桜の塔-第8話のあらすじとネタバレ-刈谷銀次郎は裏切り者だった

椎名桔平が出演するテレビ朝日の警察ドラマ「桜の塔」の第8話のあらすじとネタバレです。

  1. 桜の塔-第1話のあらすじとネタバレ
  2. 桜の塔-第2話のあらすじとネタバレ
  3. 桜の塔-第3話のあらすじとネタバレ
  4. 桜の塔-第4話のあらすじとネタバレ
  5. 桜の塔-第5話のあらすじとネタバレ
  6. 桜の塔-第6話のあらすじとネタバレ
  7. 桜の塔-第7話のあらすじとネタバレ

■桜の塔-第8話のあらすじとネタバレ

千堂大善(椎名桔平)が刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺されて病院へ運ばれた。

知らせを受けた上條漣(玉木宏)が病院に駆けつけ、「犯人に心当たりは」と尋ねると、千堂大善(椎名桔平)は「お前の相棒・刈谷銀次郎だ。いったい誰が襲わせたのかねぇ」と答えた。

上條漣(玉木宏)は病室を出て、千堂優愛(仲里依紗)に「俺じゃない」と告げると、千堂優愛は「分ってる。刈谷っていう人を憎んでるんでしょ。ノートを見て色んな事が分った。ウチのパパが
漣のお父さんにした事とか、漣の苦しみとか。私は漣を信じて付いていくって決めたから」と話した。

その後、上條漣は刈谷銀次郎(橋本じゅん)に会いに行くと、刈谷銀次郎は「俺はどう思っているか知らないけど、俺はお前を家族だと思っている」と告げた。

しかし、上條漣が「ふざけるな。オヤジを裏切っておいて、よくも、そんなことが言えるな。オヤジを死に追いやったくせに。あの日、派出所の夜勤はもう1人、居るはずだった。アンタだ。けど、急用で欠勤した」と告げると、刈谷銀次郎は「なんでそれを」と驚いた。

5年前、刈谷銀次郎は酔っ払って、薩摩派の上層部から夜勤を休むように言われ、大金を積まれて夜勤を休んだことを、上條漣に話していたのだ。

このため、上條漣は刈谷銀次郎を怨んで距離を置くようになっていたのだ。

ある日、刈谷銀次郎(橋本じゅん)は何者かに狙撃されて死亡し、捜査が始まる。

一方、千堂大善(椎名桔平)は警視副総監に復帰し、吉永晴樹(光石研)と権藤秀夫(吉田鋼太郎)に、どちらが黒幕なのかと尋ねと、逆に2人から刈谷銀次郎(橋本じゅん)を殺害したのではないかと追求される。

しかし、千堂大善は「悪いが俺は真っ白だ。このカサブランカのように」と告げた。

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■富樫遊馬(岡田健史)の苦悩

さて、富樫遊馬(岡田健史)は、水樹爽(広末涼子)の為に色々と犠牲にしてきたが、水樹爽の気持ちが上條漣(玉木宏)に向いている事に不満を持つ。

さらに、富樫遊馬は、千堂大善(椎名桔平)に楯突いたことで、捜査班でも孤立していた。

そこで、千堂大善(椎名桔平)は富樫遊馬(岡田健史)を呼び出すと、「お前に汚名返上のチャンスをやろう。これを指定した場所に埋めてこい」と言い、封筒を渡した。

■桜の塔-黒幕の追求

ある日の夜、上條漣(玉木宏)がクラブ「S」へ行くと、小宮志歩(高岡早紀)は「あの人のことが憎めない」と言い、刈谷銀次郎(橋本じゅん)が置いていったぬいぐるみを持ってきた。

上條漣はそのぬいぐるみを触って違和を感じ、ハサミでぬいぐるみを切り裂くと、中からSDカードが出てきたので、小宮志歩に「他に置いていった物があるなら、持ってきてくれ」と頼んだ。

翌日、上條漣(玉木宏)は、吉永晴樹(光石研)、権藤秀夫(吉田鋼太郎)、千堂大善(椎名桔平)の3人を呼び出すと、吉永晴樹にキャリアの捜査官を使って手に入れようとしたのは、これじゃありませんかと言い、SDカードに記録されている電話の録音を再生した。

すると、刈谷銀次郎(橋本じゅん)と吉永晴樹(光石研)が繋がっており、5年前に起きた押収品の横流し事件の黒幕は吉永晴樹だったと判明する。

さらに、刈谷銀次郎(橋本じゅん)に千堂大善(椎名桔平)の尾行を命じたのも、吉永晴樹(光石研)だったことが判明する。

吉永晴樹(光石研)が若槻大臣を狙撃した犯人が久瀬秀臣だといち早く知った理由は、刈谷銀次郎からの情報があったからだった。

しかも、刈谷銀次郎(橋本じゅん)に千堂大善(椎名桔平)を襲わせた黒幕も吉永晴樹(光石研)だったのだ。

吉永晴樹(光石研)は「お前さえいなければ、こんなことにはならなかった。お前のようなサッチョウの悪魔を警察のトップにさせるわけにはいかないんだよ。私も汚いことをした。しかし、それは全て警察のためだ。私は警察の未来のためにやったに過ぎない」と釈明した。

すると、権藤秀夫(吉田鋼太郎)は「言いたいことはそれだけか。俺もお前も千堂も、人間性に大差は無い。だが、お前が今回とった一連の行動は、警視総監には相応しくない」と告げた。

吉永晴樹(光石研)が「お前らも権力を手に入れたいだけだろ」と吐き捨てると、千堂大善(椎名桔平)は「分ってないな。何かを成し遂げるにはトップに立つしかない。トップになるにはしたたかに生きるしかない。そこで勝ち上がれない奴は、所詮、その程度の器でしかない。その程度の奴が、何かを成し遂げるなんて、出来るはずがないだろ」と告げた。

そして、千堂大善が「辞表を出せば、立件は見送ってやる。お前はもう詰んだ」と告げると、吉永晴樹は「分った、私は身を引く。だが、刈谷を殺したのは私ではない。この中の誰かだ。ははは、人殺しが警察のトップになるのか。崩れゆく警察の威信を、天下り先で拝見させていただきますよ」と言い、立ち去った。

その後、千堂大善(椎名桔平)は、富樫遊馬(岡田健史)に電話を掛け、「まだやってないのか?上條はやったぞ。事件解決に必要であれば、それが捏造であってもだ。これで、お前の将来が決まる。肝に銘じておけ」と告げた。

一方、千堂優愛(仲里依紗)は上條漣(玉木宏)に離婚届を差し出し、「これがベストの選択じゃないかなって。漣とパパとの関係を知っちゃったし。もちろんパパが悪いだけど、肉親だから」と言って泣いた。

上條漣が「本当にそれで良いのか?気持ちは変わらないのか?」と引き留めるが、千堂優愛は「これだけは信じて。貴方の事をこれからもずっと愛している」と言い残して家を出ると、泣き崩れた。

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■蒲生兼人(森崎ウィン)の窮地

翌日、河川敷で刈谷銀次郎(橋本じゅん)の殺害に使われた拳銃が発見される。拳銃には5年間に銀行強盗を起こした蒲生兼人(森崎ウィン)の指紋が付着していた。

水樹爽(広末涼子)は「それはありえません。蒲生は厚生しています」と主張するが、「それはお前の主観だろう」と一蹴され、蒲生兼人から事情聴取を行うことになった。

水樹爽(広末涼子)らは実家のラーメン屋を訪れ、蒲生兼人(森崎ウィン)に事情聴取を行いたいと頼むと、蒲生兼人は「俺はもう改造銃なんて触っていない」と容疑を否認した。

水樹爽は「それを証明したいの」と頼むが、蒲生兼人は「いやです。また取り調べて、あること無いことを言われて。俺じゃない・・・」と言い、逃げた。

一方、上條漣(玉木宏)は、富樫遊馬(岡田健史)に「お前が用意したのか?副総監の指示か?捏造なんてやって、どうなるか分ってるのか」と詰め寄ると、富樫遊馬は「僕はやってない。副総監に返しました。でも、僕も同罪です。黙ってたんですから。僕が公にしていれば、蒲生君がこんな目に遭うことはなかった」と悔やんだ。

上條漣(玉木宏)が「蒲生の行きそうな場所は?」と尋ねると、富樫遊馬は蒲生兼人が「気持ちが落ち込んだときは廃校に行く」と言っていた事を思いだし、水樹爽(広末涼子)に電話をして、廃校に居るかもしれないと教えた。

さて、蒲生兼人が廃校で教室の床に隠してあった拳銃を手にしようとしたが、手にできなかった。

そこへ、水樹爽(広末涼子)ら警察がやってきたので、屋上へ逃げた。

水樹爽は、校舎屋上で蒲生兼人を説得すると、蒲生兼人が「分りました」と言い、事情聴取を受けることにした。

しかし、SATが蒲生兼人を狙っていたので、蒲生兼人はSATに狙われている事に気付いて後ずさりし、校舎の屋上から転落して、意識不明の重体となってしまう。

報告を受けた上條漣(玉木宏)は、千堂大善(椎名桔平)に「SATを用意したのは、蒲生を射殺して被疑者死亡で事件を終わらせるつもりだったんですか」と尋ねると、千堂大善は「蒲生は改造銃を隠し持っていた可能性がある。だからSATを送ったんだ」と答えた。

上條漣は「貴方は人間じゃない。俺もそうだ。貴方を倒すために悪魔に魂を打った。なぜ5年も沈黙を守ったのか、もうすぐ分る。貴方を警察トップには就かせない」と告げると、千堂大善は「クールだねぇ。なら、どっちがサッチョウの悪魔なのか、最終決戦といこうじゃないか」と答えたのだった。

桜の塔-最終回「サッチョウの悪魔が死す」のネタバレ」へ続く。

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