TOKYO MER-第1話の感想-ガンバレ医療従事者
鈴木亮平が主演するTBSの日曜劇場「TOKYO MER(東京MER)」の第1話の感想です。
「TOKYO MER」のあらすじとネタバレは「TOKYO MER(エムイーアール)-あらすじと最終回のネタバレ」をご覧ください。
「TOKYO MER」の第1話の感想
「TOKYO MER」の第1話を観た。非常に面白かった。
「TOKYO MER」は、東京都知事の赤塚梓(石田ゆり子)が、事故現場や災害地域に派遣する救命救急チーム「TOKYO MER」を発足するという話しである。
「TOKYO MER」のリーダー喜多見幸太(鈴木亮平)は、「待っているだけでは助けられない命がある」として、勇猛果敢に事故現場や災害現場に乗り込んで、負傷者の治療にあたる。
「TOKYO MER」は、難しいこと抜きで、単純に観て楽しめる。アメリカのヒーロー映画のような感じで、観てて爽快というか、面白し、喜多見幸太(鈴木亮平)が危険な事故現場に飛び込んでいき、患者を助けることで、達成感が得られる。
もちろん、スローリー的には、実際に起きている出来事への風刺なども含まれているが、そういう難しい事が気にならない、ほど面白い。
プロット的にも、第1話の時点で東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)と、厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)の対立が明らかになっており、非常に分りやすい構成だった。
医療物に政治の権力抗争が絡んできているので、他の医療ドラマとはひと味誓う面白さがあるし、山崎豊子の「白い巨塔」ほど複雑ではないので、気軽に観る事が出来る。
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喜多見幸太(鈴木亮平)は正義なのか?
喜多見幸太(鈴木亮平)は、待ってるだけでは救えない命もあるとして、自らの危険をかえりみず、危険な事故現場や災害現場へと飛び込んでいく。
これに対して、レスキュー隊の千住幹生(要潤)は、2次災害を警戒して、喜多見幸太(鈴木亮平)と現場で対立する。
やはり、災害時のセオリーとしては、2次災害を防ぐというのが大前提なので、私は千住幹生(要潤)の意見に同意する。
喜多見幸太(鈴木亮平)はガス爆発の現場で、音羽尚(賀来賢人)に助けられ、負傷者も救出する事ができて、第1話はハッピーエンドに終わった。
しかし、全員が無事で死者ゼロを達成出来たというは、あくまでも結果論に過ぎない。
実際に喜多見幸太(鈴木亮平)はガスの影響で意識を失いそうになっていたし、1歩間違えれば死んでいた。
もちろん、喜多見幸太(鈴木亮平)の負傷者を助けたいという気持ちは素晴らしいし、喜多見幸太の意見も正義だと思う。
しかし、人を助けるレスキュー隊や医師が、助けに行って死んだのでは元も子もないので、私は喜多見幸太(鈴木亮平)の行動は賞賛できない。
だから、私は喜多見幸太(鈴木亮平)を批判的な立場でドラマを観てるのだが、「TOKYO MER」の最終回を見終えたとき、喜多見幸太に対する私の考え方が変わっているのか、変わらないのかという点が楽しみである。
ガンバレ医療関係者
「TOKYO MER」が素晴らしいのは、面白いだけではなく、医療関係者へのエールというコンセプトで作られている点だ。
最前線で戦っている医療関係者が差別されたりする現状に対して、私はおかしいと感じてるが、その気持ちを上手く表現できないし、医療関係者を励ますこともできず、ただただ感謝する今年か出来ない。
そういう人は多いと思う。
だから、TBSが、声にならない声を拾って代弁するかの如く、医療関係者へのエールというコンセプトで「TOKYO MER」を放送する事は、非常に素晴らしいことだと思う。流石、ドラマのTBSだと思った。
だから、医療関係者が「TOKYO MER」を観て、頑張る活力になればいいなと思うし、医療関係者が医療に携わっていて良かったと誇れるようなドラマになって欲しい。
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