おかえりモネ-西島秀俊(朝岡覚)は「あすなろ白書」でブレイク
清原果耶が主演するNHKの朝ドラ「おかえりモネ」の第2話のネタバレと感想です。
■おかえりモネ-第2話のネタバレ
2014年5月、永浦百音(清原果耶)は新田サヤカ(夏木マリ)に連れられて、山に入り、樹齢300年のヒバの木を見せられた。
ヒバは別名「あすなろ」とも言い、木材として有名なヒノキに憧れ、「明日はヒノキになろう」ということで「あすなろ」と呼ばれているのだ。
しかし、ヒノキが育つ環境の北限は福島なので、宮城県登米市ではヒノキが育たず、登米市のヒバはどう頑張ってもヒノキには成れないのだという。
「ヒバは雨・風・雪に耐えながら、長い時間を掛けて、ゆっくりと成長するから、緻密で狂いが少なくて、虫も湿気にも強い。ヒノキには成れなかったけど、もの凄くいい木なのよ。焦らなくても言い、ゆっくりでいいんだ」
それを聞いた永浦百音は、樹齢300年のヒバを観て、心を揺さぶられるのだった。
その後、永浦百音(清原果耶)が米麻町森林組合に戻ると、併設するカフェ「椎の実」の店長・菊地里野(佐藤みゆき)から、「料理を先生のところへ持って行って」と頼まれた。
そこで、永浦百音は併設する「よねま診療所」の医師・菅波光太朗(坂口健太郎)に料理を持って行くが、菅波光太朗は素っ気ない態度だった。
さて、カフェ「椎の実」では、佐々木翔洋(浜野謙太)や川久保博史(でんでん)がテレビの天気予報を見ていたのだが、どうやら週末は雨のようで、顔をしかめていた。
佐々木翔洋は週末に伝統芸「登米能」の定例会があり、佐々木翔洋は石ノ森章太郎の原画展を開催するので、雨だと困るのだ。
永浦百音が「能の舞台は外にあるんですか」と驚くと、佐々木翔洋が登米能の舞台を案内してくれた。
そのとき、登米能の舞台では、町内会長らが新田サヤカ(夏木マリ)に、樹齢300年のヒバの木を切って、登米能の舞台の修復に使いたいと頼んでいた。
「木には寿命があることはご存じでしょ。あの木はそろそろ寿命です。弱って倒れてしまう前に、切って聞かすべきでねえですか。能舞台の修繕に使えば、50年後も人の役に立ってくれるんですよ。これは木にとっても良いことだとは思いませんか」
新田サヤカは「殿様から預かっている大事な木です。切るのなら、私が死んでからにして」と拒否していたが、人の役に立つと言われたので、「少し考えさせて」と言って立ち去った。
その日の夜、永浦亜哉子(鈴木京香)から、「今から未知がテレビに出るの。観てあげて」という電話がかかってきたので、テレビを付けると、妹・永浦未知(蒔田彩珠)の高校が取材を受けており、永浦未知がインタビューに答えていた。
妹・永浦未知がインタビューに「私は研究者になって、科学的な見地から日本の水産業を発展させたいと思います」と語った。
それを観た永浦百音は、夢と希望に溢れる妹を観て、落ち込むのだった。
その日の夜、永浦百音(清原果耶)は、子供の頃に、祖父の永浦龍己(藤竜也)と山に木を植えた時の事を思い出す。
そのとき、永浦龍己は「山の葉っぱが海の栄養になるのさ。山と海は繋がっているんだ。関係の無いように見えることが、何かの役に立つと言うことがいっぱいあるんだ」と言っていた。
翌日、永浦百音は菅波光太朗(坂口健太郎)に食事を運んだとき、「どうしてお医者さんになろうと思ったのですか?」と尋ねと、菅波光太朗は「人の命を助けたいと思ったからです」と答えた。
そこへ、テレビでいつも観ている天気キャスターの朝岡覚(西島秀俊)が現われたのだった。
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■おかえりモネ-第2話の感想と解説
ドラマ内では「登米能(とめのう)」と発音していたのですが、実際は「登米能(とよまのう)」と読みます。
仙台藩主の伊達政宗が「能」を愛したことから、仙台藩では大倉流が継承されるうようになり、登米の伊達家が継承した大倉流が発展して、「登米能」となり、伝統芸能として受け継がれています。
登米能を上演するための能楽堂として、森舞台が建設されており、ロケ地は宮城県登米市登米町の「森舞台」だと考えられます。
一方、ドラマに登場するヒバは「なすなろ」と呼ばれています。ヒバは「なすなろ」と呼ばれる理由は、ヒバは檜よりも劣るとされており、「明日は檜になろう」という意味で、「あすなろ」と呼ばれています。
木村拓哉が出演していた「あすなろ白書」というドラマがありましたが、ヒバとの関係は不明です。
ただ、朝ドラ「おかえりモネ」で気象予報士の朝岡覚を演じる西島秀俊も、ドラマ「あすなろ白書」に出演していたので、まさかの「あすなろ」繋がりなのです。
「あすなろ白書」も非常に面白いドラマだったので、もう1度観てみたいですね。
「おかえりモネ-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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