ブギウギー橘アオイ(翼和希)のモデルは柏ハルエ
NHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場する橘アオイ(たちばな・あおい/翼和希)のモデルとネタバレです。
ブギウギ-橘アオイ(翼和希)のネタバレ
朝ドラ「ブギウギ」の橘アオイ(翼和希)は、道頓堀に出てきた「梅丸少女歌劇団(USK)」の1期生で、男役のトップスターとして活躍している。
橘アオイは迫力があるダンスが得意で、新入生として入ってきた花田鈴子(趣里)やリリー白川(清水くるみ)の教育係となり、厳しく指導することになる。
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橘アオイ(翼和希)のモデル
「ブギウギ」の橘アオイのモデルは、候補が何人かいるのですが、「橘アオイ」という名前の感じから推察すると、柏ハルエ(柏晴江)がモデルだと思います。
下の画像の左側がブギウギの橘アオイで、右側がモデルの柏ハルエです。
柏ハルエは大阪府の出身、大正2年(1913年)11月16日生まれで、夕陽丘女学校を中退して、昭和4年に大阪の松竹楽劇部に入部し、男役スタートして活躍した人である。
笠置シズ子が大正3年生まれ、昭和2年に入部なので、笠置シヅ子の方が1歳年下だが、笠置シヅ子の方が先輩となる。
さて、柏ハルエが大阪の松竹楽劇部で「準スター」くらいの扱いだった昭和8年に、松竹楽劇部の部員が待遇改善を訴えてストライキを起こした「桃色争議」が勃発した。
桃色争議は松竹が一部の改善要求を認めたことで終結したが、桃色争議の処分で飛鳥明子など、大勢のスターが解雇されたため、松竹楽劇部はスター不在となり不振に陥ってしまう。
そこで、松竹楽劇部は翌年の昭和9年に「大阪松竹少女歌劇団(OSSK)」へと改称して再起を図った。
大阪松竹少女歌劇団へ改称した第1回公演が、男役の柏ハルエが主演する「カイエーダムール」で、松竹は東京の男役スター水ノ江瀧子に対抗して、柏ハルエを西の男役として売り出した。
「カイエーダムール」は再起を目指す第1回公演なので、松竹は大々的に宣伝しており、コロムビアと提携して、「カイエーダムール」の主題歌2曲をレコードに吹き込んで発売している。
このレコードは、笠置シズ子がA面「恋のステップ」を歌い、柏ハルエがB面「いぢわるもの」を歌っており、笠置シズ子の歌手デビュー作である。
このように、柏ハルエは、桃色争議の後、男役スタートして活躍し、不振に陥っていた大阪松竹少女歌劇団を盛りたてていくことになるのだが、昭和13年ごろに引退したようだ。
朝ドラ「ブギウギ」に登場する橘アオイのモデルが柏ハルエなら、橘アオイが活躍するピークは「桃色争議」の後ということになりそうだ。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデル一覧は「朝ドラ「ブギウギ」の実在のモデル一覧」をご覧ください。
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コメント欄
昔のスターでも、今見ても綺麗です。