音羽尚(賀来賢人)が医系技官になった理由-TOKYO MER

賀来賢人が出演するTBSの救命救急ドラマ「TOKYO MER」の第5話のあらすじとネタバレ後編です。

第5話の前編は「TOKYO MER-第5話のあらすじとネタバレ前編」をご覧ください。

TOKYO MER-第5話のあらすじとネタバレ後半

エレベーターに閉じ込められた音羽尚(賀来賢人)は、大物政治家・天沼夕源(桂文珍)の救出を選ぶか、妊婦の手術を選ぶか、選択を迫られる。

しかし、音羽尚(賀来賢人)は喜多見幸太(鈴木亮平)の「貴方は医者だ」という一言で、妊婦の手術を選び、エレベーターの中で妊婦のオペを始めるが、自分の分の酸素は妊婦のために使用したため、酸素吸入をしておらず、意識がもうろうとしてきた。

そこへ、喜多見幸太(鈴木亮平)が到着し、音羽尚(賀来賢人)に新しい酸素ボンベを渡して、「オペを変わりましょうか」と尋ねるが、音羽尚は「私が執刀医です。最後まで責任を持ちます」と答えた。

それを聞いて安心した喜多見幸太(鈴木亮平)は、助手を務めるため、天沼夕源(桂文珍)に「オペは両手を使うので酸素吸入ができない。協力してくれたら、一躍ヒーローじゃないですか」と言い、酸素マスク持っていて欲しいと頼んだ。

天沼夕源(桂文珍)は「何で私が」と嫌がるが、エレベーターの防犯カメラに気付き、仕方なく、酸素マスクを喜多見幸太(鈴木亮平)の口にあてる。

その後、音羽尚(賀来賢人)は帝王切開で赤ちゃんを取り出すが、息をしておらず、「頼む。頼む」と言い、必死に心臓マッサージを行う。

しかし、エレベーター内ではアドレナリンを投与できないので、赤ちゃんを助けられない。

音羽尚(賀来賢人)がもうダメかと諦めたとき、レスキュー隊の頑張りにより、エレベーターにドアが開いた。

そして、待機していた「TOKYO MER」のメンバーが準備していたアドレナリンを迅速に投与し、音羽尚の心臓マッサージにより、赤ちゃんは息を吹き返した。

天沼夕源(桂文珍)も救出されて搬送され、母親の方も無事に搬送され、「TOKYO MER」は今回も死者ゼロを達成した。

すると、東京都知事の赤塚梓(石田ゆり子)は、「大人の駆け引きをしてくる」と言って司令室を出ていく。

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TOKYO MER-大人の駆け引き

その日の夜、喜多見涼香(佐藤栞里)は音羽尚(賀来賢人)の元を訪れると、「お兄ちゃんが言ってました。音羽先生は始めから妊婦の様態を心配してTOKYO MERを呼んだんだろうって。音羽先生の判断のおかげで赤ちゃんが助かりました」と礼を言う。

しかし、音羽尚は「買いかぶりすぎです。私は政治家に、こびを売ろうとしただけです」と答えた。

喜多見涼香が「どうして医系技官になったんですか?医療制度の改革とか、大きな夢が?」と尋ねると、音羽尚は「ただ偉くなりたいだけですよ。天下りもし放題だし」と答えた。

そこへ、厚生労働大臣の白金眞理子(渡辺真起子)がやってくる。

音羽尚(賀来賢人)は「どんな処分も甘んじて受けます」と覚悟したが、白金眞理子は「何も変わりません。このままMERに残って貰います」と不満そうに告げて立ち去った。

音羽尚が「どうして?」と驚くと、久我山秋晴(鶴見辰吾)が赤塚梓(石田ゆり子)の記者会見の動画を見せた。

赤塚梓(石田ゆり子)は記者会見で、エレベーターの故障で妊婦を心配して「TOKYO MER」を呼んだのは天沼夕源(桂文珍)だと発表し、赤ちゃんを救えたのは全て天沼夕源のおかげだと話していたのだ。

この記者会見に気をよくした天沼夕源(桂文珍)は、白金眞理子(渡辺真起子)に音羽尚(賀来賢人)を切るのは良くないと言い、「TOKYO MER」にも妨害をしないように命じたのだ。

久我山秋晴(鶴見辰吾)は全てを明かすと、音羽尚(賀来賢人)に「お前は官僚だ。これは天沼からだ。これで後始末をしておけ」と言い、お金の入った封筒を渡した。

TOKYO MER-音羽尚(賀来賢人)の志し

音羽尚(賀来賢人)は妊婦の病室を訪れ、「お願いがあって伺いました。あのエレベーター内で天沼先生がおっしゃった事は、どうかオフレコにしていただけないでしょうか。心触りな思いをされたと思いますが、これを収めていただき、全て忘れていただければ。申し訳ございませんでした」と言い、封筒を差し出して頭を下げた。

しかし、妊婦は「そんなこと、どうでもいいです。この子が元気に生まれてくれただけで、何も要りません。音羽先生、本当にありがとうございました」と礼を言い、赤ちゃんを出して、「この人が命の恩人ですよ」と教えた。

音羽尚(賀来賢人)は赤ちゃんを見ると涙ぐみ、「私の母は、お金も無く、ろくな治療も受けられず、若くして死にました、そうした医療の不平等に是正するために、私は医師免許を持ちながら官僚になりました。この国には国民を守る制度が少しずつできています。出産の一時金や保育手当ての手続きを忘れないようにしてください。新しい命を支援する仕組みを利用してください。私はそうした制度を、これからも拡充して、誰もが希望を持って生きられる国にしていきます」と話した。

その後、音羽尚(賀来賢人)は「TOKYO MER」の事務所に戻ると、1人で夜遅くまで手術の練習を続けた。

喜多見幸太(鈴木亮平)が「そうやって1人でトレーニングをしているから、ブランクが無くやれるんですね」と感心すると、音羽尚は「医系技官は臨床ができないと思われたくないだけです」と答えた。

喜多見幸太が「やっぱり、根っからの医者ですね」と感心すると、音羽尚は「私は官僚です。一緒にしないでください」と答えたのだった。

TOKYO MER-第6話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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