朝ドラ「ブギウギ」のあらすじとネタバレ
趣里が主演するNHKの朝ドラ「ブギウギ」のあらすじとモデルの実話のネタバレです。
なお、朝ドラ「ブギウギ」のモデル一覧は「朝ドラ「ブギウギ」の実在のモデル一覧」をご覧ください。
ブギウギの目次
- ブギウギ-第1週「わて、歌うで」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第2週「笑う門には福来たる」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第3週「桃色争議や」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第4週「わて、香川に行くで」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第5週「ほんまの家族や」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第6週「バドジズってなんや?」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第7週「義理と恋とワテ」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第8週「母の死」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第9週「贅沢は敵だ」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第10週「開戦」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第11週「運命の出会い」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第12週「戦火の中の結婚の誓い」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第13週「戦火の歌声」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第14週「戦火の歌声2」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第15週「ワテらはもう自由や」のあらすじとネタバレ
- ブギウギ-第16週「ワテはワテだす」のあらすじとネタバレ
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ブギウギ-第1週「わて、歌うで」のあらすじとネタバレ
風呂屋「はな湯」の娘・花田鈴子(趣里)は、小学校の卒業を前に、友達のタイ子と卒業後の進路について話し合う。
花田鈴子は雑誌で花咲少女歌劇団(花咲音楽学校)の記事を見て、花咲音楽学校を受験するが、受験に失敗する。
花田鈴子は落ち込むが、父・花田梅吉(柳葉敏郎)から大阪の梅丸少女歌劇団(USK)へ入る事を勧められて受験し、なんとか梅丸少女歌劇団へ入る事が出来たのだった。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の第1週の実話のネタバレは「ブギウギ-鈴子が花咲少女歌劇団(花咲音楽学校)の試験に落ちた実話」をご覧ください。
ブギウギ-第2週「笑う門には福来たる」のあらすじとネタバレ
花田鈴子(趣里)は梅丸少女歌劇団に入団し、同期生の桜庭辰美、白川幸子と出会う。
梅丸少女歌劇団のトップは大和礼子(蒼井優)で、花田鈴子らの指導担当は先輩の橘アオイだった。
やがて、花田鈴子はデビューが決まり、「笑う門には福来たる」ということで、「福来スズ子」という芸名を付ける。
同期生の桜庭辰美は芸名「桜庭和希」、白川幸子は「リリー白川」という芸名になった。
なお、登場メンバーのモデルについて知りたい人は下記をご覧ください。
ブギウギ-福来スズ子(趣里)のモデルのネタバレ
ブギウギー大和礼子(蒼井優)のモデルのネタバレ
ブギウギー橘アオイ(翼和希)のモデルのネタバレ
ブギウギ-桜庭和希(桜庭辰美)のモデルとネタバレ
ブギウギーリリー白川(清水くるみ)のモデルとネタバレ
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ブギウギ-第3週「桃色争議や」のあらすじとネタバレ
福来スズ子が梅丸少女歌劇団に入って6年が経過し、福来スズ子、桜庭和希、リリー白川の3人は梅丸少女歌劇団の戦力となっていた。
後輩の秋山美月(伊原六花)は花咲少女歌劇団から移籍してきており、秋山美月の才能は福来スズ子らを脅かす存在となっていた。
桜庭和希は秋山美月の才能に圧倒され、梅丸少女歌劇団を辞めようとするが、大和礼子が提案したラインダンスによって梅丸少女歌劇団に残る事を決意する。
そのようななか、梅丸少女歌劇団を運営する「梅丸」が団員の人員整理と減給を発表した。
大和礼子はこのリストラに反発して「梅丸」に意見を申し入れ、労働争議へと発展するのだった。
なお、秋山美月(伊原六花)の実在のモデルについては「ブギウギー秋山美月(伊原六花)のモデルは秋月恵美子をご覧ください。
ブギウギ-第4週「わて、香川に行くで」のあらすじとネタバレ
梅丸少女歌劇団のリストラに反発した大和礼子らは、山寺に籠もってストライキを起こし、世間では「桃色争議」として話題になっていた。
大和礼子に思いを寄せていた股野義夫(森永悠希)は、勢い余って大和礼子に告白する。
やがて、大和礼子と橘アオイはストライキの責任を取って退団する事を条件に、梅丸少女歌劇団に大和礼子らの要求を飲ませ、「桃色争議」は終了した。
その後、弟の花田六郎が自分は福来スズ子の本当の弟ではないと疑心暗鬼になる。
そのようななか、香川県の治郎丸家(白壁さん)で法事が行われる事になり、福来スズ子と花田六郎は香川県の治郎丸家を訪れるのだった。
さて、「ブギウギ」の第4週で解決した「桃色争議」と呼ばれるストライキは史実でも発生しており、モデルになった実話は「ブギウギ-労働紛争「桃色争議」のモデルと実話のネタバレ」をご覧ください。
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ブギウギ-第5週「ほんまの家族や」のあらすじとネタバレ
弟の花田六郎が自分は福来スズ子の本当の弟ではないと疑心暗鬼になっていたが、香川県の治郎丸家(白壁さん)を訪れると、福来スズ子は養子だったことが判明するのだった。
昭和12年(1937年)、「桃色争議」の責任を取って退団した大和礼子と橘アオイの代わりに、リリー白川と秋山美月がスタートして活躍していた。
ある日、福来スズ子は、ピアニスト股野義夫(森永悠希)と結婚した大和礼子と再会し、福来スズ子は大和礼子と助言で歌手としての道を本格的に目指そうとする。
それから、まもなく、大和礼子は死んだ。
大和礼子は腎臓を患っており、医師から出産を諦めていなかったが、出産を諦めずに出産し、赤ちゃんと引き換えに死んだのだった。
なお、大和礼子が死ぬのは史実なので、実話となったモデルについては「ブギウギー大和礼子(蒼井優)の実在のモデルとネタバレ」をご覧ください。
ブギウギ-第6週「バドジズってなんや?」のあらすじとネタバレ
福来スズ子と秋山美月は、東京で新しく設立する「梅丸楽劇団(UGD)」の旗揚げにスカウトされ、梅丸少女歌劇団を退団して上京する。
そして、2人は梅丸楽劇団で、ダンサーの中山史郎(小栗基裕)、作曲家の羽鳥善一(草彅剛)、演出家の松永大星(新納慎也)らと出会う。
福来スズ子は、演出家の松永大星に惚れ、秋山美月は、ダンサーの中山史郎が好きなったようだ。
さて、福来スズ子は羽鳥善一から渡された新曲「ラッパと娘」を歌うことになるが、歌詞の「バドジズ、デジドダー」の部分の意味が分からずに悩む。
しかし、福来スズ子は「ラッパと娘」を自分のものにして、スイングの女王としての第1歩を踏み出すのだった。
なお、「バドジズ」の意味については「ブギウギ-「バドジズ・デジドダー」の意味のネタバレ【ラッパと娘】」をご覧ください。
ブギウギ-第7週「義理と恋とワテ」のあらすじとネタバレ
昭和14年(1939年)、福来スズ子(趣里)は「ラッパと娘」のレコードが売れて人気者になっていた。秋山美月(伊原六花)もレコードは発売していないが、人気者になっていた。
秋山美月はダンサーの中山史郎(小栗基裕)を好きになっており、福来スズ子は演出家の松永大星(新納慎也)を好きになっていた。
そのようななか、福来スズ子は羽鳥善一から作詞家の藤村薫(宮本亞門)を紹介される。
さて、福来スズ子は、ライバル会社の「日宝」へ移籍する松永大星から、君が必要だと言われ、「日宝」への移籍を誘われる。
梅丸楽劇団に引き抜きの話を知られてしまい、福来スズ子は軟禁されそうになるが、なんとか逃げだし、松永大星と駆け落ちしようとするが、松永大星は大切な人がアメリカに居ると言い断った。
福来スズ子は日宝へも行けないし、梅丸楽劇団にも戻れないと落ち込むが、作詞家の藤村薫から「センチメンタル・ダイナ」の歌詞を渡され、羽鳥善一の歌を歌いたいと思い、梅丸楽劇団に残るのだった。
一方、秋山美月は中山史郎からプロポーズされるが、自分が輝ける人生を歩みたいと考え、プロポーズを断って、大阪の梅丸少女歌劇団(USK)に戻るのだった。
ブギウギ-第8週「母の死」のあらすじとネタバレ
弟の花田六郎(黒崎煌代)が徴兵され、母・花田ツヤ(水川あさみ)も病気で治療費が必要になった。
やがて、母・花田ツヤが死ぬと、花田梅吉(柳葉敏郎)は、仕方なく、傾いた風呂屋「はな湯」を手放す事を決めた。
「はな湯」の記憶喪失の従業員「ゴンベエ」は、風呂屋「はな湯」を立て直したいと考えたが、お金が足りない。
そこへ、三沢光子という女性が現れ、「はな湯」の記憶喪失の従業員「ゴンベエ」が伊福部玉五郎という名前で、以前は呉服屋の若旦那あった事が判明する。
三沢光子は行方不明になった伊福部玉五郎を探しており、伊福部玉五郎と結婚するためにお金を貯めていた。
伊福部玉五郎は三沢光子との結婚を受け入れ、2人でお金を合わせて、「はな湯」を引き継いだ。
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ブギウギ-第9週「贅沢は敵だ」のあらすじとネタバレ
日中戦争が始まって3年が経過し、生活は少しずつ苦しくなっていた。世間では軍歌が流行しており、梅丸楽劇団(UGD)の公演も戦争の影響を受け、経営が厳しくなっていく。
福来スズ子は舞台で激しく動き回っていたので、警察から三尺四方からはみ出さずに歌うように指導された。
福来スズ子は指導を守らなかったので、警察に連行されてしまい、福来スズ子は直立不動で歌うようになるが、ブルースの女王・茨田りつ子(菊地凛子)から「貴女の歌は面白くない」と言われてしまう。
ある日、福来スズ子の元に小林小夜と少女が現れる。少女は出来にして欲しいと頼んだが、福来スズ子は小林小夜を追い出した。
やがて、梅丸楽劇団は解散すると、悩んでいた福来スズ子は、自分が歌いたい歌を歌う茨田りつ子をみて、「福来スズ子とその楽団」を旗揚げするのだった。
なお、「福来スズ子とその楽団」については別ページで解説しているので、「福来スズ子とその楽団」のモデルや実話については「ブギウギ-「福来スズ子とその楽団」のモデルは「笠置シズ子とその楽団」」をご覧ください。
ブギウギ-第10週「開戦」のあらすじとネタバレ
昭和19年(1944年)、「福来スズ子とその楽団」に、五木ひろき(村上新悟)というマネージャーと世話係の小夜が加わっていた。
福来スズ子はジャズを歌っていたの敵性歌手という評価が広まり、茨田りつ子もブルースを歌っていたことから、警察の取締を受けて苦しんでいた。
出征していた弟・花田六郎が戦死したので、福来スズ子は落ち込み、父・花田梅吉は故郷の香川県に帰る事を決めた。
そのようななか、福来スズ子は、羽鳥善一の提案で、茨田りつ子と一緒にコンサートを開催。福来スズ子は「ラッパと娘」、茨田りつ子は「別れのブルース」を歌い、コンサートを成功させる。
そして、福来スズ子は、東京で歌えないのなら地方で歌えば良いと言い、地方巡業に出る事を決めると、羽鳥善一は福来スズ子に新曲「アイレ可愛や」をプレゼントするのだった。
ブギウギ-第11週「運命の出会い」のあらすじとネタバレ
昭和18年、福来スズ子らは地方巡業を初めて1年が経過していた。
福来スズ子は愛知県を訪れたとき、大学生の村山愛助(水上恒司)と出会い、村山愛助が村山興業の御曹司だと判明する。
その後、福来スズ子は大阪の梅丸少女歌劇団(USK)を訪れ、リリー白川(清水くるみ)、桜庭和希(片山友希)、秋山美月(伊原六花)の3人と再会する。
さて、東京へ戻った福来スズ子は村山愛助と距離を縮めていくが、村山興業の東京支店長・坂口から、村山愛助は村山興業の後継者なので近づくなと釘を刺される。
福来スズ子は年齢が9歳も離れているので恋愛ではないと釈明するが、村山愛助から告白されるのだった。
ブギウギ-第12週「戦火の中の結婚の誓い」のあらすじとネタバレ
福来スズ子と村山愛助は、村山興業の東京支店長・坂口から別れるように迫られるが、2人は逆に交際を決意し、交際を開始する。
そのようななか、福来スズ子はマネージャーの五木から、手切れ金が貰えるので、別れた不利をして欲しいと頼まれる。「福来スズ子とその楽団」の経営が苦しいのだという。
その後、五木にはナツという女性が居た事が判明。福来スズ子は五木の事情を知って貯金から支援をしようとかと考えるが、五木は既に村山興業から手切れ金を貰っていた事を明かして謝罪し、福来スズ子の前から消えるのだった。
なお、マネージャー五木ひろきの実在のモデルは「ブギウギ-五木ひろき(村上新悟)のモデルのネタバレ」をご覧ください。
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ブギウギ-第13週「戦火の歌声」のあらすじとネタバレ
朝ドラ「ブギウギ」の第13週のあらすじとネタバレです。
村山愛助が結核に感染して入院。福来スズ子は熱心に村山愛助を看病する。
それを知った村山興業の東京支店長・坂口は、福来スズ子を認め、村山愛助のために家を借りて、2人を住まわせ、福来スズ子に看病を頼んだ。
東京支店長・坂口が村山愛助の母・村山トミに頼んでくれたので、山下が福来スズ子のマネージャーとなり、福来スズ子は仕事を再開するが、村山トミは2人の交際を認めなかった。
こうして、地方巡業に出た福来スズ子は巡業先で、東京が空襲を受けたという知らせを受けるが、福来スズ子は公演を延期して帰りたかったが、何もせずに客を帰すわけにはいかないと思い、公演を続けた。
幸い、福来スズ子らの家は無事で、村山愛助も被害を受けていなかった。
一方、羽鳥善一は上海で合同演奏会を開くことが決定しており、合同演奏会に向けて意気込んでいた。
他方、茨田りつ子は地方の慰問先で軍歌を歌うように指示されたが、軍歌を歌うことを拒否していた。
ブギウギ-第14週「戦火の歌声2」のあらすじとネタバレ
上海で陸軍から音楽会の開催を任された羽鳥善一(草彅剛)は、「夜来香」をブギにアレンジして、李香蘭に歌って貰う。
一方、慰問中の茨田りつ子(菊地凛子)は、兵隊のリクエストで「別れのブルース」を歌う。
他方、福来スズ子(趣里)は富山の会場で、戦死した弟をテーマとした「大空の弟」という曲を歌うのだった。
そして、終戦を迎えるのだった。
朝ドラ「ブギウギ」の第15週「ワテらはもう自由や」のあらすじとネタバレ
スズ子は、終戦を迎えて、巡業先から東京へと戻ってきます。
闇市に買い物に出かけたスズ子らは、米兵からチョコレートをもらい、宝くじを購入してみました。
やがて、日劇が再開され、スズ子は楽団を復活させ、仕事を再開してます。
宝くじは外れてしまったのですが、小林小夜は宝くじをくれた米兵サム・ブラウンと交際を開始します。
そのようななか、スズ子は、楽団員が他の楽団の助っ人に行っている事を知り、楽団を解散するのでした。
ブギウギ-第16週「ワテはワテだす」のあらすじとネタバレ
村山愛助は大学を卒業して母親が社長を務める村山興業で働き始めた。
福来スズ子は、喜劇王のタナケンこと棚橋健二の舞台に出演することになるのだが、タナケンは何もアドバイスをくれず、不安になっていた。
そのようななか、小林小夜が現れ、交際していた米兵サム・ブラウンに捨てられたと泣くのだが、サム・ブラウンが現れ、アメリカに着いてきて欲しいと言い、小林小夜にプロポーズする。
スズ子は小林小夜をサムに取られるような気がしたので、結婚に反対したが、2人の気持ちを知り、サムに小林小夜の事を頼んだ。
さて、スズ子は善一の言葉で、自分は自分だと気づき、東京弁を止めて大阪弁で芝居の稽古に臨むと、タナケンはスズ子を認め、全部受け止めてやると言う。
その後、スズ子はエノケンとの舞台を成功させ、小林小夜はサムとともにアメリカへと旅立つのだった。
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「ブギウギ」のモデルと実話のネタバレ
朝ドラ「ブギウギ」の主人公・花田鈴子(趣里)のモデルは、「スイングの女王」「ブギの女王」として活躍した歌手の笠置シヅ子です。
笠置シヅ子は1914年(大正3年)8月25日に、香川県大川郡相生村黒羽(現在の東かがわ市)で生まれた。
母親は笠置シヅ子を出産しても結婚が許されなかったので、大阪から出産で里帰りしていた相生村の亀井ウメが笠置シヅ子を養女として引き取り、大阪に連れて帰った。
亀井夫婦は大阪で小さな米屋を営んでいたが、米騒動に嫌気が指ししていたので、笠置シヅ子が小学校へ入る年に米屋を廃業して風呂屋を始めた。
養母・亀井ウメは芸好きで、笠置シヅ子を踊りや三味線に通わせており、笠置シヅ子が小学校を卒業すると、兵庫県の宝塚少女歌劇を受験させたが、笠置シヅ子は子供の頃から体が弱かったので、身体検査で身長が足りずに落ちた。
笠置シヅ子は落ち込んでしまうが、大阪の道頓堀にも宝塚少女歌劇と同じような事をやっている「松竹楽劇部」があると教えてもらったので、宝塚少女歌劇を訪れて懇願すると、音楽部長の松本四郎が入れてくれた。
「ブギウギ」の花田鈴子(趣里)は、リリー白川(清水くるみ)と桜庭和希(片山友希)とで仲良し3人組となるが、モデルの笠置シヅ子に仲良し3人組が居たのかは不明だ。
さて、笠置シヅ子は、練習をしすぎて先生から叱られるほど練習熱心で、病欠が出たら代役として出演し、松竹楽劇部で起きたストライキ事件(桃色争議)の処分で大勢の先輩が居なくなると、スターとなり、歌手として活躍するようになる。
昭和13年、弟・亀井八郎が兵隊に取られたため、笠置シヅ子は両親を養わなければならなくなり、金銭的な事情がから、給料の上がる東京の「松竹楽劇団(SGD)」へ移籍し、「松竹楽劇団」で作詞家の服部長一と出会う。
笠置シヅ子は服部長一に認められてジャズ歌手として活躍し、「スイングの女王」と呼ばれるようになる。
やがて、戦争の影響で、ジャズは「敵性音楽」となり、笠置シヅ子は付けまつげや踊りながら歌うことを禁止されたうえ、「敵性歌手」に指定され、警察からにらまれてしまう。
松竹引き抜き事件の後、東京の「松竹楽劇団(SGD)」が解散したので、笠置シヅ子は松竹から独立して「笠置シズ子とその楽団」を結成して、地方巡業や工場慰問を行うのだった。
そのようななか、笠置シヅ子は、吉本興業の御曹司・吉本穎右と出会い、恋に落ち、結婚の約束をするのだった。
戦後、笠置シヅ子と吉本穎右は、結婚に向けて動き出すが、吉本穎右の母親で吉本興業の創業者・吉本せいが2人の結婚に反対した。
そのようななか、吉本穎右は吉本家の財産を整理するために大阪に戻り、その直後に笠置シヅ子の妊娠が判明するのだった。
笠置シヅ子は結婚を機に芸能界を引退することにしていたので、最後の舞台を終えると、芸能界を引退して、吉本穎右が戻ってくるのを待った。
しかし、吉本穎右は結核に感染しており、東京に戻ってくることなく、死去した。
翌日、笠置シヅ子は吉本穎右が死んだ事を知らされ、吉本穎右の遺言を教えられる。
遺言は、生まれてくる子供が男なら「エイ造」、女なら「エイ子」と名付けよ、というものだった。
その後、笠置シヅ子は女児が生まれたので、吉本穎右の遺言に従い、「亀井エイ子」と名付け、娘エイ子を抱えて歌手に復帰し、服部良一の手がける「東京ブギウギ」のヒットでスターダムを駆け上がり、「ブギの女王」と呼ばれるのだった。
その後、笠置シヅ子のモノマネをする少女・美空ひばりが現れ、笠置シヅ子は美空ひばりに追い抜かれてしまい、歌手を引退して女優として活動していくのだった。
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