ネタバレ「天国と地獄」黒幕の十和田元(田口浩正)は生きていた
綾瀬はるかが主演するTBSのミステリードラマ「天国と地獄」の黒幕(真犯人)の考察です。
■十和田元(田口浩正)は生きている
「天国と地獄」の第8話まで終わり、物語も終盤に入ってきたので、事件の黒幕(真犯人)を考察すると、黒幕は漫画「暗闇の清掃人Φ」の原作者である十和田元(田口浩正)という結論に至った。
初代クウシュウゴウの十和田元(田口浩正)は、自殺した事になっているのだが、生きていたのだ。
連続殺人事件の発端は、3年前に神奈川県で起きた一ノ瀬正造殺人事件(横浜法務省官僚殺人事件)で、一ノ瀬正造を殺害したのは初代クウシュウゴウの十和田元(田口浩正)ということになっている。
しかし、十和田元(田口浩正)が一ノ瀬正造を殺害する事は不可能なのである。
一ノ瀬正造が殺害されのは2018年12月16日なのだが、十和田元(田口浩正)の死亡推定時期は2018年11月中旬なので、一ノ瀬正造が殺害され時には既に十和田元は死んでいるのだ。
逆に言えば、十和田元(田口浩正)が一ノ瀬正造を殺害した犯人なのなら、十和田元は死んでおらず、生きていると言うことになる。
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■原作漫画を再現
クウシュウゴウによる連続殺人事件は、漫画「暗闇の清掃人Φ」の内容が再現されているのだが、その一方で、パチンコ店を経営していた田所仁志は口の中にパチンコ玉を詰め込まれるなど、被害者の職業に関連する殺された方をしていた。
この疑問点については複雑になるので省略するが、結論としては東朔也(迫田孝也)が漫画「暗闇の清掃人Φ」を模倣して殺人事件を起こしているのではなく、十和田元(田口浩正)が東朔也から聞いた殺人計画を漫画にした解釈する方がスムーズである。
■クウシュウゴウの意味
殺人現場に残されていた「Φ(ふぁい)」の意味は「クウシュウゴウ」だった。「クウシュウゴウ」とは数学などに使われる用語で、漢字で「空集合」と書く。
「空集合」の意味を説明するのは難しいのだが、「どのグループにも属さない存在」「存在しない存在」という感じである。
ドラマでも、クウシュウゴウは「誰にも覚えられない存在」として描かれている。
では、「天国と地獄」の中で、「存在していない存在」は誰なのか。それは死んだ十和田元(田口浩正)である。
十和田元(田口浩正)は死んだ事になっているが、実際は死んでおらず、生きていたとすれば、まさに「存在していない存在」である。
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■Φ(ふぁい)のもう1つの意味
私は「天国の地獄」の第1話で、「Φ(ふぁい)」の意味を「空集合」だと紹介したのだが、ボツにして紹介しなかった意味がある。
それが、「パイ」である。
「Φ(ファイ)」は直径を表す記号として使われるのだが、このとき「Φ」を「パイ」と呼ぶ。
「パイ」と言えば、普通は円周率の「π」のことであり、「Φ」を「パイ」と呼ぶのは間違った呼び方らしいのだが、慣習として成立しており、直径という意味で使う場合は「Φ」を「パイ」と言っても通用するのだ。
では、なぜ私が「Φ」を「パイ」だと紹介しなかったかというと、どうしても「ぱいぱいでか美」が頭から消えなかったからである。
「ぱいぱいでか美」というのは、有吉弘行の深夜番組に出ていた女性タレントなのだが、説明をしても誰も分らないと思ったので、「パイ」の話しはボツにした。
では、なぜ、今になって「パイ」の話しを持ち出すのかというと、十和田元(田口浩正)に関係があるからだ。
私は「Φ」=「パイ」=「π」だという考えがあったので、十和田元(田口浩正)の名前を見た瞬間に十和田元が「Φ(クウシュウゴウ)」だと考えた。
なぜなら、十和田元の「元」には、円周率を示す「π(パイ)」という記号が入っているからだ。
■結論
長くなるので説明を省略するが、色々な角度から黒幕を考察すると、十和田元(田口浩正)が生きていれば、全て辻褄が合うので、十和田元が「天国と地獄」の黒幕という可能性が大きい。
しかし、私は、十和田元(田口浩正)は黒幕として登場しないと予想する。
なぜなら、「天国と地獄」は視聴率が良いので、続編が制作されると思うからだ。
おそらく、今作は十和田元(田口浩正)を死んだままにしておいて、色々な謎を残してき、続編で「実は十和田元は生きてました」とネタバレするのだろう。
続編で前作の伏線を回収する方がインパクトもあるし、続編のストーリーが作りやすくなるので、脚本家としては本当の黒幕は続編に取っておきたいはずだ。
逆に言えば、黒幕の十和田元(田口浩正)が死んだまま「天国と地獄」が終われば、続編の可能性が大きくなるということだ。
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