となりのチカラ-最終回の感想-どうする家康
松本潤が主演するテレビ朝日のドラマ「となりのチカラ」の最終回の感想です。
「となりのチカラ」のあらすじとネタバレは「となりのチカラ-あらすじと最終回のネタバレ」をご覧ください。
となりのチカラ-最終回の感想
「となりのチカラ」の最終回を観た。まさに、火中の栗を拾うようなドラマだった。
困っている人を助けるのと、他人のトラブルに首を突っ込んでいく事の、線引きが曖昧だが、他人のトラブルに首を突っ込むのは止めた方が良いと思った。
私も知人に頼まれて、他人のトラブルに首を突っ込んだ事があるのだが、損をするだけで、何も良いことは無かった。
ところで、松本潤はNHKの大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じるのだが、徳川家康が中越チカラの立場ならどうするだろうか?
徳川家康が中越チカラの立場なら、おそらく、トラブルを無視するだろう。
実は、徳川家康が天下を統一したとき、九州の黒田家と細川家の間で年貢に関するトラブルが発生したのだが、徳川家康は黒田家のトラブルを無視しているのだ。
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黒田家と細川家の間で年貢に関するトラブル
豊前・中津城18万石の大名・黒田長政は、関ヶ原の合戦で東軍を勝利に導き、筑前52万石を拝領し、増加転封となった。
領地替えとなった者は、旧領地では年貢を徴収せず、新領地で年貢を徴収する決まりになったいた。
しかし、黒田長政は旧領地の豊前・中津で年貢を徴収してから、新領地の筑前へと引っ越したので、豊前・中津を拝領した細川忠興は年貢を徴収できないという自体に陥ったので、江戸幕府を開いた徳川家康に訴えた。
ところが、徳川家康は天下を統一したばかりで、天下は安定していなかったため、ここでトラブルに巻き込まれれば、再び世が乱れると思い、黒田家と細川家の間で年貢トラブルを無視したのである。
となりのチカラ-ナレーションが猫の意味
私は「となりのチカラ」を見る限り、「となりのチカラ」のテーマは、ことわざの「火中の栗を拾う」である。
「火中の栗を拾う」とは、自分の利益にならないのに、危険を犯すという意味である。まさに、中越チカラ(松本潤)の性格を表すようなことわざだ。
「火中の栗を拾う」ということわざは、イソップ童話が元になっているとされる。
家の主人が暖炉で栗を焼いていたので、猿は猫をおだてて、猫に暖炉の栗を拾わせるという話である。
「となりのチカラ」で中越チカラ(松本潤)の心境をナレーションしていたのは、マンションの前の公園に居る猫だったのは、「火中の栗を拾う」がテーマだったからなのだろう。
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