ブギウギーリリー白川(清水くるみ)のモデルはアーサー美鈴

NHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場するリリー白川(清水くるみ)のモデルのネタバレです。

「ブギウギ」のリリー白川(清水くるみ)

朝ドラ「ブギウギ」に登場するリリー白川(清水くるみ)は、花田鈴子(趣里)と同期で梅丸少女歌劇団(USK)に入り、花田鈴子と桜庭和希(片山友希)で仲良し3人組となる。

リリー白川は実家が裕福だったので、バレーを習っており、花田鈴子らよりも実力がある。

リリー白川には、「白川幸子」という名前もあるのだが、白川幸子が本名で、リリー白川は芸名なのかもしれない。

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ブギウギーリリー白川(清水くるみ)のモデルのネタバレ

朝ドラ「ブギウギ」に登場するリリー白川(清水くるみ)は、性格が「あざと小悪魔」ということなので、リリー白川の実在のモデルは松竹楽劇部の「アーサー美鈴」だと考えられます。

下の画像の左側がブギウギのリリー白川で、右の画像がモデルのアーサー美鈴です。

ブギウギのリリー白川とモデルのアーサー美鈴
出典:朝ドラ「ブギウギ」など

アーサー美鈴は、大正5年9月生まれ、松竹楽劇部に入って男役として活躍した。

笠置シヅ子は大正3年(1914年)8月生まれなので、笠置シヅ子が2歳年上である。

アーサー美鈴は当初、「美鈴あさ子」という芸名で活動していたが、三笠静子が「笠置シズ子」へ改名したのと同じ時期(昭和10年頃)に「アーサー美鈴」へと改名した。

さて、昭和7年(1932年)に松竹楽劇部の女生徒がストライキを起こした「桃色争議」という事件が起きた。

この「桃色争議」の処分で、ストライキでリーダーを務めたスター飛島明子らが解雇され、松竹楽劇部は大勢のスターを失い、人気が低迷してしまう。

アーサー美鈴や笠置シヅ子はストライキに参加したが、松竹楽劇部に残留し、大勢のスターが解雇されたおかげで、スターの仲間入りを果たして松竹楽劇部の幹部となり、笠置シヅ子らとともに、人気が低迷した松竹楽劇部を立て直した。

そして、アーサー美鈴は松竹楽劇部を代表する男役スターとして活躍し、東京の男役スター水の江瀧子ともに「男装の麗人」と並び称され、「西のアーサー、東のターキー」と呼ばれた。

アーサー美鈴は小悪魔だった

男役で活躍したアーサー美鈴が家庭を崩壊させたという小悪魔的なゴシップが残っているので紹介しておきます。

現代とは違い、当時はお金持ちの男性は妾を持つのが普通だった。昭和の半ばまでは、男性が妾を持つことを公言しており、妾はステータスのひとつだった。

こうしたお金持ちの妻は、夫から愛してもらえないので欲求不満となっており、そこへ少女歌劇が流行したので、お金持ちの妻は少女歌劇にハマった。

もちろん、少女歌劇を見に行くだけなら良いのだが、少女歌劇のスターに入れ込んで、スターに次々にプレゼントをして、その見返りを受け取るような人が居た。なかにはピアノや家をプレゼントする人も居たという。

しかし、お金持ちの男性からすれば、妻が変な男に貢ぐよりは安全だし、妻の相手をしなくても良いので、妻の事を黙認した。

いや、妻が少女歌劇に入れ込んでいる間に、妾と遊べるので、むしろ好都合だったのかもしれない。

ただ、なかには離婚に発展したケースもある。

あるお金持ちの妻は、松竹楽劇部にハマって毎日のように通い、やがて、男役のアーサー美鈴と交わりを持つようになり、発起人となってアーサー美鈴の後援会まで作ったので、世間から2人の関係が疑われるようになった。

しかも、お金持ちの妻は毎日のように料亭で騒いだり、夫が出張などで不在になると、アーサー美鈴を自宅に連れ込んで、レコードを掛けて歌ったり踊ったりしていたので、近所の失笑を買うようになり、終いには夫から離婚を宣告されてしまったのだ。

他にも、アーサー美鈴の恋愛関係のゴシップがあるので、小悪魔的な女性だったのかもしれない。

リリー白川(清水くるみ)は、性格が「あざと小悪魔」というから考えても、リリー白川のモデルはアーサー美鈴なのかもしれない。

なお、朝ドラ「ブギウギ」のモデル一覧は「朝ドラ「ブギウギ」の実在のモデル一覧」をご覧ください。

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