桜の塔-第6話「千堂大善(椎名桔平)への宣戦布告」のあらすじとネタバレ
玉木宏が主演するテレビ朝日の警察ドラマ「桜の塔」の第6話のあらすじとネタバレです。
■桜の塔-第6話のあらすじとネタバレ
第5話の結末で上條漣(玉木宏)が千堂優愛(仲里依紗)と結婚してから5年が経過した。
上條漣は、警務部から異動して公安部に3年、内閣情報調査室に2年勤務した後、警視庁刑事部捜査2課の課長に着任していた。
千堂大善(椎名桔平)は警視庁の副総監になっていた。
上條漣(玉木宏)は、国会議員・加森沙代里(中田有紀)の収賄事件の証拠を掴み、刑事部長の土門に逮捕状の請求を申請するが、土門は「俺も君も千堂派の人間だ。あの人が黒と言えば、白でも黒となる。分るだろ」と言い、逮捕状の請求を拒否する。
千堂大善(椎名桔平)は警視庁で勢力を強めて、東大派と並ぶ2大派閥へと成長していたが、副総監から警視総監になったケースは少ないので、役職から言えば、東大派の警備局長・吉永晴樹(光石研)の方が次期警視総監の本命とされていた。
一方、薩摩派は内部分裂でボロボロになっており、薩摩強行派の矢上が警視総監に就任して以降、薩摩穏健派の権藤秀夫(吉田鋼太郎)はなりを潜めていた。
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■千堂大善の飼い犬
さて、上條漣(玉木宏)は千堂大善(椎名桔平)に呼び出され、加森議員(中田有紀)の件は寝かせておけと命じられる。
上條漣が「検討します」と答えると、千堂大善は「検討じゃない。決定だ」と命じた。
すると、上條漣は、加森議員が逮捕されると、千堂大善に都合が悪いのだと悟る。
さて、富樫遊馬(岡田健史)は、上條漣は千堂優愛と結婚して、千堂大善の飼い犬になったと思っていた。
しかし、水樹爽(広末涼子)は上條漣は飼い犬になる振りをして、5年間、牙を磨きながら、千堂大善を食い殺すチャンスをうかがっていると思っていた。
一方、刈谷銀次郎(橋本じゅん)は、仕事を辞めて家族とも別れ、落ちぶれて上條漣から金を借りるようになっており、上條漣に「ママとは会ってるのか?たまには顔を出してやれ」と言い、小宮志歩(高岡早紀)の母親が先日、死んだ事を教えた。
他方、水樹爽(広末涼子)の実家のラーメン屋では、第1話で起きた強盗事件の犯人・蒲生兼人(森崎ウィン)が働いていた。
富樫遊馬(岡田健史)は水樹爽と交際していたが、蒲生兼人(森崎ウィン)が水樹爽に気があると考え、焦っていた。
■証拠の紛失
ある日、千堂優愛(仲里依紗)は水樹爽(広末涼子)を喫茶店へ呼び出し、上條漣(玉木宏)が冷たいので、過去の事件(スポーツカーで逃げた事件)を気にしているのではないかと、不安になっていることを相談した。
水樹爽は、「漣は今、大きな事件を抱えてて、それに没頭しているだけだと思う。心配しないで」と言って安心させた。
一方、捜査2課では、加森議員の収賄罪の証拠が全て無くなっていた。上條漣(玉木宏)は、富樫遊馬(岡田健史)の反応を見て、富樫遊馬が犯人ではないかと考えた。
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■薩長(サッチョウ)の悪魔に乾杯
その日の夜、上條漣(玉木宏)は千堂大善(椎名桔平)に呼び出され、久しぶりにクラブ「S」を訪れ、小宮志歩(高岡早紀)と再会する。
千堂大善(椎名桔平)が「薩長(サッチョウ)の悪魔に乾杯」と言い、酒を飲み始めると、ホステスは「薩長の悪魔って何ですか?」と尋ねた。
すると、千堂大善は「昔、俺のことをそう呼ぶ輩がいてね。警視庁に入庁してはいけなかった冷酷無残な悪魔だと。だから、その呼び名を彼(玉木宏)に譲ったんだよ」と教えた。
さて、千堂大善は「あの件は証拠が消えたんだってな。立件は見送るしかなさそうだな。あの件はこれで終わりだ。これ以上深入りするな。もっと気楽にやれ。たまには家庭を顧みるのも良いぞ」と釘を刺すと、上條漣(玉木宏)を残して帰った。
すると、小宮志歩(高岡早紀)は上條漣に「母が亡くなって、千堂に借りも無くなった。母の治療の手助けをしてもらって、こんな言い方もなんだけど、私には辛い5年だった。貴方にも酷い裏切りをして、申し訳ないと思ってる」と謝罪した。
そして、小宮志歩は、千堂大善が内閣府特別担当大臣・若槻を店に連れてくる事を教え、2人が店で飲んでいる写真を渡した。
上條漣(玉木宏)が「これで全部が繋がった。でも、なぜこの写真を」と尋ねると、小宮志歩は「千堂は、私の大切な人(漣の父)の命を奪った。私はそれに気付かず、利用された。もう1度、信じて欲しいなんて言わない。でも千堂に一矢報いたい。貴方のためじゃなく、私のため。土門部長なら私がなんとか出来るかも」と言い、協力を約束した。
■水樹爽(広末涼子)の協力
翌日、上條漣(玉木宏)は捜査1課の水樹爽(広末涼子)に、加森議員(中田有紀)が帝東商事から賄賂を受け取っている事を明かし、近いうちに現金の受け渡しがあるかも知れないと言い、捜査の協力を要請した。
水樹爽が「それは2課の仕事でしょ」と呆れると、上條漣は捜査2課で証拠が消えたので、誰も信用できないのだと教えた。
水樹爽が「富樫(岡田健史)に頼めば?」と言ったが、上條漣は「俺の見立てでは犯人は富樫だ。千堂副総監の指示だろう」と教えた。
水樹爽が「一課の私が関わると問題になるんじゃ?」と尋ねると、上條漣は「だからお前に頼むんだ」と答えた。
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■権藤秀夫(吉田鋼太郎)の協力
その後、権藤秀夫(吉田鋼太郎)は上條漣(玉木宏)に、ある証拠を渡し、「仕掛けるのか?いったん刀を抜くと、後戻りは出来ないぞ」と教えた。
【ネタバレ:この証拠は加森議員(中田有紀)と若槻大臣が収賄事件で繋がっている証拠の音声ファイルです。】
薩摩派は、新垣長官と荒巻総監が退官した後、薩摩派は内部分裂して、悪名高い強行派が台頭し、薩摩強行派の矢上(尾見としのり)が警視総監に就任した。
そして、矢上警視総監が腹心に選んだのが千堂大善(椎名桔平)で、矢神は千堂大善に汚れ仕事をさせており、矢上警視総監は次期総監に千堂大善を引っ張り上げるつもりだった。
薩摩穏健派の権藤秀夫(吉田鋼太郎)は、薩摩強行派の台頭によって、影を潜めており、警視総監を諦めていたが、上條漣(玉木宏)は「父の信念を実現させるには、貴方のような人がトップに立つべきだ。私が作って見せます。貴方が警視総監になる道を」と告げた。
■千堂大善(椎名桔平)の野望
さて、矢上警視総監(尾見としのり)は「私は派閥争いに興味がなくてね。興味があるのは私に従うか、従わないか、その2択だけだ。私は退官しても今の力を弱めるつもりはない。院政を敷いて組織に関わるつもりだ。月の警視総監に求める事はただ1つ。私の意見をいかに尊重してくれるか。君は期待しているよ」と告げると、千堂大善(椎名桔平)は「尽力いたします」と頭を下げた。
しかし、千堂大善は矢上警視総監の院政に付き合う気はなく、若槻大臣と蜜月の関係を築き、加森議員(中田有紀)の件も安心してくださいと約束すると、若槻大臣は喜んだ。
一方、上條漣(玉木宏)は結婚記念日に千堂優愛(仲里依紗)をレストランに誘い、「側に居てくれて感謝している・俺には優愛が必要だ。どんなに辛いことがあっても、付いてきて欲しい」と頼むと、千堂優愛は「うん。ありがとう」と喜んだ。
■桜の塔-反撃開始
さて、水樹爽(広末涼子)は加森議員を尾行し、授乳室を利用して、現金の受け渡しを行っているところを撮影すると、上條漣(玉木宏)に報告する。
上條漣(玉木宏)は土門の元を訪れ、加森議員の逮捕状の請求を申請するが、土門は「何度来てもだめだよ」と拒否した。
すると、上條漣(玉木宏)は、土門がクラブ「S」で小宮志歩(高岡早紀)とイチャイチャしている所の写真を突きつけ、「これを奥様が見たら、どう思われますかね」と脅し、千堂大善(椎名桔平)に秘密で逮捕状を請求するように命じた。
さて、同期の馳道忠(渡辺大知)と新垣広海(馬場徹)は、千堂大善(椎名桔平)に秘密で逮捕状を請求するなんてリスクが大きすぎると言い、「反感を買うばかりか、降格人事にもなりかねない」と心配した。
しかし、上條漣(玉木宏)は「このまま行けば、千堂が警視総監になる。それだけは阻止しなければならない。俺の将来なんてどうでもいい。大切なのは警察の未来だ。親父を死に追いやった警察をに向くように出世を目指してきた。組織を正すには、悪魔に魂を売るしかない。そう思ったからだ。でも、千堂の本性を知って目的が変わった。悪魔に魂を売ってでも果たしたいのは出世じゃない。本当の悪を倒すことだ。警察は人を助けるためにある。それ以上でも、それ以下でもない。親父の言葉だ。私利私欲の為に権力を求める人間に、警察のトップを渡すわけにはいかない。俺は警察の未来を賭けて、千堂大善と戦う」と宣言した。
■桜の塔-宣戦布告
その後、加森議員が逮捕され、驚いた千堂大善(椎名桔平)は若槻大臣に釈明するが、電話を切られてしまう。
千堂大善は、上條漣(玉木宏)を呼びつけて激怒し、捜査共助課への左遷を命じ、「お前は一生、そこから這い上がれない」と告げた。
すると、上條漣は、加森議員と若槻大臣が繋がっている証拠の音声を聞かせ、若槻大臣は警視総監を選出する国家公安委員会の委員長を務めているので、若槻大臣が貴方を警視総監に選ぶ可能性は無いだろうと告げた。
それを聞いて激怒した千堂大善は、上條漣を破門を宣告して、千堂派を名乗ることを禁じ、「お前を拾う奴は誰も居ない。お前の出世の道は完全に絶たれたんだよ」と告げると、上條漣は「だったら、自分の道は自分で切り開くだけです」と言い、自分の派閥「改革派」の旗揚げを宣言した。
千堂大善が「お前1人で何ができる」と呆れると、馳道忠(渡辺大知)と新垣広海(馬場徹)が入ってきて、それぞれの派閥を抜けて上條漣の改革派に入る事を宣言した。他にも同士が居り、改革派は総勢13人居るのだという。
千堂大善が「全ては計算付くか。とんだ茶番だな。何の後ろ盾も無い仲良しグループなんて、即刻、俺が潰してやる」と告げると、権藤秀夫(吉田鋼太郎)がやってきて、「俺がこいつらの後見人だ。薩摩穏健派の暖簾分けだ」と教えた。
千堂大善が「お前が黒幕ってわけか」と尋ねると、権藤秀夫は「いや。そうじゃない。俺は上條の話しに一枚噛んだだけだ」と答えた。
千堂大善が「自分が何をやっているのか分ってるのか」と尋ねると、権藤秀夫は「もちろん。悪党退治だ。俺は薩摩派を辞めるつもりも無いし、警視総監を諦めるつもりもない。だが、それを差し置いてでもやることがある。警察の膿を出すことだ。その点で上條と目的が一致してね」と答えた。
千堂大善が「こいつらのケツはお前が拭うということでいいんだな」と尋ねると、権藤秀夫は「もちろん。椅子取りゲームは若い衆に任せた」と言い、立ち去った。
千堂大善が「面白いねえ。この勝負、受けて立とう。お前らが束になってかかってきても、俺は必ず目的を成し遂げる」と告げると、上條漣(玉木宏)は「そうはいきません。貴方をそのイスから引きずり下ろし、警察を有るべき姿に戻す、それが私の信念です」と答えたのだった。
「桜の塔-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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