日本沈没-天海啓示(小栗旬)を原作と比較
TBSの日曜劇場「日本沈没-希望のひと」の主人公となる天海啓示(あまみ・けいし/小栗旬)と原作の比較です。
■ドラマ版の天海啓示(小栗旬)
天海啓示(小栗旬)は、環境省の官僚で、高校時代に起きたある出来事から、環境問題に強い信念を持っている。
信念のためには手段を選ばず、強引に政策を推し進めており、順調に出世して「コムス」事業に参加し、環境省の代表として、総理が発足した「日本未来推進会議」に参加する。
しかし、仕事を最終選して家庭を顧みなかったことから、私生活では妻と別居し、8歳の娘と暮らしている。
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■原作の天海啓示(小栗旬)
天海啓示(小栗旬)は原作は登場しません。
原作の主人公は、「海底開発(株)」に勤務する潜水士の小野寺俊夫なので、天海啓示(小栗旬)はドラマのオリジナルキャラクターです。
(これより以下は原作のネタバレが含まれるので、知りたくない人は読まないでください。)
原作は、小野寺俊夫が地球物理学者の田所雄介、海洋地質学者の幸長助教授とともに、一夜にして海の中に沈んでしまった小笠原諸島の島の調査に向かうところから、始まります。
田所雄介は研究の結果から、日本が沈没するかもしれないと考えており、政界の黒幕・渡老人が田所雄介の研究に着目し、総理が秘密裏に「D計画」を立ち上げて、海底調査に乗り出します。
小野寺俊夫は潜水士として「D計画」に参加し、やがて、1年以内に日本が沈没するという結論に達すると、政府は国民を移住させるため、避難計画実行委員会を設置し、「D計画」も本部に引き継がれることになりました。
「D計画」の参加者は公務員だったのですが、当初から参加していた小野寺俊夫は、臨時雇用のアルバイトという身分のままだったこともあり、避難計画実行委員会には移らず、「D計画」を抜けて、結婚相手・阿部玲子とスイスへと逃げることにしました。
しかし、スイスへと発ちだつ当日、結婚相手が富士山の噴火に巻き込まれて行方不明となってしまったため、小野寺俊夫は救助隊に入り、阿部玲子を救助活動を行いながら、阿部玲子を捜します。
■後記
日曜劇場「日本沈没-希望のひと」には原作があるのですが、天海啓示(小栗旬)は、環境省の官僚で、原作には登場しません。
原作の改編を不安だと思う人も多いのですが、日曜劇場「日本沈没-希望のひと」の脚本を手がける橋本裕志は、「華麗なる一族」「官僚たちの夏」「運命の人」などを手がけており、官僚側からの描写を得意としていることから、骨太で重厚なストリーのドラマが期待できると思います。
なお、原作のあらすじは「日本沈没-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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