逃亡医F-原作のパクリ事件と逃亡者の真相

成田凌が主演する日本テレビのドラマ「逃亡医F」の原作のパクリ事件の真相のネタバレです。

逃亡医F-原作のパクリ事件

帝都医科大学付属病院の外科医・藤木圭介は、痴情のもつれから、同僚の医師・八神妙子を屋上から突き落としたとして、殺人未遂の容疑で全国指名手配されており、逃亡者となる。

しかし、藤木圭介は、自らの意志で飛び降りようとした八神妙子を止めようとしただけで、殺人未遂の容疑は完全にえん罪だったのである。

では、藤木圭介は無罪を訴えずに、逃亡者としての道を選んだのか?

その理由は、同僚・八神妙子のパクリ事件に関係がある。

八神妙子は、お洒落も遊びも我慢して、全てを投げ打って研究に人生を捧げており、画期的な新薬の開発に成功しようとしていた。

しかし、八神妙子は、医学界の重鎮から、新薬の研究はパクりだと指摘され、医学界からパクリの烙印を押されてしまい、クラレ製医薬からも資金援助を打ち切られ、研究が続けられなくなった。

このため、八神妙子は全てに悲観して、屋上から飛び降りてしまったのである。

藤木圭介は、八神妙子から研究の相談を受けており、研究がパクりではないと知っていたので、八神妙子のパクリ疑惑を晴らすため、逃亡者となって研究がオリジナルと証言できる都波教授を探していたのである。

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逃亡医F-原作のパクリ事件の真相とネタバレ

八神妙子は医学界の重鎮からパクり疑惑をかけられたが、研究をパクってはいなかった。完全に自分のオリジナルの研究だった。

医学界の重鎮が八神妙子の研究をパクりだと批判したのは、八神妙子の新薬が完成すると、売り上げが大幅に落ち込むイースト薬業と岡部薬品の差し金だったのである。

それなら、八神妙子は研究は自分のオリジナルだと主張すれば良かったのではないか?

しかし、八神妙子には研究が自分のオリジナルだと主張できない理由があったのである。

実は、八神妙子は、微生物から新薬を開発しようとしていたのだが、その微生物は都波教授の研究室から無断で借りた物だった。

八神妙子は、直ぐに許可を取ろうとしたのだが、都波教授は微生物の採取に出かけると、長期間、戻ってこず、連絡も取れないため、結果的に都波教授の微生物をパクった事になったのだ。

八神妙子は、新薬の研究を自分のオリジナルだと主張すると、結果的に自分が都波教授から微生物をパクった事を証明することになるので、研究をオリジナルだと主張する事ができなかったのだ。

つまり、八神妙子の新薬研究はパクりではなかったが、研究の元となった微生物をパクっていたというのが、「逃亡医F」のパクリ事件である。

逃亡医F-藤木圭介が逃亡者となった理由のネタバレ

藤木圭介が逃亡者となって、医師・八神妙子の研究パクリ疑惑を晴らそうとしたのだが、それは完全な善意ではなく、贖罪だった。

実は、藤木圭介は同僚の八神妙子から研究について相談を受けていたのだが、その研究内容を岡部薬品に勤務している先輩・長谷川に漏らしてしまった。

長谷川が軽い気持ちで上司に、八神妙子が新薬の研究が完成待ちかだと報告すると、上司は親会社「イースト薬業」の主力商品が売れなくなる事を懸念して、長谷川に八神妙子の研究を盗ませたうえ、医学界の重鎮に八神妙子の研究はパクりだと批判させ、八神妙子の研究を潰したのである。

つまり、藤木圭介が先輩・長谷川に八神妙子の研究内容を漏らさなければ、八神妙子は研究をパクりだと批判される事も無く、無事に新薬を完成させる事が出来ていたのである。

だから、藤木圭介が逃亡者となって、医師・八神妙子の研究パクリ疑惑を晴らそうとしたのは、罪滅ぼしだと考えられる。

なお、「逃亡医F」の原作の最終回と結末のネタバレは「逃亡医F-原作のあらすじと真犯人のネタバレ」をご覧ください。

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