ネメシス-菅研究所(カンケン)と菅容子(かんようこ)の秘密
日本テレビのドラマ「ネメシス」の菅研究所(カンケン)と菅容子(かんようこ/今村美乃)の秘密についての考察とネタバレです。
ネメシスの最終回のネタバレは「ネメシス-原作とあらすじと犯人と最終回ネタバレ」をご覧ください。
■ネメシス-菅研究所と菅容子
ドラマ「ネメシス」は各週で起きる事件が「20年前の謎」に繋がるというミステリードラマっである。
ポイントは、「現在」「交通事故を起こした19年前」「20年前の謎」という3つの時期が描かれると言うことである。
そして、美神始(仲村トオル)が19年前に交通事故を起こしたとき、血まみれになった美馬芽衣子(山崎紘菜)が「カンケン」とつぶやいていた。
この「カンケン」は菅研究所のことで、菅研究所の所長が菅容子(今村美乃)だと考えられる。
つまり、カンケンと菅容子がドラマ「ネメシス」の黒幕であり、「20年前の事件」の黒幕だと考えられるのだが、いったい何をしたのだろうか。
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■菅容子(今村美乃)のネタバレ
菅容子は誕生日が1973年4月25日。デカルト女学院に入学し、2年生の時に「遺伝性大脳変性症(HSCM)」という病気を発症した。
自分の病気を解明するため、遺伝治療などの難しい本を読んで勉強し、デカルト女学院在籍中に論文を発表して天才高校生として注目され、大学へ進んで遺伝子工学を学び、大学の時に論文を発表し、史上初の大学生受賞となった。
その後、遺伝子の分野で活躍していたのだが、突如として表舞台から姿を消し、遺伝子を研究する菅研究所(カンケン)を設立した。
菅研究所は政府と関係しているらしいが詳しい事は分らない。一度入ると、外出を制限される特殊な施設なようだ。
そして、菅研究所と立花ゲノム研究室の大和猛流(石黒賢)が結託して、世界初のゲノム編集ベイビーを生み出そうとしたのが、20年前の事件である。
■20年前の事件の真相ネタバレ
美神始(仲村トオル)の本当の名前は「立花始」で、20年、立花ゲノム研究室で、遺伝子の難病の治療法を研究をしていた。
やがて、立花始(仲村トオル)は脳機能を低下させる遺伝子を発見して、その遺伝子をピンポイントで狙ったゲノム編集に成功し、受精卵「GE10.6」が出来たが、「人間が人をデザインして生み出してはいけない」と言い、受精卵を封印し、冷凍保存した。
しかし、受精卵の封印に不満を持っていた立花ゲノム研究室の大和猛流(石黒賢)と菅研究所が結託し、受精卵「GE10.6」を盗んで美馬芽衣子(山崎紘菜)を使って代理出産をしようとした。
しかし、美馬芽衣子(山崎紘菜)は出産直前に施設を抜け出し、立花始(仲村トオル)に助けを求めた。
立花始(仲村トオル)は、美馬芽衣子が受精卵「GE10.6」を妊娠している事を知り、知人の病院で出産させてようとしたが、謎の車に追われて、交通事故を起こしてしまう。
その後、立花始(仲村トオル)は美馬芽衣子を知り合いの病院へ運び、無事に「GE10.6」の出産に成功したが、美馬芽衣子は出産直後に死んでしまう。
このとき生まれた「GE10.6」が、美神アンナ(広瀬すず)で、立花始は世界初のゲノム編集ベイビーだということを隠すため、美神アンナを連れて海外へと身を隠した。
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■黒幕は菅研究所
菅研究所は、美馬芽衣子(山崎紘菜)を使って「GE10.6」を代理出産させようとしていたが、出産直前で美馬芽衣子に逃げられてしまう。
美馬芽衣子が美神始(仲村トオル)に助けを求めたので、菅研究所は車で追いかけて、美馬芽衣子を取り戻そうとしたが、失敗してしまう。
そして、美神始(仲村トオル)は、代理出産によって生まれた「GE10.6」こと美神アンナ(広瀬すず)が世界初のゲノム編集(遺伝子操作)で生まれたデザイナーベイビーだという秘密を隠すため、美神アンナを連れて海外へと渡った。
美神始(仲村トオル)は、菅研究所を警戒して絶対に帰国しないようにしていたが、老人ホームに入っていた母親が死去したため、帰国し、母親の葬儀を行い、菅研究所に連れ去られてしまった。
20年前の受精卵「GE10.6」の紛失事件にも、美神始(仲村トオル)の失踪事件にも、菅研究所と大和猛流(石黒賢)がかかっていた。
■ネメシス-菅容子(今村美乃)の娘のネタバレ
「ネメシス」に登場する四葉朋美(橋本環奈)は、菅容子(今村美乃)の娘だった。
四葉朋美が女子大生というのも、四葉朋美という名前も嘘で、本当は菅容子の娘で「菅朋美」と言った。
しかも、菅容子(今村美乃)は既に死んでいるので、実質的に菅研究所を支配しているのは四葉朋美(橋本環奈)ということにある。
ただ、菅容子(今村美乃)がDNA的に母親かというと疑問点があり、おそらく、菅容子は代理母で、四葉朋美(橋本環奈)も美神アンナ(広瀬すず)と同じように、遺伝子操作で生まれたゲノム編集ベイビーという可能性がある。
この辺の事情は複雑なので、詳しくは「ネメシス-最終回の考察」で紹介しています。
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