ネメシス-犯人は上原黄衣子(うえはら・きいこ)
日本テレビのドラマ「ネメシス」に登場する上原黄衣子(うえはら・きいこ)の原作のネタバレ感想文です。
■上原黄衣子のネタバレ
上原黄衣子は、都内でも有数の日徳医大に勤務していた医師だが、日徳医大を辞めてフリーの医師となり、「磯子のドンファン」と呼ばれる資産家の澁澤火鬼壱(しぶさわ・ほきいち)に雇われている。
雇い主の澁澤火鬼壱は、交際している6人の女性に遺産を分配する事を遺言書に記載していたのだが、誕生パーティーで遺産に関する企画があると発表したところ、「誕生パーティーを中止しなければ、命は無い」という脅迫文が届いた。
そこで、上原黄衣子が探偵事務所「ネメシス」に、澁澤火鬼壱の警護を依頼したが、澁澤火鬼壱は殺害されてしまう。
残されたダイイングメッセージから、上原黄衣子は容疑者となってしまうが、美神アンナ(広瀬すず)と風真尚希(櫻井翔)の推理によって真犯人が逮捕され、殺人の容疑は晴れた。
結局、犯人は澁澤火鬼壱と交際していた女性6人のうちの1人・桜田桃だった。桜田桃は、ひき逃げをしていたことから、相続から除外されると思い込み、澁澤火鬼壱を殺害したのである。
しかし、私はこの事件には裏があり、上原黄衣子が黒幕ではないかと思う。
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■黒幕は上原黄衣子
澁澤火鬼壱の愛人6人が遺産を受け取る事は分るのだが、医師の上原黄衣子まで遺産相続人になっていた。澁澤火鬼壱が殺害されたのだから、当然、遺産を受け取るだろう。
上原黄衣子が専属医兼愛人なら遺産相続も分るが、単なる専属医という立場で、数億円の遺産を手にするのは不自然である。
しかも、澁澤火鬼壱は臓器提供と献体の同意書を書いていたので、殺された澁澤火鬼壱は臓器適用と献体に回されることになる。
澁澤火鬼壱が死んで臓器と献体が手に入り、一番利益を得るのは医師の上原黄衣子ではないか。
おそらく、上原黄衣子は後妻業のような医師で、金を持っている老人を見つけて、老人の専属医となり、遺産を相続する一方で、老人に臓器提供と献体に同意させているのだと思う。
普段は寿命を待つのだが、今回は何かの事情で臓器が早めに必要になったため、上原黄衣子は桜田桃のひき逃げ事件を利用して、桜田桃に澁澤火鬼壱を殺害させたのではないか。
上原黄衣子は日徳医大を辞める直前に、手術で2人を死亡させてる。手術の失敗が原因で、上原黄衣子は後妻業に走ったのではないか。
そして、臓器提供と献体は、美神アンナ(広瀬すず)の父・美神始(仲村トオル)が20年前に失踪した事件の真相と何か関係があるに違いない。
なお、「ネメシス」の原作については「ネメシス-原作とあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
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