おちょやん-養女（養子）・春子のモデル

NHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する春子のモデルを紹介します。

■春子のあらすじ

春子は、竹井テルヲ（トータス松本）の再婚相手・竹井栗子（宮澤エマ）の孫です。

竹井栗子（宮澤エマ）と竹井テルヲ（トータス松本）の間に娘が生まれており、この娘が春子を産んだのだと考えられます。

そうすると、春子は竹井テルヲ（トータス松本）の孫ということになります。

そして、竹井千代（杉咲花）は京都で竹井栗子（宮澤エマ）と再会し、竹井栗子から孫・春子を育てて欲しいと頼まれることになる。

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春子のモデルは、浪花千栄子が養子に迎えた南口輝美（なんこう・てるみ）だと考えられます。

浪花千栄子は芸名で、本名が「南口キクノ」なので、養子は南口姓です。

浪花千栄子は2代目・渋谷天外との間に子供が生まれなかったので、養子を迎えたのですが、1人目の養子は駆け落ちしてしまったようで、2人目の養子を迎えました。

この2人目の養子が南口輝美です。

養子の南口輝美については、詳しい事が分らないのですが、浪花千栄子は自伝で「めい」を養女にしたと書いています。

浪花千栄子に兄弟は弟しか居ないので、「めい」というのは弟の子供ということになります。

しかし、私の聞いた話では、浪花千栄子は母方の親戚と連絡を取っていたようで、戦時中も富田林に疎開しており、離婚後、母方の親戚から養子を迎え入れたという経緯で養女を迎えたことになっていました。

ただ、これはどちらが正しいのか分りません。

それで、南口輝美は浪花千栄子の養子になって、浪花千栄子が建てた旅館「竹生（ちくぶ）」を手伝っていたのですが、浪花千栄子の死後、いつの間にか旅館「竹生」を廃業して、その後については詳しい事は分りません。

廃業と言っても、浪花千栄子は飲食店なども出店しており、借金は早めに返済していたので、倒産みたいな形ではなく、廃業後も生活に困るような事は無かったようです。

浪花千栄子については自伝の復刻版が出ているので、興味がある方は読んでおいた方が良いでしょう。

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