おちょやん-第102話の感想-千代は竹の様な人

杉咲花が主演するNHKの朝ドラ「おちょやん」の第102話のあらすじと感想です。

第101話の感想は「おちょやん-第101話のあらすじと感想」をご覧ください。

■おちょやん-第102話のあらすじ

NHKの酒井光一(曽我廼家八十吉)らは竹井千代(杉咲花)を見つけて、ラジオドラマへの出演を依頼するが、竹井千代は「うちはもう、役者をやるつもりはありません」と言い、ラジオドラマへの出演を断った。

酒井光一(曽我廼家八十吉)は、これで箕輪悦子でラジオドラマを始めることが出来ると安堵する一方で、竹井千代(杉咲花)の優しい大阪弁を聞いて、懐かしく思い、少し残念がった。

その日の夜、春子(毎田暖乃)は食事をしながら小学校の出来事を話し、竹井千代(杉咲花)に「学校は好きだった?」と尋ねた。

竹井千代が「どっかの誰かさんのせいで、学校には行けなかった」と愚痴ると、竹井栗子(宮澤エマ)は「私もテルオに騙された」と反論して喧嘩を始めた。

すると、春子(毎田暖乃)は「2人は仲良しなんだね。先生が喧嘩するほど、仲が良いって」と言って笑った。

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■第102話の感想

竹井千代(杉咲花)は、子供のころ、竹井栗子(宮澤エマ)のせいで家を追い出され、奉公に出て家族を失った。

だから、竹井千代は、竹井栗子のことを怨んでいるだろうし、栗子の孫・春子(毎田暖乃)の事も好きにはなれないと思う。

実際、竹井千代は、竹井栗子から身寄りの無い春子の面倒を見て欲しいと頼まれたとき、奉公に出せばいいと拒否した。

しかし、一緒に暮らし始めた竹井千代と竹井栗子の表情に、過去の遺恨など感じられなかったし、春子から、喧嘩するほど仲が良いとまで言われるようになった。

竹井千代はどんな気持ちで、竹井栗子との過去の遺恨を乗り越えたのだろうか。

私には竹井千代の心境を理解する事が出来ないが、竹井千代は「竹」の様な人だと思った。

竹は切っても枯れないし、除草剤でもなかなか枯れないほど生命力の強い植物だと聞いた事がある

だから、どんな苦境におかれても負けない竹井千代は、竹のような人だと思った。

ところで、竹井栗子(宮澤エマ)の家の表札が「上田」で、春子の名字が「水田」だった。

竹井栗子は父・竹井テルヲ(トータス松本)と別れた後、そのような人生を送ったのだろうか。非常に気になった。スピンオフができるなら、竹井栗子の生涯を観たいと思った。

それはそうと、私は花かごの送り主を竹井栗子(宮澤エマ)と予想していたのだが、第102話を観た限りでは、既に2人は和解しているので、送り主は竹井栗子ではなさそうだ。

そうなると、送り主は誰だろうか。師匠の山村千鳥(若村麻由美)か、同僚だった薮内清子(映美くらら)くらいしか候補者は残っていない様な気がする。

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