ドラゴン桜のモデルが東大に合格した読書術
東大入試のテクニックを教える漫画「ドラゴン桜」のモデルになった人が、東京大学に合格した読書法を紹介していたので、東大式の読書術を紹介します。
■東大に合格する読書法
漫画「ドラゴン桜」には教科書をボロボロになるまで読むという勉強方法が登場するのだが、モデルになった人は実際に教科書をボロボロになるまで読むという勉強方法と出会い、偏差値35から東大に合格したそうだ。
その読書術というのは、いきなり本文を読むのでは無く、下準備をしてから本文を読み、ある程度、内容を予想しながら読んでいき、予想が間違っていれば、その都度、予想を修正しながら読んでいくのだという。
しかし、「エビングハウスの忘却曲線」という理論があり、人間は本を読んでも、1日後には79%を忘れるので、繰り返し繰り返し読むことで、記憶を定着させるのである。
また、単純に繰り返し、繰り返し本を読むのではなく、ちょっとしたコツがある。
最初の1~3回目は、内容が理解できなくても良いので、スピード感を重視して、読んでいく。
4~6回目は、1行1行を丁寧に読み、疑問点があれば拾っていく。
7~10回目は、全体を読み、余裕があれば、要約してみる。
これが、「ドラゴン桜」のモデルになった人の読書術なのだが、これは読書だけではなく、ドラマや映画鑑賞にも当てはまると思う。
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■予習効果
東大生がいきなり本文を読まないのと同じで、ドラマもいきなり観ずに、原作を読んでから観るとよい。
これは実際に実験があり、ネタバレを知ってから映画を観たグループと、ネタバレを知らずに映画を観たグループに分けて実験したところ、ネタバレを知って観た人の方が、「内容を良く理解出来た」「細かい点まで気づけた」ということで満足度が高かった、というデーターがあるのだ。
実際、私は原作を読んでからドラマを観るので、「この演者は原作のこのシーンを、このように解釈したのか」とか、「原作に無い台詞を入れたのは何故だろう」と、より深く楽しめることが出来る。
逆に、原作を読んでも気付かなかった点を、ドラマを観て気付かされることもある。
たとえば、フジテレビのドラマ「ようこそ、わが家へ」だ。
私は原作を読んでいて、特に気にもとめずにスルーしていた点があったのだが、ドラマでは私が気にもしていなかった点の解釈が描かれており、「こういう解釈だったのか」と驚かされた。まさに体に稲妻が走るほどの衝撃だった。
もちろん、半沢直樹の池井戸潤の原作だったので、「ようこそ、わが家へ」は原作自体が面白かったのだが、ドラマの脚本が素晴らしかった。
したがって、私はドラマを観る前に原作を読むことをお勧めする。
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