パンドラの果実-最終回のネタバレと感想

ディーン・フジオカが主演する日本テレビのドラマ「パンドラの果実」の最終回のネタバレと感想です。

パンドラの果実-最終回のネタバレと感想

「パンドラの果実」の最終回を観た。緊張感があって面白かった。

私は、榊原康生(加藤雅也)が奇跡の遺伝子「エルマー遺伝子」を持つ星来に不老不死のウイルス「プロメテウス・ウイルス」を注射したのは不老不死になるためだと思っていた。

しかし、榊原康生の狙いは、その先にあった。

榊原康生の目的は、星来の体内でプロメテウス・ウイルスと感染力の強いインフルエンザウイルスを掛け合わせて、新型プロメテウス・ウイルスを作ることだった。

私はエルマー遺伝子が目的なら、星来ではなくても、冷凍保存されている星来の母親でも良いのでは無いかと思っていたのだが、星来の中で2つのウイスルを掛け合わせる事が目的なので、生きている星来でなければならなかったということだった。

榊原康生が「宿主」という言葉を使っていたので、何の事だろうと思っていたのだが、最終回で見事に「宿主」を回収していたのでスッキリした。

さて、榊原康生は「最後の審判」という言葉も使っており、不思議に思っていたのだが、「最後の審判」も最終回で回収された。

榊原康生は、新型プロメテウス・ウイルスを世界に広めて、人類滅亡の危機を招こうとしていた。

人類を進化させるためには、人類滅亡の危機が必要だと考えていたようで、人類滅亡の危機を乗り越えた人間は不老不死を手に入れられるという計画だった。

不老不死は数千年前から人類が追い求めている夢だが、未だに実現していないと言うことは、科学がどんなに進歩しても不老不死なんて実現しないのではないかと思う。

そこで、不老不死の生物なんているのかと思って調べてみたら、ベニクラゲは不老不死らしい。

詳しい仕組みは分からないが、ベニクラゲは死ぬときに若返り、複数のクローンが誕生するので、不老不死らしい。

それで、ベニクラゲの研究がされているのだが、人間が不老不死になる方法は完成していない。

遺伝子がどのようなモノか知らないが、ベニクラゲの不老不死の遺伝子を人間の遺伝子に書き換えても、人間は不老不死にならないのだろうか?

さて、もう1つの不老不死の道としては、ボディーハッカージャパンのカールカーンが言っていたマインドアップロードだ。

マインドアップロードは全脳エミュレーションとも呼ばれ、脳みそをスキャンして、コンピューターで脳を再現するという方法だ。

コンピューター上で脳(精神)が生き続けるので、ある意味では不老不死になる。

人間の脳を再現するのにもの凄いコンピューターが必要らしく、今は実現不可能だが、コンピューターが発達すれば、実現可能と言われている。

ただし、脳をスキャナしたら肉体は死ぬらしいので、一度やったら元には戻れないようだ。

さて、榊原康生は、新型プロメテウス・ウイルスを自分に打って「最後の審判」を受けたが、乗り越える事が出来ずに死んでしまうという結末だった。

榊原康生がボディーハッカージャパンのパーティーに仕掛けた新型プロメテウス・ウイルスは、警察に阻止され、回収された。

星来も保護され、エルマー遺伝子が消えて普通の女の子になったようで、ハッピーエンドだった。

しかし、回収された新型プロメテウス・ウイルスは厚生省で保管されており、エルマー遺伝子も冷凍保存されている母・亜美が持っているので、シリーズ化されれば、第2、第3の榊原康生が誕生しそうな雰囲気の最終回で面白かった。

さて、榊原康生はマッドサイエンティストだったが、言ってることに色々なテーマが盛り込まれており、言っていることは奥が深かった。

榊原康生を全否定する事は出来ず、一理あると言う点が深いと思った。

最終回も面白かったし、この手の話が好きなら、「パンドラの果実」はお薦めだ。続編はHuluで放送しているので、続編はHuluをチェックしてください。

原作はシュミレーション仮説なども登場するので、ドラマとは違った感じで面白かったので、原作もお薦めだ。

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