桜の塔-第3話の感想-千堂大善（椎名桔平）の陰謀

玉木宏が主演するテレビ朝日の刑事ドラマ「桜の塔」の第3話の感想です。

■桜の塔-第3話の感想

「桜の塔」の第3話も非常に面白かった。もう上條漣（玉木宏）が罠を仕掛けて事件を起こさせて逮捕するというパターンが見えているのだが、それが分っていても面白い、というところが凄い。

また、登場人物もそれぞれに思惑が有り、自分の思惑で動いているので、観ていて面白い。最初に人間関係が複雑過ぎるのではないかと思った点も、第3話までくると、人間関係も理解できてきた。

さて、吉永晴樹（光石研）は警視正に昇進した上條漣（玉木宏）を引き抜いて、警察内部の不正を取り締まる監察官に任命した。

しかし、これには裏があり、上條漣（玉木宏）に拳銃を横流ししていた捜査1課の刑事・高杉賢剛（長谷川朝晴）を逮捕させることで、外様派の失脚させるという目的があった。

高杉賢剛（長谷川朝晴）は警視総監の甥なので、上條漣が高杉賢剛を逮捕すると、外様派は警視総監から怨まれ、出世レースから脱落するという計画だった。

しかし、上條漣（玉木宏）は、高杉賢剛（長谷川朝晴）が警視総監の甥だとしって、逮捕せずに依願退職として処理し、反対に吉永晴樹（光石研）の不正経理の証拠を突きつけて、吉永晴樹を追い詰めた。

ところが、上司の千堂大善（椎名桔平）は、不正経理事件は馳道忠（渡辺大知）の単独犯として処理してしまう。

千堂大善（椎名桔平）は、不正経理事件の黒幕が吉永晴樹（光石研）だったと告発すれば、吉永晴樹は全力で事件をもみ消し、馳道忠も抹殺されるので、単独犯として処理するのが馳道忠の為だと言っていた。

しかし、馳道忠を単独犯にしたのは本当に馳道忠の為だったのだろうか。単純に吉永晴樹の弱みを握って優位に立つためだったのではないのだろうか。

私は千堂大善（椎名桔平）の陰謀のような気がする。

「桜の塔」を観ていると、面白いけど、他人を疑って疑心暗鬼に陥り、人が信用できなくなりそうだ。

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上條漣（玉木宏）の父親は自殺しているのだが、少しずつ情報が出てきて、吉永晴樹（光石研）ら上層部と関わっていた事が分った。

おそらく、父親は警察内部の不正に関わっており、自責の念に苦しんで死んだのか。反対に警察内部の不正に気付いて抹殺されたということだろうか。

また、第3話を観て思ったのだが、拳銃を扱った事件が多いような気がした。

これは警察だから、自然と拳銃に関連する事件が多くなるのか、拳銃が最終回の伏線になっているのか、現時点では判断が難しいが、今後も拳銃をテーマとした事件が起きれば、伏線と思った方が良いと思う。

さて、押収品横流しの黒幕は警察OBで、刈谷銀次郎（橋本じゅん）か小宮志歩（高岡早紀）の2択になっていたのだが、本当に2択で良いのだろうか。

また、押収品横長し事件が、上條漣（玉木宏）の父親の死に繋がっているのかも気になるところだ。

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