桜の塔-最終回の結末ネタバレ

玉木宏が主演するテレビ朝日の警察ドラマ「桜の塔」の最終回(第9話)のあらすじと結末のネタバレです。

  1. 桜の塔-第1話のあらすじとネタバレ
  2. 桜の塔-第2話のあらすじとネタバレ
  3. 桜の塔-第3話のあらすじとネタバレ
  4. 桜の塔-第4話のあらすじとネタバレ
  5. 桜の塔-第5話のあらすじとネタバレ
  6. 桜の塔-第6話のあらすじとネタバレ
  7. 桜の塔-第7話のあらすじとネタバレ
  8. 桜の塔-第8話のあらすじとネタバレ

■桜の塔-最終回(第9話)のあらすじと結末ネタバレ

刈谷銀次郎(橋本じゅん)殺害の容疑を掛けられた蒲生兼人(森崎ウィン)は、水樹爽(広末涼子)の説得に応じ、事情聴取を受けようとしたが、SATに狙われている事に気付いて動揺し、校舎の屋上から転落した。

蒲生兼人(森崎ウィン)は、一命を取り留めたものの意識不明のままだったが、警察は拳銃の指紋を証拠として、蒲生兼人の逮捕に踏み切ろうとしていた。

しかし、富樫遊馬(岡田健史)は執念深く聞き込みを続けており、蒲生兼人のアリバイを証明することに成功したので、捜査は振り出しに戻った。

すると、水樹爽(広末涼子)は、富樫遊馬に「アンタには感謝している。自分の正義を取り戻せた」と礼を言った。

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■千堂優愛(仲里依紗)の出頭

そのようななか、千堂優愛(仲里依紗)が「私が刈谷(橋本じゅん)を殺した」と言い、警視庁に出頭してきた。

副総監・千堂大善(椎名桔平)の娘が殺人犯として出頭してきたことから、警視庁に激震が走るのだった。

さて、千堂大善(椎名桔平)は副総監室に戻ると、上條漣(玉木宏)が待っていたので、「説明してもらおうか。どこからが、お前の描いた絵だ」と尋ねると、上條漣は「全部ですよ。父親の墓の横に改造銃を埋めたときから」と答えた。

そして、上條漣は、「優愛(仲里依紗)は私のために刈谷銀次郎を殺したが、絶対に私の事は話さない」と言い、5年間かけて千堂優愛が自分に依存するようにマインドコントロールを続け、絶対的なパートナーに仕立て上げた事を明かした。

しかし、それを聞いた千堂大善は「お前が描いた下手な絵を綺麗に塗り替えてやる」と言い、千堂優愛がストーカーの刈谷銀次郎から拳銃を突きつけられたので、正当防衛で殺してしまったというストーリーを作り上げた。

しかも、千堂大善は、今回の事件を利用して、世間の同情を集め、警視総監になることが出来ると言った。

すると、上條漣は「アンタは何も変わっていない。だからこそ、私はこの計画を思いついた。私がどうして、優愛を直ぐに自首させなかったか分りますか?もし、我が子が罪を犯したら、貴方は蓋をしたがると思ったからですよ。保身のために。貴方は娘の罪を蒲生兼人になすり付けようとした」と言い、SDカードを取り出した。

そのSDカードには、千堂優愛が千堂大善に電話して、「私、刈谷を殺しちゃったの」と相談する様子が録音されていた。

千堂大善が「お前が優愛に指示したのか?」と尋ねると、上條漣は「言ったでしょ。優愛は絶対的なパートナーだって。彼女も私と同じように、貴方の過去の過ちが許せなかったんじゃないですか」と答えた。

しかし、千堂大善(椎名桔平)は「お前ごときに俺の野心は打ち砕けない。お前はまだ、警察という組織を分っていない。矢上警視総監が警察のトップに居る限り、矢上警視総監は俺をぞんざいには扱えない」と教えた。

すると、上條漣(玉木宏)は「それは矢上警視総監が28年前の父の事件に関与しているからですか?刈谷から聞いたんですよ」と告げた。

ネタバレ

28年前に父親が交番で自殺した日、刈谷銀次郎は薩摩派の矢上警視総監から、金を受け取り、仕事を休んでいた。

そして、千堂大善(椎名桔平)は、28年前に矢上警視総監から汚れ仕事を引き受け、交番で上條漣の父親を自殺に追い込み、その見返りとして出世していた。

さて、上條漣(玉木宏)が「28年前の押収品横流しの主犯格は、矢上警視総監だったんじゃないですか」と尋ねると、千堂大善(椎名桔平)は「推測に過ぎない」と言い、相手にしなかった。

すると、上條漣は「どうして、優愛を実家に帰したか分りますか?」と言い、千堂優愛を実家に帰した本当の目的は、千堂大善の自宅を家宅捜索するためだったことを明かす。

千堂大善の自宅には生体認証でしか開かない部屋があり、上條漣はその部屋に父親が交番で自殺したときの防犯カメラの映像が保管されていると考えていたのだ。

ネタバレ

23年前に父親が自殺した交番には、防犯カメラが2台あり、上條漣(玉木宏)は1台目の防犯カメラの映像は発見したが、父親を自殺に追い込んだ犯人の顔は移っていなかった。

千堂大善は上條漣に「もう1台の防犯カメラなら、犯人の顔が映っているかもしれない」と話しており、上條漣はプロファイリングから千堂大善が防犯カメラのビデオテープを持っていると考えていた。

さて、上條漣は、千堂大善が防犯カメラの映像を処分しなかった理由は、その映像に矢上警視総監が押収品を横流ししていた証拠が映っているからだと指摘し、28年前の事件なので立件は出来ないが、矢上警視総監と千堂大善を引きずり下ろすことは出来ると告げた。

そして、全ては自分の信念を貫いた父が、警察の膿を浄化するために残してくれた証拠だと言い、「アンタが三流だと言っていた父が、アンタを副総監の座から引きずり下ろした。自分の信念を貫いた父がアンタの野望を打ち砕いた。今度こそ終わりだ」と告げた。

千堂大善(椎名桔平)は「こんなところで、俺が終わるだと?俺がこんな奴に負けるだと?ふざけるな」と激怒した。

そこへ、捜査員が現われ、千堂大善に「ご自宅にある部屋の認証システムを解除して頂きたい」と頼んだ。

すると、千堂大善は誰かに電話かけようとしたが、上條漣は「家宅捜索は、権藤内閣情報官(吉田鋼太郎)の意向で、改革派のメンバーが中心に行っております。現場に千堂派は居ません。前に言いましたよね。勝てない勝負はしないと。ゲームセット」と告げた。

千堂大善(椎名桔平)は「この勝負は、お前にくれてやる。だが、このままでは終わらないぞ。俺は往生際が悪く生きてきたんでね」と言い残して立ち去った。

■権藤秀夫(吉田鋼太郎)の反撃

一方、権藤秀夫(吉田鋼太郎)は矢上警視総監(尾見としのり)を呼び出すと、千堂大善(椎名桔平)の自宅から押収してきたビデオテープを再生する。

すると、23年前に上條漣(玉木宏)の父親が自殺する直前の交番の様子が映し出された。

交番には上條漣の父と千堂大善が話しをしており、矢上警視総監が押収品横流しの主犯格だった事が語られていた。

権藤秀夫(吉田鋼太郎)は、矢上警視総監(尾見としのり)が押収品横流しの主犯格だった証拠となる拳銃も千堂大善の部屋から押収していた。

権藤秀夫が「これは国家公安委員会に提出させていただきます」と告げると、矢上警視総監は「待ってくれ。同じ薩摩派だろ。もうすぐ定年なんだ」と頼んだ。

しかし、権藤秀夫は「アンタは人の上に立つ器じゃなかったんだよ。千堂ともども、上條さんを死に追いやったケジメはつけてもらいますよ」と告げた。

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■桜の塔-疑惑

水樹爽(広末涼子)は、千堂優愛(仲里依紗)の取り調べを担当すると、千堂優愛は刈谷銀次郎(橋本じゅん)の殺害を認め、上條漣の日記を見たことが動機だと話した。

上條漣の日記には、千堂大善や刈谷銀次郎が父親を死に追いやった事など、数々の苦悩が書かれていたのだ。

その後、上條漣(玉木宏)が屋上でウイスキーボトルを口に含んでいると、水樹爽(広末涼子)が来て、「長い戦いが終わったんだね。こっちも、優愛ちゃん(仲里依紗)の取り調べが終わった。銀次郎さんの殺しは、全部1人でやったって。私はそうは思っていない。アンタが関わってるんでしょ」と尋ねた。

上條漣が「彼女が話したことが全てだ」と言い、千堂優愛の元に向かおうとすると、水樹爽は「彼女の顔、ちゃんと見られるの?」と尋ねた。

上條漣は「ああ、俺はもう人じゃ無いから」と答えて立ち去った。

■千堂優愛の本心

さて、取調室に入った上條漣が「俺のことを話さなかったんだって?」と尋ねると、千堂優愛は「実際にやったのは私だから」と答えた。

そして、千堂優愛が「刈谷のこと、それほど憎んで無かったんでしょ?あの日記は私に殺意を抱かせるために書いたもの。貴方は私を操ってたつもりだったけど、そうじゃないの。私は自分の意思で刈谷を撃ったの。貴方を愛してるから。刈谷を殺して、パパを追い詰めることで、漣が復讐から解放されるのなら、そうしてあげたかった。だから、貴方は罪悪感なんて抱かなくていい。どうか、お父さんの意思を受け継いで、立派な警察官になってください」と話した。

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■桜の塔-最終回の結末のネタバレ

蒲生兼人(森崎ウィン)の意識も戻り、富樫遊馬(岡田健史)は泣きながら、水樹爽(広末涼子)に報告すると、水樹爽は「他人の為にそんなに泣けるなんて、気持ち悪いよ。冗談だよ。大事な事に気付かせてくれてありがとう。おかげで、やるべき事が分ったよ」と礼を言った。

その日の夜、水樹爽は上條漣を実家のラーメン屋に呼び出すと、あの日記は千堂優愛(仲里依紗)に読ませるために書いたのではないかと尋ねた。

「彼女に銀さんを殺させるために日記を書いた」

「そんなこと証明出来るのか」

「できないわよ。確かにアンタは手を下していない。でも彼女を犯罪者にした」

上條漣が「もう終わった事だ」と言い、立ち去ろうとすると、水樹爽が改造銃を向け、「アンタの答え次第では撃つ。いつから、こんなことを考えてたの」と尋ねた。

すると、上條漣は、第1話で蒲生兼人(森崎ウィン)が銀行強盗をけしかけたとき、改造銃を2つ用意して、1つは証拠の捏造に使い、もう1つは自分の為に使う事にしていた事を明かした。

上條漣(玉木宏)は銀行強盗で死人が出たら、用意した改造銃で死ぬつもりだったが、千堂大善(椎名桔平)に敗北し、千堂優愛(仲里依紗)と結婚した。

そのとき、改造銃を他人に使う事に決めて父親の墓の横に埋め、千堂大善を追い詰めるために千堂優愛を利用して、刈谷銀次郎(橋本じゅん)を殺したのだ。

上條漣は「上條漣はもういない。ここに居るのはサッチョウの悪魔だ」と告げると、水樹爽は「私の正義が揺らいだのも、相手がアンタだったから。でも、富樫(岡田健史)が必死になって蒲生のアリバイを証明した姿を見て、気付いたの。これがおじさんの言っていた正義だって。私、人を助けるために警察官をやりたいって。そう思えた。だから、今なら言える。アンタの信じた道は間違っている」と告げた。

上條漣は「今度こそ、俺を楽にしてくれ」と頼むと、水樹爽は「アンタを裁けるのは、私しかいないでしょ」と言い、上條漣を撃った。

上條漣は、その場に倒れたが、父親から貰ったウイスキーボトルで銃弾が止まっており、死ななかった。

水樹爽が「おじさんが助けてくれたんだね」と告げると、上條漣は「バカいえ。お前の茶番だろ」と呆れた。

水樹爽が「私はアンタを助けたつもりは無い。生きて償いな。・・・これでサッチョウの悪魔は死んだ。お帰り漣」と告げると、上條漣は泣き崩れた。

サッチョウの悪魔の意味ネタバレ

サッチョウは「警察庁」のことで、「サッチョウの悪魔」は「警察に入庁してはいけなかった悪魔のような人物」という意味になります。薩摩や長州、薩長同盟は関係ありません。

千堂大善(椎名桔平)は、どんな手を使ってでも出世してきたことから、「サッチョウの悪魔」と呼ばれて恐れられていました。

■桜の塔-最終回のエピローグ

矢上警視総監(尾見としのり)の失脚後、権藤秀夫(吉田鋼太郎)が警視総監争いを制して警視総監に就任した。

千堂大善(椎名桔平)は副総監から失脚したが、権藤秀夫(吉田鋼太郎)が千堂大善の悪事を内々に処理したので、田舎の警察署の本部長となっていた。

しかし、千堂大善(椎名桔平)は失脚後もクラブ「S」に通い、同期の吉永晴樹(光石研)や権藤秀夫(吉田鋼太郎)と軽口を叩いていた。まだ警視総監を諦めていないらしい。

上條漣(玉木宏)は警視長に出世したうえ、千堂派が改革派に移ってきたので、改革派の勢力を拡大していた。

富樫遊馬(岡田健史)は、改革派に入り、水樹爽(広末涼子)と豪華な結婚式を挙げるために、仕事に励んでいた。

水樹爽(広末涼子)の左手薬指には指輪が光っていた。

蒲生兼人(森崎ウィン)は水樹爽(広末涼子)の実家のラーメン屋に復帰していた。

刈谷銀次郎(橋本じゅん)を殺害した千堂優愛(仲里依紗)については、不明だった。

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