おかえりモネ-新田サヤカ(夏木マリ)は伊達藩家老の子孫
NHKの朝ドラ「おかえりモネ」に登場する新田サヤカ(夏木マリ)について解説します。
■新田サヤカ(夏木マリ)は伊達藩家老の子孫
新田サヤカ(夏木マリ)は、宮城県登米市米麻町(よねま)の資産家で、伊達藩の家老の子孫と言われる家柄です。
新田サヤカは山を所有しており、山の管理を米麻町森林組合に任せ、地域医療の発展のため、よねま診療所も開設しています。
新田サヤカは、百音の祖父・永浦龍己(藤竜也)と古くからの知り合いだった縁で、高校を卒業して森林組合で働く事になった永浦百音(清原果耶)を預かり、下宿させます。
そして、東京の医師・菅波光太朗(坂口健太郎)が1週間置きに診療所で診察を担当しており、気象予報士を目指すことになった永浦百音は、菅波光太朗から勉強を教わることになるのでした。
その一方で、樹齢300年のヒバの木を大切にしていたのですが、米麻町森林組合が伝統芸能の「能」の舞台を修復するために、樹齢300年のヒバを切りたいと言い出しました。
新田サヤカは頑として首を縦に振らなかったのですが、伝統芸能の「能」を観て、「ダラダラと生きるよりも、誰かの役に立つ方がよいこともある」と考えるようになり、ヒバの木を切ることを許すのでした。
やがて、永浦百音(清原果耶)が気象予報士の試験に合格し上京することになります。
新田サヤカ(夏木マリ)は永浦百音を自分の後継者だと思って可愛がっていたのですが、永浦百音が裏切って上京する事を知って激怒します。
しかし、最後は永浦百音を応援し、快く東京へ送り出すのでした。
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新田サヤカの家訓
新田サヤカ(夏木マリ)の家訓は、仙台伊達藩の初代藩主・伊達政宗が残した五常訓です。儒教の「仁・義・礼・智・信」という教えを、伊達政宗が自分なりに解釈したものです。
- 仁に過ぎれば弱くなる。
- 義に過ぎれば固くなる。
- 礼に過ぎれば諂い(へつらい)となる。
- 智に過ぎれば嘘をつく。
- 信に過ぎれば損をする。
伊達政宗が残した五常訓です。意味は「なんでも行き過ぎはよくない」という事を戒めており、次のような意味になります。
- 優しくなりすぎれば、自分が弱くなる。
- 義理を守りすぎれば、融通が利かなくなる。
- 礼儀を守りすぎれば、相手にこびる事になる。
- 知識を付けすぎると、嘘を付くようになる。
- 他人を信用し選ると、騙される。
■キャストは夏木マリ
新田サヤカを演じる夏木マリは、1952年5月2日生まれ、日本東京都豊島区の出身。「おかえりモネ」の放送開始時は69歳です。
夏木マリ19歳の時に「中島淳子」という名前で清純派アイドルとしてデビューしたのですが、日の目を見ず、21歳の時に「夏木マリ」に名前を変更して再デビューしてブレイクしました。
朝ドラに関しては、1996年の「ひまわり」、2011年の「カーネーション」に出演しており、今作が3度目の朝ドラ出演となります。
また、「PRICELESS-あるわけねぇだろ、んなもん」「夜行観覧車」「Wの悲劇」など、数々の名作に出演しています。
私が夏木マリの作品で一番好きなのは、柳楽優弥が主演した映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」です。非常にダイヤモンド富士が印象的な映画でした。
なお、その他の登場人物やキャストの一覧は「おかえりモネ-登場人物とキャスト」をご覧ください。
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