹(光石研)に不正経理を追求するが、千堂大善(椎名桔平)は不正経理は馳道忠(渡辺大知)の単独犯として処理する事を約束した。
驚いた上條漣(玉木宏)が抗議するが、千堂大善(椎名桔平)は「吉永が黒幕だったと告発してみろ。吉永はあらゆる手を使ってこの事件をもみ消し、馳を社会的に抹殺する。吉永はそういう男だ
」と教えたのだった。
こうして、吉永晴樹(光石研)は告発を免れたが、東大派の馳道忠(渡辺大知)が罪を被ったので、東大派は失脚してしまうのだった。
第3話の詳しいネタバレは「桜の塔-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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■桜の塔-第4話のあらすじと犯人ネタバレ
高杉賢剛(長谷川朝晴)が押収品を横流しして裏金を作る手口を教えた犯人は、警察OBの刈谷銀次郎(橋本じゅん)だった。
刈谷銀次郎は、警察の上層部に23年前の悪夢を思い出させるために、押収品を横流しする方法を教えたのだという。
上條漣(玉木宏)の父・上條勇仁(岡部たかし)は、23年前に交番で首を吊って死んだが、上條勇仁が自殺する直前に調べていたのが、押収品の横流しだった。
最初に押収品の横流しに気付いたのは、保管庫の担当をしていた小宮志歩(高岡早紀)で、上司に相談しても、上司は見て見ぬ振りをするので、上條勇仁(岡部たかし)に相談しており、上條勇仁が押収品の横流しについて調べていた。
その後、上條勇仁(岡部たかし)は交番で首を吊って死んだのだが、あれは自殺ではなく、警察に殺されたのだという。
それを知った、上條漣(玉木宏)は、23年前の事件について調査を開始するのだった。
やがて、父・上條勇仁の形見であるウイスキーボトルに住所が刻まれている事が判明する。
その住所に駆けつけると、そこは23年前に押収品を横流ししていたアジトだったが、もう廃墟と化しており、誰も住んでいなかった。
その廃墟で、上條漣(玉木宏)は、父親が交番で首を吊って自殺したときの防犯カメラのビデオテープを発見する。
ビデオテープを確認すると、父親が首を吊ろうとする前に、誰かが居り、その人物が父親に拳銃を突きつけていた。顔は見えないが、ライターが映っていた。
そのライターは薩摩派のトップ権藤秀夫(吉田鋼太郎)のもので、上條漣(玉木宏)は権藤秀夫の元を訪れて、23年前の事件を追求すると、権藤秀夫は「どうせ罪には問えない。俺は横流しの金を受け取った事は1度も無い。甘い蜜を吸っていたのは上の連中だ。俺は見て見ぬ振りをしていただけだ」と言い、真相を話した。
権藤秀夫は、押収品横流し告発しようとする父・上條勇仁(岡部たかし)を説得する役目を与えられ、父・上條勇仁を説得したのだが、父・上條勇仁は自分の正義を貫くと言い、説得には応じなかったのだという。
権藤秀夫は自分に勇気が無かったので父・上條勇仁を助ける事が出来なかったと言って謝罪するが、父・上條勇仁の自殺には一切関与していないと話した。
上條漣(玉木宏)はライターの写真を見せると、権藤秀夫はライターは千堂大善(椎名桔平)から貰ったものだと教えた。
そこで、上條漣(玉木宏)は千堂大善(椎名桔平)の元を訪れると、千堂大善は「俺がお前の父親の死を見届けた」と答えたのだった。
第4話の詳しいネタバレは「桜の塔-第4話のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
■桜の塔-第5話のあらすじとネタバレ
千堂大善(椎名桔平)は、23年前に上條漣(玉木宏)の父親を自殺に追いやった事を認めたが、「俺はお前ごときが倒せる相手じゃない。それが分ったら、明日から、俺に尽くせ」と命じた。
千堂大善への復讐を誓った上條漣は、派閥争いをしている東大派の吉永晴樹(光石研)に、千堂大善を失脚させたいと相談すると、吉永晴樹は5年前に起きた傷害事件が未解決のままになっている事を教えた。
5年前の傷害事件を調べた上條漣は、犯人が千堂大善の娘・千堂優愛(仲里依紗)で、千堂大善が事件をもみ消していた事を知る。
上條漣は、交際している千堂優愛に、5年前の傷害事件の罪を償おうと持ちかけると、事件の事で悩んでいた千堂優愛は罪を償うことにした。
さらに、警察が事件の被害者に治療費として100万円を渡しており、そのお金を持っていったのが、ハニートラップで警察をクビになった佐久間義孝(少路勇介)だったことが判明する。
佐久間義孝は警察をクビになって千堂大善を怨んでいたので、上條漣は佐久間義孝に接触し、5年前の傷害事件について尋ねると、佐久間義孝は千堂大善が証拠を隠蔽した事を明かし、その証拠を上條漣に渡した。
上條漣は、佐久間義孝から受け取った証拠で千堂大善を追い詰めるが、千堂大善は「その証拠は偽物だ」と言って呆れた。
実は、上條漣の仲間だったクラブ「S」のママ小宮志歩(高岡早紀)は、病気の母親が千堂大善の世話で治療を受けており、千堂大善の手駒になっていた。
このため、小宮志歩は、上條漣のこれまでの計画や行動を、全て千堂大善に報告していたのだ。
佐久間義孝も千堂大善の手駒になっており、上條漣に渡した証拠というのは偽物だったのである。
千堂大善は、上條漣のクーデーターを完全に叩き潰すと、父・上條勇仁(岡部たかし)が交番で自殺した時の様子を教えた。
千堂大善は、娘・千堂優愛に免じてクーデターを起こした上條漣の事を許し、「これからは俺のために尽くせ」と命じた。
上條漣は、千堂大善を尊敬し、憧れてきたが、千堂大善があらゆる汚い手を使って出世して、「薩長(サッチョウ)の悪魔」と呼ばれている事を知るのだった。
上條漣は、正義を貫くために、他人を陥れてでも出世しようとしてきたが、千堂大善の正体を知って、自分が信じて進む道を悟り、悪魔に魂を売ってでも、自分の信念を貫くため、千堂大善の娘・千堂優愛と結婚する事を選んだのだった。
第5話の詳しいネタバレは「桜の塔-第5話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■桜の塔-第6話のあらすじとネタバレ
第5話の結末で上條漣(玉木宏)が千堂優愛(仲里依紗)と結婚してから5年が経過した。
上條漣は、警務部から異動して公安部に3年、内閣情報調査室に2年勤務した後、警視庁刑事部捜査2課の課長に着任していた。
薩摩派が分裂し、悪名の高い薩摩強行派の矢上(尾見としのり)が警視総監となっており、千堂大善(椎名桔平)は副総監に就任して、矢上警視総監の右腕として活躍し、虎視眈々と次期警視総監を狙っていた。
薩摩穏健派の権藤秀夫(吉田鋼太郎)は、薩摩強行派の台頭により、影を潜めていた。
一方、東大派の吉永晴樹(光石研)は、不正経理事件からV時回復で復活し、次期警視総監の本命とみられていた。
さて、上條漣(玉木宏)は、加森議員(中田有紀)の収賄事件の証拠を掴み、逮捕状を請求しようとするが、千堂大善(椎名桔平)から釘を刺されたうえ、捜査2課で保管していた収賄の証拠まで紛失してしまう。
上條漣(玉木宏)は、捜査2課のメンバーは信用できないので、捜査1課の水樹爽(広末涼子)に協力を要請し、新たに加森議員の収賄事件の証拠を掴んだ。
さらに、上條漣は、刑事部長・土門義郎(野間口徹)の弱みを握って、千堂大善に秘密裏に逮捕状を請求するように脅し、加森議員を電撃逮捕するのだった。
加森議員のお金は若槻大臣へと流れており、若槻大臣を怒らせた千堂大善(椎名桔平)は警視総監の道が遠のいてしまう。
激怒した千堂大善(椎名桔平)は上條漣(玉木宏)を千堂派から破門にして、出世の道を絶つが、上條漣は自分の派閥「改革派」の旗揚げを宣言した。
上條漣と「警察の膿を出す」という目的が一致した権藤秀夫(吉田鋼太郎)が改革派の後見人を務め、馳道忠(渡辺大知)や新垣広海(馬場徹)などが改革派に駆けつけており、改革派は総勢13人になっていた。
第6話の詳しいネタバレは「桜の塔-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■桜の塔-第7話のあらすじとネタバレ
千堂大善(椎名桔平)に反旗を翻した上條漣は、左遷されたが、「これで自由に動ける」と思っており、千堂大善は富樫遊馬(岡田健史)に捜査共助課への異動を命じ、上條漣の監視させる。
そのようななか、特命担当大臣・若槻大臣が演説中に狙撃されるという事件が起きた。左の大腿部を撃たれており、命には別状は無かった。
上條漣(玉木宏)は捜査を開始するが、犯人の手がかりは得られず、捜査は難航していた。
そこで、次期警視総監を狙う東大派の吉永晴樹(光石研)は、千堂大善(椎名桔平)が失脚すれば、自分が警視総監になれると考え、上條漣(玉木宏)に犯人の情報を教える。
犯人はSATの狙撃手だった元警察官・久瀬秀臣で、久瀬秀臣を逮捕すると、久瀬秀臣は容疑を認めたが、千堂大善(椎名桔平)の関与については否定した。
そのようななか、矢上警視総監(尾見としのり)の黒歴史は判明する。
矢上警視総監は点数稼ぎのために、千堂大善(椎名桔平)に薬物の取引現場を押えるように命じ、千堂大善が2人の警察官を暴力団に潜入捜査させた。
そのとき、警察を辞めて潜入捜査していたのが深海慎吾と刈谷銀次郎(橋本じゅん)で、久瀬秀臣と深海慎吾と刈谷銀次郎は同期で親友同士だった。
しかし、潜入捜査していた深海慎吾は、薬物に手を出してしまい、取引の日に刈谷銀次郎の正体は警察官だと暴露し、刈谷銀次郎を撃とうとした。
そこで、包囲していたSATの久瀬秀臣は、刈谷銀次郎を助けるために、深海慎吾を射殺していたのだ。
そして、久瀬秀臣が薬物に手を出していたことから、2人は警察への復帰を認められず、潜入捜査の事は矢上警視総監(尾見としのり)の黒歴史として闇に葬られていたのだ。
さて、狙撃犯の久瀬秀臣は、千堂大善(椎名桔平)から若槻大臣を狙撃すれば、深海慎吾を職務中の死亡として扱い、遺族年金金も保証すると持ちかけられ、深海慎吾の妻のために、若槻大臣を狙撃していた。
上條漣(玉木宏)は、千堂大善が久瀬秀臣に渡した誓約書を手に入れるため、水樹爽(広末涼子)を派遣するが、千堂大善は先手を打って、富樫遊馬(岡田健史)を派遣し、誓約書を回収していた。
しかし、千堂大善の行動を予想していた上條漣は、富樫遊馬を味方に引き込んでおり、本物の誓約書は富樫遊馬が持っていた。千堂大善に渡したのはコピーだったのだ。
警視総監の座を狙う吉永晴樹(光石研)は、これで千堂大善(椎名桔平)も終わりだと言い、勝利を確信する。
しかし、矢上警視総監(尾見としのり)が現われ、交際している水樹爽(広末涼子)が違法捜査をしており、懲戒免職に値すると脅すと、富樫遊馬(岡田健史)は仕方なく、誓約書を矢上警視総監に渡すのだった。
こうして、吉永晴樹(光石研)と権藤秀夫(吉田鋼太郎)は、矢上警視総監(尾見としのり)からにらまれてしまい、警視総監の道は途絶えるのだった。
その日の夜、千堂大善(椎名桔平)は、クラブ「S」に向かっていると、久瀬秀臣の件を怨んだ刈谷銀次郎(橋本じゅん)に襲われ、刺されるのだった。
第7話のネタバレは「桜の塔-第7話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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■桜の塔-第8話のあらすじとネタバレ
千堂大善(椎名桔平)は、刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺されて病院へ運ばれたが、命には別状が無かった。
千堂大善は上條漣(玉木宏)に犯人は刈谷銀次郎だと明かし、上條漣の差し金ではないかと疑ったが、上條漣は刈谷銀次郎の事を怨んだおり、今回の一件には関与していなかった。
実は、上條漣の父親が交番で自殺した日、刈谷銀次郎も夜勤当番だったのだが、刈谷銀次郎は薩摩派から大金を受け取り、夜勤を休んでいたのだ。
このため、上條漣は刈谷銀次郎を裏切り者だと思って事を怨んでいたのだ。
翌日、刈谷銀次郎(橋本じゅん)は拳銃で撃たれて死亡し、捜査が始まる。
上條漣(玉木宏)は刈谷銀次郎のSDカードを発見。SDカードには電話が録音されており、刈谷銀次郎の黒幕が東大派の吉永晴樹(光石研)だと判明する。
刈谷銀次郎に千堂大善を襲わせた黒幕も吉永晴樹だった。
そこで、上條漣は、権藤秀夫(吉田鋼太郎)と千堂大善(椎名桔平)を使って、吉永晴樹を辞職へと追い込む。
吉永晴樹は、辞職勧告を受け入れたが、刈谷銀次郎を殺害した事件には関わっていないと断言した。
さて、千堂大善(椎名桔平)は富樫遊馬(岡田健史)を使って証拠を捏造し、蒲生兼人(森崎ウィン)を犯人に仕立て上げようとした。
富樫遊馬は協力を拒否したが、千堂大善は他の部下を使って証拠を捏造し、蒲生兼人を犯人に仕立て上げた。
蒲生兼人をよく知っている水樹爽(広末涼子)は「蒲生は更生しているので、犯人ではない」と主張するが、「それはお前の主観に過ぎない」と言われ、一蹴されてしまう。
そこで、水樹爽は「無実を証明するためだ」と言い、蒲生兼人に事情聴取を受けるように説得するが、蒲生兼人は「いやです。また取り調べて、あること無いことを言われて。俺じゃない・・・」と言い、逃げた。
その後、水樹爽は廃校で蒲生兼人を発見し、廃校の屋上で蒲生兼人を説得すると、蒲生兼人は説得に応じて、事情聴取を受けることにした。
しかし、蒲生兼人はSATの狙撃手に狙われている事に気付いて動揺し、校舎の屋上から転落して意識不明の重体になるのだった。
報告を受けた上條漣(玉木宏)は、千堂大善(椎名桔平)に「SATを用意したのは、蒲生を射殺して被疑者死亡で事件を終わらせるつもりだったんですか」と尋ねると、千堂大善は「蒲生は改造銃を隠し持っていた可能性がある。だからSATを送ったんだ」と答えた。
上條漣は「貴方は人間じゃない。俺もそうだ。貴方を倒すために悪魔に魂を打った。なぜ5年も沈黙を守ったのか、もうすぐ分る。貴方を警察トップには就かせない」と告げると、千堂大善は「クールだねぇ。なら、どっちがサッチョウの悪魔なのか、最終決戦といこうじゃないか」と答えたのだった。
なお、第8話の詳しいネタバレは「桜の塔-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■桜の塔-最終回(第9話)のあらすじとネタバレ
校舎の屋上から転落した蒲生兼人(森崎ウィン)は、意識不明のままだったが、警察は拳銃の指紋を証拠として、蒲生兼人の逮捕に踏み切ろうとしていた。
しかし、富樫遊馬(岡田健史)は執念深く聞き込みを続け、蒲生兼人のアリバイを証明することに成功し、蒲生兼人の無実を証明する。
自分の正義を見失っていた水樹爽(広末涼子)は、富樫遊馬の正義を見て、自分の正義を取り戻すのだった。
こうして刈谷銀次郎を殺害した事件の捜査は振り出しに戻るのだが、千堂優愛(仲里依紗)が刈谷銀次郎を殺害したと言い、警視庁に出頭してきた。
千堂大善(椎名桔平)が上條漣(玉木宏)に「説明してもらおうか。どこからが、お前の描いた絵だ」と尋ねると、上條漣は「全部ですよ」と言い、教えた。
上條漣は、5年間かけて千堂優愛をマインドコントロールして、絶対的なパートナーに仕上げ、千堂優愛に刈谷銀次郎を殺害させた事を明かす。
しかも、上條漣は、千堂大善が蒲生兼人を犯人に仕立て上げた証拠も入手していた。
しかし、千堂大善は「お前は警察という組織を分っていない。矢上警視総監(尾見としのり)が警察のトップに居る限り、矢上警視総監は俺をぞんざいには扱えない」と教えた。
すると、上條漣は「28年前の押収品横流しの主犯格は、矢上警視総監だったんじゃないですか」と言い、離婚をして千堂優愛(仲里依紗)を実家に帰した理由を明かした。
千堂優愛は実家に帰っていた時期に、刈谷銀次郎を殺害したので、実家、つまり、千堂大善の自宅も家宅捜索の対象となる。
上條漣は、千堂大善が28年前の押収品横流し事件の証拠を自宅に保管していると考え、千堂大善の自宅を家宅捜索するために、千堂優愛を実家に帰したのだ。
本当の狙いを明かした上條漣は、全ては自分の信念を貫いた父が、警察の膿を浄化するために残してくれた証拠だと言い、「アンタが三流だと言っていた父が、アンタを副総監の座から引きずり下ろした。自分の信念を貫いた父がアンタの野望を打ち砕いた。今度こそ終わりだ」と告げた。
一方、権藤秀夫(吉田鋼太郎)は矢上警視総監(尾見としのり)に、千堂大善の自宅から押収した証拠を突きつけ、矢上警視総監が23年間の押収品横流し事件の黒幕だった事を証明し、矢上警視総監を失脚に追い込んだ。
これにより、千堂大善は、矢上警視総監という後ろ盾を失ってしまう。
他方、上條漣は千堂優愛を操って、刈谷銀次郎を殺害させたと思っていたが、千堂優愛は操られておらず、上條漣を復讐から解放するために、自分の意思で刈谷銀次郎を殺害していたのだった。
さて、千堂優愛の取り調べを担当した水樹爽(広末涼子)は、事件の黒幕が上條漣(玉木宏)だと気付く。
そこで、水樹爽は上條漣に拳銃を突きつけて、真相を話すように迫ると、上條漣は千堂優愛を利用して刈谷銀次郎を殺害した事を明かし、「俺を楽にしてくれ」と頼んだ。
すると、水樹爽は「上條漣はもういない。ここに居るのはサッチョウの悪魔だ。アンタを裁けるのは私しか居ない」と言い、上條漣を撃った。
しかし、銃弾は、父親がくれたウイスキーボトルで止まり、上條漣は死ななかった。
水樹爽が「おじさんが助けてくれたんだね」と告げると、上條漣は「バカいえ。お前の茶番だろ」と呆れた。
水樹爽が「私はアンタを助けたつもりは無い。生きて償いな。・・・これでサッチョウの悪魔は死んだ。お帰り漣」と告げると、上條漣は泣き崩れたのだった。
■桜の塔-最終回の結末ネタバレ
- 矢上警視総監(尾見としのり)の失脚後、権藤秀夫(吉田鋼太郎)が警視総監に就任した。
- 千堂大善(椎名桔平)は副総監から失脚したが、権藤秀夫(吉田鋼太郎)が千堂大善の悪事を内々に処理したので、田舎の警察署の本部長となっていた。
- 千堂大善(椎名桔平)は失脚後もクラブ「S」に通い、同期の吉永晴樹(光石研)や権藤秀夫(吉田鋼太郎)と軽口を叩いていた。まだ警視総監を諦めていないらしい。
- 上條漣(玉木宏)は警視長に出世したうえ、千堂派が改革派に移ってきたので、改革派の勢力を拡大していた。
- 富樫遊馬(岡田健史)は、改革派に入り、水樹爽(広末涼子)と豪華な結婚式を挙げるために、仕事に励んでいた。
- 水樹爽(広末涼子)の左手薬指には指輪が光っていた。
- 蒲生兼人(森崎ウィン)は水樹爽(広末涼子)の実家のラーメン屋に復帰していた。
- 刈谷銀次郎(橋本じゅん)を殺害した千堂優愛(仲里依紗)については描かれず、結末は不明だった。
なお、最終回の詳しいネタバレは「桜の塔-最終回(第9話)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■サッチョウの悪魔の意味ネタバレ
千堂大善(椎名桔平)は、外様派で後ろ盾もコネなかったことから、あらゆる汚れ仕事を引き受け、出世してきた。
このため、関係者は「警視庁に入庁してはいけなかった冷酷無残な悪魔」と恐れ、千堂大善の事を「サッチョウの悪魔」だと呼んだ。「サッチョウ」とは警察庁のことである。
そして、上條漣(玉木宏)も自分の出世のために他人を陥れてきたので、千堂大善は「桜の塔」第5話の最後で、上條漣に「サッチョウの悪魔」を譲っている。
■狙撃犯と黒幕
第7話で演説中の若槻議員(浜田晃)を狙撃した犯人は元SATの狙撃手・久瀬秀臣で、狙撃を依頼した黒幕は千堂大善(椎名桔平)だった。
ことの発端は、加森議員(中田有紀)の収賄事件だった。
加森議員(中田有紀)のお金は若槻議員(浜田晃)に流れており、千堂大善は若槻議員から収賄事件のもみ消しを依頼されていた。
若槻議員は、警視総監を任命する権利を持っているので、千堂大善は収賄事件をもみ消して、警視総監の任命してもらおうと考えていた。
しかし、上條漣(玉木宏)が加森議員(中田有紀)を逮捕したため、若槻議員が激怒し、千堂大善は警視総監の座が遠のいてしまう。
若槻議員が居る限り、千堂大善は警視総監に任命してもらえないので、元SATの狙撃手・久瀬秀臣を使って若槻議員を狙撃したのである。
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■桜の塔-あらすじとネタバレ
2016年、光友銀行で強盗事件が発生するが、上層部は「東大派」「薩摩派」「外様派」に別れて派閥争いをしており、お互いにけん制して、SATを派遣しなかった。
現場の刑事はSITで対応しようとしたが、犯人は人質を撃って裏口から逃走する。
現場の水樹爽(広末涼子)は、SATを派遣していれば防げだ事件だと怒りを露わにし、捜査会議で上層部に抗議するが、理事官の上條漣(玉木宏)は、理路整然とSATを派遣しなかった理由を並べ立て、逆に現場のミスを追求し、今回の事件は現場の職務怠慢だと一蹴した。
さらに、上條漣(玉木宏)は、犯人は3Dプリンターを使って自作した拳銃を使ったと指摘し、金属粉末焼結式の3Dプリンターを導入した会社を調査するように命じ、見事に捜査会議を切り抜けたのだった。
さて、外様派の千堂大善(椎名桔平)は、上條漣(玉木宏)を呼び出すと、お前の手で、捜査の陣頭指揮を執る佐久間義孝(少路勇介)を男にして欲しいと頼んだ。
佐久間義孝(少路勇介)は、千堂大善(椎名桔平)の娘・千堂優愛(仲里依紗)と婚約しており、千堂大善は何とか手柄を立てさせたいのだ。
しかし、佐久間義孝がハニートラップに引っかかるという失態を犯したため、千堂大善(椎名桔平)は激怒して、上條漣(玉木宏)に捜査の陣頭指揮を任せた。
さて、上條漣(玉木宏)は捜査会議を始めるが、「東大派」と「薩摩派」のキャリアは捜査会議に出席せず、高みの見物を決め込んだ。
その後、上條漣(玉木宏)は、サバイバルゲームを趣味にしている蒲生兼人(森崎ウィン)が犯人だと考え、幼なじみの刑事・水樹爽(広末涼子)を使って、蒲生兼人に接触し、蒲生兼人の指紋を入手する。
そして、上條漣(玉木宏)はプロファイリングから、蒲生兼人が犯人だと確信するのだった。
そのようななか、蒲生兼人の指紋が付いた拳銃が見つかるが、鑑識の見解では誰かが指紋を付着させた可能性があるということだった。
しかし、上條漣(玉木宏)は「えん罪なら私が責任を取る」と言い、蒲生兼人(森崎ウィン)の逮捕状を請求し、水樹爽(広末涼子)に「証拠は出た。後は自白だけだ」と取り調べを任せた。
千堂大善(椎名桔平)が「このヤマを取れなきゃ、俺もお前も天下り先を捜さなければならない」と忠告するが、上條漣(玉木宏)は「勝てないゲームはしない主義ですから」と答えた。
さて、水樹爽(広末涼子)は、蒲生兼人(森崎ウィン)に指紋の付いた銃を証拠として突きつけ、自白を求めるが、蒲生兼人は「知らない」と言い、銀行強盗の容疑を否認した。
しかし、上條漣(玉木宏)が蒲生兼人(森崎ウィン)の部屋から証拠を押収しており、尋問をすると、蒲生兼人は語るに落ちて、「ある人物から絶対に成功すると言われ、計画を教えられた」と言い、銀行強盗を認めたのだった。
しかし、蒲生兼人は指紋の付着した拳銃については知らないと言い続けたので、水樹爽(広末涼子)は上條漣(玉木宏)が証拠を偽装したのではないかと考え、上條漣に詰め寄るが、上條漣は「仮に俺が証拠を熱どうしたとして、何が悪い」と答えた。
水樹爽(広末涼子)は「おじさんは、アンタにこんな刑事になって欲しくて、背中を見せたんじゃない」と言うと、上條漣(玉木宏)は「お前に何が分る。俺はオヤジのような生き方はしない。それが俺の信じた道だ」と言い、水樹爽を投げ飛ばした。
上條漣(玉木宏)が子供の頃、警官だった父親は「実は父さんな、・・・ごめん、やっぱりいいや。お前は自分が信じる道を行け」と言い、自宅を出て行った。
上條漣(玉木宏)は、あのとき、父親が何を話そうとしたのか知りたくて、プロファイリングを学んだのだ。
さて、上條漣(玉木宏)の活躍のにより、外様派は大きなポイントを取り、千堂大善(椎名桔平)は警視総監への道が繋がったと言い、大満足した。
ハニートラップに引っかかった佐久間義孝(少路勇介)は、懲戒免職となり、依願退職していた。
千堂大善(椎名桔平)は上條漣(玉木宏)を、佐久間義孝(少路勇介)の後釜として、警視正に推薦する事を約束し、娘の婿捜しをやり直すことにした。
■ネタバレ編
さて、上條漣(玉木宏)はクラブ「S」で、刈谷銀次郎(橋本じゅん)と小宮志歩(高岡早紀)と麻雀をしながら、「全て計画通りに行った」と礼を言い、今回の事件のネタバレが判明する。
蒲生兼人(森崎ウィン)の指紋の付いた拳銃を捏造したのは上條漣(玉木宏)で、元刑事・刈谷銀次郎(橋本じゅん)が協力していた。
クラブのママ小宮志歩(高岡早紀)は、佐久間義孝(少路勇介)にハニートラップを仕掛けた犯人だった。
全ては外様派のトップ千堂大善(椎名桔平)を警視総監にするためだった。上條漣(玉木宏)は。千堂大善を警視総監にすることで、自らも出世していき、最終的に自分が警視総監になるという計画だった。
一方、銀行強盗の犯人・蒲生兼人(森崎ウィン)は、上條漣(玉木宏)の声を聞いて不審に思う。
ある男から取引を持ちかけられ、密売ルートの紹介料として1000万円を要求されたのだが、蒲生兼人(森崎ウィン)にはそんな大金はなかった。
すると、その男は、絶対に成功すると言い、銀行強盗の計画を教えてくれた。
蒲生兼人(森崎ウィン)は、その計画通りに銀行強盗を起こしたのだが、その計画を教えてくれた男の声が上條漣(玉木宏)と似ていたのだ。
「桜の塔-第2話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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